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2019年12月20日

【開催報告】ちばのWA助成事業成果報告会&交流会2019

12月14日(土)「ちばのWA助成事業成果報告会&交流会2019」を開催しました。

日時 2019年12月14日(土)14:00〜16:30(受付13:45〜)
会場 多世代交流拠点おおなみこなみ(京成検見川駅より徒歩11分)
参加者 16名
主催 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金
※寄付月間2019公式認定企画

◆プログラム◆
・開会のあいさつ
<第1部>助成事業成果報告
(2018年度「子どもの今と未来を支える基金」助成団体)
*NPO法人Art for Children’s SHINE:「児童養護施設野の花の家(木更津市)でのアートセラピー活動の継続的実施と作品展/ワークショップの開催」
*NPO法人ほっとすぺーす・つき:「家庭訪問型子育て支援『ホームスタート・さくら』普及のための冊子づくり」
*松戸市10代向け情報発信・調査研究プロジェクト:「松戸市10代向け情報発信・調査研究事業」
(事業指定助成プログラム助成団体)
*NPO法人ユニバーサル就労ネットワークちば:「チャンス創造ファンド〜働きづらさを抱える人が就労支援を受ける機会を増やしたい〜」

*2019千葉県台風・豪雨災害支援基金助成の状況(ちばのWA地域づくり基金)

〜休憩〜
<第2部>交流会
・ちばの未来を語り合おう「私が考える理想のコミュニティ」
・理事長よりメッセージ 
・写真撮影・終了

【開催報告】
第1部の助成事業成果報告会では、団体のミッション・活動紹介、助成事業概要、実施報告、振り返り(成果)、現在の状況についてご報告いただきました。
各団体には参加者から応援メッセージを送りました。

*NPO法人Art for Children’s SHINE:「児童養護施設野の花の家(木更津市)でのアートセラピー活動の継続的実施と作品展/ワークショップの開催」
NPO法人Art for Children’s SHINEは、児童養護施設において子ども達にアート体験を届け、自分を自由に表現できる「特別な時間」を提供し、子ども達の自立心や自尊心を育む支援活動をしています。
本事業で、社会的養護下に暮らす子どもたちに、アートセラピー活動が継続でき、作品展も開催することができました。
日頃自分の作った作品をお披露目する機会がないので、作品展開催は子ども達ひとりひとりの自信に、施設の職員さんも子ども達の作品の力を再認識する機会となりました。
地域との連携も少しずつ進み、アートセラピー活動に新しくボランティアさんが参加しています。
2020年3月には作品展&ワークショップを開催する予定です。
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<作品展>

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<副理事長の高橋さん>


*NPO法人ほっとすぺーす・つき:「家庭訪問型子育て支援『ホームスタート・さくら』普及のための冊子づくり」
NPO法人ほっとすぺーす・つきは、子供から高齢者まで一人ひとりが自らの力で問題を解決し、それぞれの能力を活かすことで自信を取り戻し、地域住民がお互いに支え合う差別や偏見がない社会を目指して居場所運営、ホームスタートさくら等の事業を実施しています。
今回はホームスタートさくらの認知度を上げるため、活動報告書、リーフレットを作りました。
活動報告書作成に当たっては県内の54自治体や300か所を超える子育て支援拠点を対象にアンケートを実施、県内の子育て支援状況を調査。また、ホームスタートの利用者への取材、県内の他のホームスタート団体の紹介、ホームスタートの紹介など、これからホームスタートを運営してみよう、利用してみよう、という方々にもわかりやすくまとめたものとなりました。
リーフレットや活動報告書は県内の全市町村、子育て、母子担当、子育て交流拠点、佐倉市の民生委員児童委員などに配布、報告書の完成に合わせて報告会も実施しています。
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<理事の飯野さん>


*松戸市10代向け情報発信・調査研究プロジェクト:「松戸市10代向け情報発信・調査研究事業」
松戸市内の5つの団体が取り組むプロジェクト。
親からの情報発信が届きづらい10代に、自らが行きたい場所、行ける場所の選択肢を届けるために調査をしました。
担い手を十分に確保できず事業計画を大幅に変更せざるを得なったが、アンケートからは、中高生が友達とよく行く場所とひとりでよく行く場所が違っていたこと、公共施設は「よく行く場所」として選ばれていないこと、今ある居場所を知られたくないという当事者たちの声を拾うことができた。今後はリアルな居場所に限らず様々な可能性を模索して行きたいとのこと。
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<小熊さん>


