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水害の教訓 [2008年09月01日(Mon)]
先日、栃木県鹿沼市で悲惨極まりない災害による事故があった。いつも走っていた道が豪雨によって増水し、自分の車両の中に閉じ込められ不幸にも命を落としてしまった女性がいた。携帯電話で消防や家族に救助を連絡するも、消防は他の事故と勘違いし出動がなされず、結果見殺しとなってしまった。ではどうして彼女は自力で車から外に出て逃げられなかったのか?

これまで経験した水害被災地で車両による事故を少し振り返り、自分なりにその教訓をランダムに思い起こしてみよう。

◆密閉性の高いモノコック構造の小型乗用車は、いとも簡単に水に浮かんで、転がってしまう。

《教訓1》
増水した道路を車で走って避難することは極めて危険。むしろ生身の体で逃げたほうが安全との意見も多い。実際に電信柱に掴まったり、家屋やガソリンスタンドの屋上に登り助かった例も数多い。
《教訓2》
どうしても乗用車で避難しなければならないときは、雨が降っていても少しでも窓を開けて走るほうが安全度は高い。窓を開けているほうが空気が抜ける分だけ、理屈としては浮きにくい。が、いずれにしても車両での避難は道路と側溝などの区別をつかなくなりかなり無謀な行為です。

◆増水した道をトラックなどの大型車両が走っていたが、後を追いかけ走っていた乗用車が流されてしまった。

《教訓3》トラックと乗用車は構造が全く違い、トラックは重量があり車高が高い分だけ結果として比較的増水には強い構造になっている。
《教訓4》
大型ホイールローダーやパワーショベルなどの重機類は、重量もあり相当水かさが増えても走行できる。特に大型のホイールローダーはタイヤも大きくバケットもあり救助用として活躍した例も多い。

◆電動式の窓の開閉は電気系統にトラブルが生じると開かなくなる。水害は電気系統が故障しやすい。また高潮による水害は海水の塩分の関係で化学反応を起こし、車両から出火することもある。

《教訓5》
日ごろから内側から窓を割るためのハンマーなどの道具を車両内に備えておく。フロントガラスよりもリアガラスの方が割れやすく出来ている。

◆水位がドアまで達するほど増水した場合は、外からの水圧でドアは開けにくくなる。

《教訓6》
あえて窓などから水を入れ外圧と内圧の差を少なくし、足などで蹴るように開ける。