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機材を寄付 [2009年01月18日(Sun)]

タフヌのメディアセンターに名前がつきました。
Cineminga, Qwen Zi' (シネミンガ・クウェンジー:(*Qwen Zi =NASAを意味するナサ語)です。
シネミンガは、Cineminga Qwen Zi' (以下、シネミンガ・ナサと表記)に、4番目のサポーターさんから頂いた新品のビデオカメラとバッテリーで稼働するビデオカメラ、1番目のサポーターさんからのマッキントッシュコンピュータ、3番目のサポーターさんからのビデオカメラ・三脚・カメラバッグ、5番目のサポーターさんからのデジタル写真カメラを寄付する事にしました。

2007年にワークショップをして以来、メディアセンターの中心になって活動してくれているのは、ヘオディエルとヘロニモの2人です。
現地へ来て分かった事ですが、2人は1台だけビデオカメラを入手したようで、前回のワークショップが終わってから、火山の様子や、運動など、事ある毎に記録を続けていました。
ただ、停電が多いのと、miniDVのテープを入手するのが困難(お店が近所にないのと高額な
ため)なのがネックですが・・・。
当初は新品を1つだけ寄付するつもりだったのですが、彼らのビデオ(かなり使い込んだ代物)が、ちょうど私たちの滞在中に壊れてしまったので、もう1台寄付する事にしました。

ヘオディエルは、シネミンガ・ナサのリーダー的存在です。27才という若さながら、コミュニティでは、代表の片腕として、様々な役割を果たしています。ビデオ制作に強い興味を持っているだけでなくセンスもあり、なかなかの腕前です。プロデューサーとしての才能もあります。

ヘロニモは沈着冷静なタイプ。カメラマンとしてこれからぐんぐん上達しそうです。
ビデオカメラのボタンは日本語表示、マニュアルも日本語。メニューは英語表示出来ますが、彼らは英語が理解出来ません。それでも彼らは、数日でメニューや機能を覚え、見事に使いこなしています。思わず大拍手!!!

タフヌはインターネットが通じておらず、停電もしょっちゅうです。発電機はありますが、ガソリンが高額なので、気軽に使うわけにはいきません。 そんな生活が2年も続いているのです。大きな街へは車を使っても数時間、仕事にでかけるわけにもいきません。

シネミンガのビデオワークショップのゴールは「仕事を作る事」。ビデオ制作を、仕事として受注するのです。言語や文化の記録、特産品や歴史のPRなど、この地域でビデオを作りたいというニーズは確実にあります。そして、シネミンガ・ナサは、少しずつですが、確実に前に向かっていると感じます。

事実、今、居留区では現地の植物などを使ったジュースを作って販売しよう!という新しいビジネスを開拓しようとしています。ヘオディエルたちは、このジュースの販売戦略として宣伝用のビデオを作ろうと考えています。シネミンガ・ナサのパイロットプロジェクトとしてはぴったり。具体的なビデオ構成を、これから一緒に考えていく予定です。
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