*NPO法人ユニバーサル就労ネットワークちば:「チャンス創造ファンド〜働きづらさを抱える人が就労支援を受ける機会を増やしたい〜」
NPO法人ユニバーサル就労ネットワークちばは、ユニバーサルな地域社会をめざして、働きづらさを抱える人への就労支援、子ども・若者・ひきこもり状態にある方々への支援などを行なっている団体です。
就労体験に行く際の交通費がない、を解決するためにつくったチャンス創造ファンドへの寄付集めを行いました。このプログラムで寄付集めというところは振るわなかったが、その後も寄付活動を継続、現在は100万円以上の原資がある状態になりました。10名ほどの方々に研修や健康診断に行く際の交通費や衣服などに給付できています。
このチャンス創造ファンドが全国的な交通費問題を民間レベルで解決する先進事例として厚労省の検討の場において紹介され、他県でも独自の基金をつくった自治体が数カ所でてきている。さらに法人独自の給付制度があることで支援員の支援選択肢が増え、支援の幅が広がったそうです。
事業指定プログラムではあまりお役に立てませんでしたが、「チャンス創造ファンド」の当事者や社会に対しての波及効果が素晴らしいと思いました。
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<事務局長の鈴木さん>

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<参加者からの応援メッセージ>


*2019千葉県台風・豪雨災害支援基金助成の状況(ちばのWA地域づくり基金)
9月に発生した15号により被災者の支援活動を支える基金の寄付状況、助成状況を報告しました。
12月12日時点で寄付総額が4,685,644円、13団体に助成をしています。
引き続き地元の主体と連携しながら必要な資源をつなぎ、復興へ向けて取り組んで行きます。
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第2部の交流会では、参加者とともにテーブルを囲み和やかな雰囲気の中、一人ひとりが理想のコミュニティとは何かを語り合いました。
年末のお忙しいところ、参加された皆さまありがとうございました!
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◯参加者のアンケートより:満足度85%
・子ども〜若者の支援に様々な視点からの取り組みがあることを知ることができ、取り組みのヒントとしたり連携したりすることができる場として、有意義だと思いました。
・いろいろな活動がどこかで繋がっていることを感じました。繋げる今回のような活動が大切だと感じました。ありがとうございました。
・報告にはいろいろな気づきがありました。ただ、司会の方に「応援」メッセージを、と言われたので、意見は書けず、直接報告団体の方にお渡ししました。4時から自分の団体の会議があったため、1部だけで失礼してしまい残念でした。今回台風の被害支援に取り組まれたことに感謝しています。私も神奈川県の友人に聞かれ、紹介することができました。
・第1部、報告への質疑応答時間がもう少し長く欲しかった。…深められなかった。

◯「子どもの今と未来を支える基金」への寄付:16,000円いただきました。
寄付月間ということで、寄付が地域でどう使われているのか考える機会となりました。ありがとうございました。
posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 15:22| Comment(0) | 事業報告

2019年10月03日

うらやす市民大学特別講座始まりました

10月よりうらやす市民大学×浦安市民活動支援センター共催の特別講座「事例に学ぶ市民活動〜はじめの一歩から次の一歩へ」4回連続講座が始まりました。
当財団はこの講座のコーディネーターを務めています。
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第1回は「地域に拓く市民活動の価値と役割」ということで認定NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ代表理事の牧野昌子さんに講師をお願いしました。
参加者はすでに市民活動をされている方、そうでない方など28名。
NPOについて基礎的な理解、地域社会の課題について、市民活動の役割の変化などを約1時間お話いただきました。
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参加者からは
・行政や公共施設のやることと市民活動のやることの違いは何か?
・NPOにはなぜ職員が必要なのか?
・将来起こりうる課題についての情報がほしい
・市が共有会議を主催しているが市民にはわからない
・浦安市民に郷土愛がない。郷土愛を育む活動が必要かもしれない
などの質問や感想などがありました。

次回は市原市のNPO法人報徳の会 内田未来楽校へ見学に行きます。
4回の講座を通じて参加者のみなさんに多くの気づきや具体的な次の一歩のきっかけになってもらえればと思います。

会場は廃校になった旧入船北小学校です。
まちづくり活動プラザとしてリニューアルし、うらやす市民大学をはじめまちづくり活動を行う団体のシェアオフィス、貸しスペースがあります。
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posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 16:21| Comment(0) | 事業報告

2019年09月29日

【報告】「NPOのための助成金活用セミナー&第三者組織評価制度説明会」を開催しました!

