DRT首都圏初開催 [2009年02月16日(Mon)]
動力機材等を活用した災害ボランティア講習会 【DRT2009川崎(神奈川)】 −Disaster Relief Training 2009− ◆趣 旨: 先の能登半島地震や中越沖地震においては沢山のブロック塀の倒壊があり、その処理の多くはボランティアの人力作業によって行われています。しかし、作業の効率性・安全性を考えた場合、動力機械による作業の必要性を改めて感じたところです。このように大規模災害に備えチェーンソーやパワーカッターなどの動力機械を操作できる専門性を兼ね備えたボランティアの育成については長年の課題でもありました。 また、水害でのボランティア活動は重機などの機械力と人海戦術を取り混ぜた効率的な活動が、炎天下でのボランティア活動において安全面・健康面からも、とても重要であると認識されたところです。 阪神・淡路大震災以降、災害ボランティアセンターでのコーディネーターの養成は社協を中心に多くの団体においても行われてきましたが、ボランティアが実際に活動する被災現場でのいわゆる「現場コーディネーターの養成は全く行われておらず、作業の非効率さも指摘されています。そのような背景を受け、今般、災害ボランティアのレベルアップを目的として実施するものです。 なお、この講習会は資格や認定を目的としたものではなく、動力機材の操作等を体験することによりその技術力や効率性を再認識し、それぞれの団体・個人の知識を深め、専門性を兼ね備えたボランティアのより高度なコーディネーターの養成のために企画されたものです。 ◆会 期:2009年3月28日(土) 09:00〜18:00 ◆開催場所:神奈川県立高津養護学校 住所:川崎市高津区向ヶ丘16 ◆募集定員:約20名程度 ◆主 催:DRT2009実行委員会(復興V支援タスクホース) ◆会場協力:神奈川県立高津養護学校 ◆講師協力NGO: 《技術系災害ボランティアネットワーク》 ・ヒューマンシールド神戸(長野) ・あかつきボランティアネットワーク(東京) ・SVTS風組横浜(神奈川) ◆講習内容: ・チェーンソー(救援・救出、流木処理、水害時の床はがし) ・チェーンソーの整備 ・エンジンカッター(ブロック・石塀等の処理) ・ジャッキアップ技術(救援・救出) ・牽引機材の活用(救援救出・二次災害防止策) ・土嚢袋の活用 ◆その他: @現地集合、現地解散 A服装は、本講習会に相応しい格好で(ヘルメット・手袋・安全靴・防塵マスクは必携で) Bボランティア保険・傷害保険等は各自にてお願いします。 Cその他の食料等は各自で D雨天でも実施しますので各自雨具の用意を ◆問合せ先メール:teambeavertail@msn.com 既に災害ボランティアの経験のある方の技術向上、或いは未だ被災地でのボランティアの経験のない方など、どなたでも参加できます。使用する機材等はすべて女性の方でも十分操作可能なものです。 -------------------------------------------------------- 《参考》過去のDRTの概要等 新潟県旧山古志村(現長岡市) https://blog.canpan.info/makezu/category_22/ 宮城県白石市 https://blog.canpan.info/coco/category_11/ ※川崎では重機等の使用はありません。 |