儀式と撮影の日々(フアンタマ湖篇その2) [2009年11月30日(Mon)]
朝、夜通しで儀式をしたフアンタマ湖を見渡す高台からは、ウイラ山が見えました。
火山活動を示す煙が空に舞い上がっていました。数10キロ〜100キロ離れていると思いますが、ここに来るまでの道中も、火山灰をかぶった植物をたくさん見かけました。 フアンタマ湖をバックに1シーン撮影後、山(というよりも崖)を下り、湖のほとりでラストシーンを撮りました。 ピオさんと、象徴的な女性を演ずるヒゼラが湖に入る(帰る)という神秘的なシーンです。 私達からは何も言わなかったのですが、2人は上半身裸・下着姿になり、湖に入って行きました。 撮影後、男性スタッフは湖で水浴びをしていました。 日本人でここまで来た人は、珍しいんだからNaomiも入ればいいのにと言われましたが、寒いのと帰り道の体力を温存したかったので、湖に入るのは止め、聖なる水を飲むだけにしました。 フアンタマ湖に来る事はナサ民族にとっても、非常に特別な体験です。外国人は私1人だったんですが、チームのメンバーやフアンタマが私を受け入れてくれて、一緒に時間を過ごした事は、一生の思い出になりました。 |