2019年9月25日(水)、「NPOのための助成金活用セミナー&第三者組織評価制度説明会」を開催しました!

休眠預金制度や遺贈寄付など、民間による新たな資金が動き始めている今、当財団では(一財)非営利組織評価センターと協働で、社会課題の解決に向けて公益活動を積極的に行なっているNPO法人等の信頼性と透明性の向上を図り、これを社会と共有する事で同団体に対するより充実した支援環境を構築することを目的に、千葉県で初めて第三者組織評価制度の利用促進に向けた説明会を開催しました。
----------開催概要---------
日時:2019年9月25日(水)13:30〜16:40(受付13:15〜)
会場:千葉市民会館 第5会議室(JR千葉駅東口より徒歩7分)
内容:
<第1部>13:30〜15:00
NPOのための助成金活用セミナー「リアルな助成金の活用を考える」
団体の成長を助ける「助成金」。なぜ助成金が必要なのでしょうか?改めて助成金を活用して事業を、団体を、社会をどう変えたいか?一緒に考えましょう!
<第2部>15:10〜16:40
第三者組織評価制度説明会「なぜ今、組織評価が必要なのか?」
NPOを取り巻く環境は変化しており、今後NPO業界そのものの信用を高める必要があります。そのためには、客観性が確保された団体の組織評価情報が団体の寄付者や支援者に広く共有されることが必要です。最新のNPOを取り巻く社会環境とガバナンス、それに伴い組織評価と第三者認証が生まれた背景と「ベーシック評価」「アドバンス評価」から構成されるグッドガバナンス認証制度について紹介します。あわせて、組織評価の基準を用いたミニワークを実施します。
講師:山田泰久さん(一般財団法人非営利組織評価センター業務執行理事/NPO法人CANPANセンター代表理事)
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当日は10名の方が参加し、まずは助成金活用の5つのポイント「考え方を知る・基礎知識を身につける・苦労しないように準備する・検討すべき事項を学ぶ・構造的に捉える」を学びました。
助成金だけではなく支援者を獲得するために欠かせないのが情報発信。「よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である」という通り、知っている人、関わっている人しかその価値がわからないのではなく、価値を可視化することの重要性も改めて学びました。
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アイスブレイクでは、自分が助成財団の職員になったつもりで2億円の予算でどんな助成プログラムを作るか?を考え、共有しました。
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参加者からは
「助成金を使って終わりではなく、助成金をどう次につなげるかという使い方をしなければならない」
「助成金の出し手はどのような視点で審査するのかわかりました」
「いつも後手後手になるので、計画を立ていかに使われたかをビジュアル化したい」
という感想をいただきました。

後半は第三者組織評価について、その必要性とミニワーク、制度説明を行いました。
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日頃、目の前の活動が精一杯で手が回らないという団体さんは多いと思いますが、寄付者や行政、企業、助成財団は「支援や協力したい団体が5年後、10年後も存続しているか」ということを考えます。休眠預金や遺贈寄付、社会的投資など新しいお金の受け皿としても信頼性と持続可能性は重要です。そのためにも組織体制、ガバナンスの第三者評価を受けてみて、自団体の不備や不足を発見する機会としていただければと思います。

当財団では、非営利組織評価センターの第三者組織評価「ベーシック評価」を受ける団体のサポートを行います。お気軽にお問い合わせください。
組織評価についての詳細はこちら右向き三角1右向き三角1右向き三角1︎「NPOの組織評価とは」https://jcne.or.jp/evaluation/significance/


【お問い合わせ・お申し込み先】
(公財)ちばのWA地域づくり基金 担当:志村
E-mail:info@chibanowafund.org
TEL:043-239-5335
posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 11:10| Comment(0) | 事業報告

