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あしたのジョー [2010年10月22日(Fri)]
不良、ボクシング、一匹狼 というキーワードで、僕の世代からその上の世代の男性に絶大なる支持を受けていた「あしたのジョー」という漫画がある。
簡単に言ってしまうとそのストーリーは、

不良少年がドヤ街で知り合ったアル中の元プロボクサーの教えでボクシングの道に進み、宿命のライバルとの戦いが描かれている。

というもの。
今でも、矢吹丈という男は、男から見ると格好良い。
多分女性から見たらそうでもないのだろうけど。


以前、このブログでも出したあまりに印象的な、最後のシーンがある。

戦いが終わり、全てを出し切ったジョーが語った言葉が、『白い灰になった』だった。

このシーンの言葉は、我らの世代では全力を出し切った時に使われている言葉で、もはや30年くらい経っているのではないだろうか。実際には、S45に放映なので、S46生まれの私は、再放送で知っているだけなんだけど。

めちゃくちゃな飲み会をやった時、地元の父ちゃん仲間の間でも、『白い灰になった』という名言が出た。
ま、父ちゃん仲間は同世代なので、必然的に出た言葉と言っても過言ではないくらい、やはり有名なシーンなのである。
(でも、Y村氏って俺よりもだいぶ年下だよな。見た目は、ジョーのドンピシャ世代だけど・・・)


昨日、YAHOOのニュースの中で、このジョーの最終話にまつわる気になる記事が出ていた。
それが以下である。


あしたのジョー“幻のラストシーン”あった

 ジョーは生きていた‐。世代を超えて読み継がれている故・梶原一騎氏(1987年没、享年50)原作のボクシング漫画「あしたのジョー」。来年2月には41年ぶりに実写版映画が公開されるなど、今も話題は尽きない。原作者の実弟で作家の真樹日佐夫氏(70)は、リング上で“死んだ”と一般的に解釈されてきた主人公の矢吹丈がその後も生き続ける“幻のラストシーン”の存在をデイリースポーツに明かした。矢吹が『白い灰』となる結末の裏には、お蔵入りとなった梶原氏の原稿があった。

 累計発行部数は2000万部以上。時代を超えたロングセラー作品には幻のラストシーンがあった。真樹氏は「全く違う内容だった」と証言する。
 「俺はちばさんに渡す前の梶原の原稿を読んでいた。最終回の白く燃え尽きるコマの前には、段平がジョーのそばに行って『お前は試合に負けてケンカに勝ったんだ。そう思え』とリングで語りかける場面が書かれていた。そして時が流れ、ジョーはパンチドランカーとなっている盟友カーロス・リベラとともに療養所の庭みたいな所にいて、日差しの中、2人して笑顔で戯れているシーンで終わっている」
 この案に猛反対したのが作画を担当した漫画家・ちばてつや氏(71)だった。真樹氏は電話口で火花を散らせた両者のバトルに立ち会っていた。
 「梶原が自分の原稿を電話で伝えると、ちばさんは『これだけ長く15回戦の試合を描いてきたのに、いくら何でも段平の“ケンカに勝った”はないでしょう』と反論し、ケンカになった。梶原は『じゃあ、勝手にしろ!!』とかんしゃくを起こし、ちばさんは『やらせてもらいます!』と電話を切った。それで、あの結末になった。ちばさんが正解だったとは思うんだけれども、それは結果論。梶原の頭の中ではジョーを死なすつもりは毛頭なかったんだよ」
 白黒をつけずに複数の解釈を可能とした『ちば版』のラストは作品を不朽の名作に昇華させた。だが、真樹氏は兄の死後も、その遺志をくんで続編を模索してきた。
 「梶原は続編を想定したラストを書いた。ちばさんも“死んだ”とは描いていない。“白い灰”はあくまで比喩(ひゆ)。15年ほど前、俺は映画会社から頼まれた続編のシノプシス(粗筋)を書いたことがある」
 真樹氏は、そのシノプシスを披露した。
 「メンドーサは王座防衛後、自身のパンチに恐怖を感じ、ベルトを返上して引退するが、ジョーは追いかけて再戦を要求。療養所の庭のような所で決着をつけるべく戦う。ジョーの原点である少年院でのボクシングに回帰して‐」
 『真樹版ジョー』はお蔵入りとなったが、現在も続編を模索する動きがある。それは主人公の生死を超えた次元で、作品そのものが無限大の可能性を秘めて“生きている”という証しである。





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