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クラッシュシンドローム [2009年03月02日(Mon)]
地震によって倒壊した家屋の梁などに挟まれ、長時間身体の部分が圧迫された状態になり、救出されてもその後容態が急変し、ショック死することがあります。これがクラッシュシンドローム(挫滅症候群)であす。阪神・淡路大震災でも、このことが原因で死亡したとされる例が相当数あったと報告されています。

◆その死に至る原因は、
1)長い時間の身体の一部が圧迫されで細胞が破壊される。
2)身体を圧迫していた物が急に取り除かれたことによって、でそれまで滞っていた血流が全身に巡り始め、壊死した筋細胞からカリウム、ミオグロビン、乳酸などが血液中に大量に漏出して、身体全体に流れ発症する。
3)その時にカリウムなどによって腎臓に障害を起こし、やがて心停止に至る場合もある。

◆ではこれを防ぐにはどうしたらよいか?
1)何時間位挟まれているかを確認する。成人なら大よそ3時間位は大丈夫と言われていますが、一刻も早く圧迫を取り除くことが必要。但し、体力のない人や子供や老人はさらにその時間が短いとされる。
2)時間が多く経過している場合には急に圧迫しているモノを取り除かないことも必要。徐々にゆっくりと取り除くこと。
3)救出された時は圧迫された部位よりも心臓に近い側を、救急車などが来るまで強く縛ることが必要。

◆クラッシュシンドロームの治療は血液透析などをすることによって回復します。

このイラストでも解るようにジャッキアップをしながら、徐々に圧迫を取り除くために様々な形の角材やクサビが必要となります。その時に活躍するのが小型のチェーンソーです。地域防災には必ずチェーンソー技術を取り入れましょう。安全な使用方法を学ぶことによって、便利で重要なな救援機材となります。

※動力機械を使った災害ボランティア講習会を首都圏で初開催します。
http://blog.canpan.info/coco/archive/277