「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」
という句があります。これは5月は
青葉、ホトトギス、かつおの良い時期だということをうたった俳句です。
また正しくは「目には青葉、山ほととぎす、初鰹」だそうです。
青葉、ホトトギス、かつおと3つも季語が入っているというかわった俳句のようです
青葉も葉の落ちた枝にしだいに芽吹いてくるし、
色の変化があるから感動を呼ぶ、
これが1年中緑だとしたら、このような俳句にもならなかったでしょうね。
眼で見る視覚についで、聴覚。
耳で聞くものとして、春の鶯から変わって目立ってくるのがホトトギス。
この鳴き声は「東京特許許可局」などと聞こえる人もあるようですが、こう鳴きます。
「てっぺん、かけたか。てっぺん、かけたか」
皆様もホトトギスの鳴き声をよく聞いてみてください
ひなたぼっこの周りではまだ聞けていません^^;
要は、ホトトギスの鳴き声を表した擬音語なのです。
初鰹
これは言うまでもないでしょう。美味しいです
ひなたぼっこの定食にも出したいですが
太平洋産のカツオは、震災以降の水揚げが実際より少なかったりします。
私の実家は宮城の気仙沼という所ですが
津波の影響で港はそこまで復旧していません。
水揚げ量も前年度よりは少ないため魚の値段も上がっています。
初鰹をいれたことには別の背景もありまして
天文六年(1537)の夏のこと。
北条氏綱が小田原沖でカツオ釣りを見物していたところ、
一尾のカツオが跳ねて船の中に飛び込んできました。
氏綱は、「戦に勝つ魚(かつうお)が舞い込んだ」とその吉兆を喜び、
その後武州の兵と戦って大勝利をあげました。
このことから縁起の良い魚とされ、そ
の後の江戸っ子が縁起物として初鰹を珍重するようになったのは、
この故事が由来のようです
この句は今から300年ほど前の人、
享保年間(1716年没)の山口素堂という方が残したものです。
5月という暦を現す俳句として秀逸なものだと言えるでしょう
素堂は松尾芭蕉にも影響を与えた人で、芭蕉より2歳年上ですが、
相互に信頼しあって兄弟のような交わりをした人物なのです。
(ひなたぼっこ:M)