日時 2019年12月14日(土)14:00〜16:30(受付13:45〜)
会場 多世代交流拠点おおなみこなみ(京成検見川駅より徒歩11分)
参加者 16名
主催 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金
※寄付月間2019公式認定企画
◆プログラム◆
・開会のあいさつ
<第1部>助成事業成果報告
(2018年度「子どもの今と未来を支える基金」助成団体)
*NPO法人Art for Children’s SHINE:「児童養護施設野の花の家(木更津市)でのアートセラピー活動の継続的実施と作品展/ワークショップの開催」
*NPO法人ほっとすぺーす・つき:「家庭訪問型子育て支援『ホームスタート・さくら』普及のための冊子づくり」
*松戸市10代向け情報発信・調査研究プロジェクト:「松戸市10代向け情報発信・調査研究事業」
(事業指定助成プログラム助成団体)
*NPO法人ユニバーサル就労ネットワークちば:「チャンス創造ファンド〜働きづらさを抱える人が就労支援を受ける機会を増やしたい〜」
*2019千葉県台風・豪雨災害支援基金助成の状況(ちばのWA地域づくり基金)
〜休憩〜
<第2部>交流会
・ちばの未来を語り合おう「私が考える理想のコミュニティ」
・理事長よりメッセージ
・写真撮影・終了
【開催報告】
第1部の助成事業成果報告会では、団体のミッション・活動紹介、助成事業概要、実施報告、振り返り(成果)、現在の状況についてご報告いただきました。
各団体には参加者から応援メッセージを送りました。
*NPO法人Art for Children’s SHINE:「児童養護施設野の花の家(木更津市)でのアートセラピー活動の継続的実施と作品展/ワークショップの開催」
NPO法人Art for Children’s SHINEは、児童養護施設において子ども達にアート体験を届け、自分を自由に表現できる「特別な時間」を提供し、子ども達の自立心や自尊心を育む支援活動をしています。
本事業で、社会的養護下に暮らす子どもたちに、アートセラピー活動が継続でき、作品展も開催することができました。
日頃自分の作った作品をお披露目する機会がないので、作品展開催は子ども達ひとりひとりの自信に、施設の職員さんも子ども達の作品の力を再認識する機会となりました。
地域との連携も少しずつ進み、アートセラピー活動に新しくボランティアさんが参加しています。
2020年3月には作品展&ワークショップを開催する予定です。
<作品展>
<副理事長の高橋さん>
*NPO法人ほっとすぺーす・つき:「家庭訪問型子育て支援『ホームスタート・さくら』普及のための冊子づくり」
NPO法人ほっとすぺーす・つきは、子供から高齢者まで一人ひとりが自らの力で問題を解決し、それぞれの能力を活かすことで自信を取り戻し、地域住民がお互いに支え合う差別や偏見がない社会を目指して居場所運営、ホームスタートさくら等の事業を実施しています。
今回はホームスタートさくらの認知度を上げるため、活動報告書、リーフレットを作りました。
活動報告書作成に当たっては県内の54自治体や300か所を超える子育て支援拠点を対象にアンケートを実施、県内の子育て支援状況を調査。また、ホームスタートの利用者への取材、県内の他のホームスタート団体の紹介、ホームスタートの紹介など、これからホームスタートを運営してみよう、利用してみよう、という方々にもわかりやすくまとめたものとなりました。
リーフレットや活動報告書は県内の全市町村、子育て、母子担当、子育て交流拠点、佐倉市の民生委員児童委員などに配布、報告書の完成に合わせて報告会も実施しています。
<理事の飯野さん>
*松戸市10代向け情報発信・調査研究プロジェクト:「松戸市10代向け情報発信・調査研究事業」
松戸市内の5つの団体が取り組むプロジェクト。
親からの情報発信が届きづらい10代に、自らが行きたい場所、行ける場所の選択肢を届けるために調査をしました。
担い手を十分に確保できず事業計画を大幅に変更せざるを得なったが、アンケートからは、中高生が友達とよく行く場所とひとりでよく行く場所が違っていたこと、公共施設は「よく行く場所」として選ばれていないこと、今ある居場所を知られたくないという当事者たちの声を拾うことができた。今後はリアルな居場所に限らず様々な可能性を模索して行きたいとのこと。
<小熊さん>
*NPO法人ユニバーサル就労ネットワークちば:「チャンス創造ファンド〜働きづらさを抱える人が就労支援を受ける機会を増やしたい〜」
NPO法人ユニバーサル就労ネットワークちばは、ユニバーサルな地域社会をめざして、働きづらさを抱える人への就労支援、子ども・若者・ひきこもり状態にある方々への支援などを行なっている団体です。
就労体験に行く際の交通費がない、を解決するためにつくったチャンス創造ファンドへの寄付集めを行いました。このプログラムで寄付集めというところは振るわなかったが、その後も寄付活動を継続、現在は100万円以上の原資がある状態になりました。10名ほどの方々に研修や健康診断に行く際の交通費や衣服などに給付できています。
このチャンス創造ファンドが全国的な交通費問題を民間レベルで解決する先進事例として厚労省の検討の場において紹介され、他県でも独自の基金をつくった自治体が数カ所でてきている。さらに法人独自の給付制度があることで支援員の支援選択肢が増え、支援の幅が広がったそうです。
事業指定プログラムではあまりお役に立てませんでしたが、「チャンス創造ファンド」の当事者や社会に対しての波及効果が素晴らしいと思いました。
<事務局長の鈴木さん>
<参加者からの応援メッセージ>
*2019千葉県台風・豪雨災害支援基金助成の状況(ちばのWA地域づくり基金)
9月に発生した15号により被災者の支援活動を支える基金の寄付状況、助成状況を報告しました。
12月12日時点で寄付総額が4,685,644円、13団体に助成をしています。
引き続き地元の主体と連携しながら必要な資源をつなぎ、復興へ向けて取り組んで行きます。
第2部の交流会では、参加者とともにテーブルを囲み和やかな雰囲気の中、一人ひとりが理想のコミュニティとは何かを語り合いました。
年末のお忙しいところ、参加された皆さまありがとうございました!
◯参加者のアンケートより:満足度85%
・子ども〜若者の支援に様々な視点からの取り組みがあることを知ることができ、取り組みのヒントとしたり連携したりすることができる場として、有意義だと思いました。
・いろいろな活動がどこかで繋がっていることを感じました。繋げる今回のような活動が大切だと感じました。ありがとうございました。
・報告にはいろいろな気づきがありました。ただ、司会の方に「応援」メッセージを、と言われたので、意見は書けず、直接報告団体の方にお渡ししました。4時から自分の団体の会議があったため、1部だけで失礼してしまい残念でした。今回台風の被害支援に取り組まれたことに感謝しています。私も神奈川県の友人に聞かれ、紹介することができました。
・第1部、報告への質疑応答時間がもう少し長く欲しかった。…深められなかった。
◯「子どもの今と未来を支える基金」への寄付:16,000円いただきました。
寄付月間ということで、寄付が地域でどう使われているのか考える機会となりました。ありがとうございました。