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胆振東部地震に思う [2018年10月11日(Thu)]
厚真町のある地区は、地震による地滑りで集落の殆どが埋まりました。生き残った方はほんの数名。一カ月が過ぎ漸く足を運ぶ気になった。遺品の片付けにでも行こうかなという気になれた。出会う事のできたご遺族、ご親戚の方々からそんな声を頂きました。

行方不明者の捜索が終えた現場は家具家財は散らかり、大切なもの探しなどいったい何から手をつけていいのかもわからないほどの惨状を目にし更に心が折れてしまう。
気持ちがそうさせても、誰も手伝ってくれない。自分ひとりで素手でやるしかない。大量の土砂を前にそれは無理なこと。警察とか消防とか自衛隊とかやってくれそうなところに行くも、役場にでも相談に行ってみて下さいとの返事が返ってくる。

役場ではそんな可哀想な方を対応する法的根拠がなく、同じく曖昧な返事が返ってくる。例えば、ボランティアセンターへ相談することなど。災害救助法で家屋は公費で解体し処理され、探し物はその時に見つかるかも知れませんから安心して下さい、とは言ってくれない。それは行政として当該エリアの具体的な計画が定まっていないから曖昧なことは言えないからか。

それでも何かせねばと被災現場に戻るしか無く、ボーッとしてると、何か手伝いましょうか?と見ず知らずの人から声を掛けられる。

私たちOPEN JAPAN、DRT JAPANそして日本財団は道庁と町役場から特別に許可を頂き、立ち入り規制エリアに自由に出入りすることができた。いつ訪れるかも知れないご遺族やご親戚の方を見つけるために時間を見つけては集落に足を運ぶ。突然見ず知らずの人間に声を掛けられても、ご遺族の方々からあなたは誰ですか?と言われたことは不思議と一度もない。行くあてもなく藁をもすがる思いが見て取る。

一カ月を過ぎた、四十九日が過ぎた、そんな心の整理のための時の経過を大切に考えながら、もう少し、ほんの少しの頑張りを仲間たちに!