2018年12月20日

【開催報告】「つたえる・つながる・シェア会議〜地域社会の課題解決のためにできること〜」

12月15日(土)「つたえる・つながる・シェア会議〜地域社会の課題解決のためにできること〜」を開催しました。
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日時 2018年12月15日(土)14:00〜16:30(受付13:30〜)
会場 ホテルメイプルイン幕張 研修室(JR幕張本郷駅・京成幕張本郷駅より徒歩3分)
参加者 23名

主催 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金
協力 株式会社ソーケン、ホテルメイプルイン幕張
※寄付月間2018公式認定企画

◆プログラム◆
・開会のあいさつ
<第1部>見過ごすことができないと課題解決に挑む方のストーリー
・「親の離婚を経験した子どもたちを支援するということ」

スピーカー:光本 歩さん(NPO法人ウィーズ 理事長)
・質疑応答

●スピーカープロフィール
1988年8月生まれ、13歳のときに両親が離婚。
自らが父子家庭に育った経験から「子どもが育つ環境によって、抱く希望や夢に制限がかかってはいけない」という思いを強くし、2010年、ひとり親家庭向けの低価格学習塾を立ち上げた。現在まで、親の離婚を経験したこどもからの相談対応をはじめ、様々な子どものための支援活動(学習支援・面会交流支援など)や親をはじめとする大人たちを啓発するための講演・執筆活動を行っている。
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〜休憩〜
<第2部>対話から始まる地域の未来づくり
・地域円卓会議・協働による地域づくりの可能性について

地域の「困りごと」を単独あるいは二者間での解決型から、地域全体が協働して解決していくアプローチの必要性と実践事例をご紹介。
●「いちはらの未来を考える地域円卓会議〜地域課題解決のための、多様な担い手の連携を目指して〜」
●「弧育てを防ぎ、子育てを地域で支え合うプロジェクト(松戸市)」
<交流タイム>

【開催報告】
○第1部「見過ごすことができないと課題解決に挑む方のストーリー」

NPO法人ウィーズ理事長光本さんより、ご自身の生い立ちや経験から親の離婚を経験した子どもの声とピアサポーターの必要性をお話しいただいた。
年間23万人親が離婚した子どもが生まれること、当事者にとって家庭の悩みを言える存在が必要なこと、特に経験者に相談したいこと、別居親へのサポートも必要なことなど。
参加者から「光本さんの自己肯定感はどこからきているのか?なぜ自暴自棄にならなかったのか?」という質問があった。
光本さんは、高校で出会った先生が経験者であったために、悩みを相談できたこと、励まされたこと、親を否定することは自分を否定することになるので、やめようと思った。また現在子どもの力になることで自分の気持ちを消化して言っている、と回答された。

○第2部「対話から始まる地域の未来づくり」
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理事長関谷より、課題の当事者に接近することが市民活動の原点であるが、課題が複雑化し一括りにできない。これまで以上に共有することが求められる。NPOは団体活動が主になっていないか、課題解決になっているか?
地域が横につながることが不可欠で、地縁組織も含め地域の課題解決を見える化するために地域円卓会議は有効である。
○事例報告
専務理事志村より、松戸市で実施中の「子育ての孤立によるドロップアウトの予防」PJの紹介をした。虐待通報件数や不登校児童生徒の増加傾向などから、背景にある親の孤立を地域で防ぐため、NPO、行政、教育機関、事業者等のつながりをつくっている。
課題を共有するために実施した地域円卓会議の有効性を事例として紹介した。
続いて、いちはらの未来を考える地域円卓会議の開催経緯、概要について紹介。
共催した市原市市民活動支援課小橋さんより「庁内で横断的に何かしようと検討していた時に円卓会議の話をもらい、開催に至った。ほかの課には「総合計画に明記されている」と言って協力を得た。当日は市内で大きなイベントが複数あり、人集めが苦労した。もっと若い人にも参加してほしかった。」などお話しいただいた。
参加者から「円卓会議開催にあたってのちばのWAと市の役割分担は?」「横のつながりをつくるのは大事だと思うが、どうやって連携するればいいのか?」という質問があった。
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○参加者アンケートより:満足度平均89点
「シェア会議での気づきや学び、感じたこと、印象に残った言葉は?」
・地域活動の支援にはまず「当事者に接近することが大事」という言葉を聞き、身を正しました。
・地域課題の解決のために活動するのではなく、団体活動するために目的、課題を設定していないかという点は、私の住む地域の団体(市民団体、企業、行政など)に見受けられると感じます。
・「横のつながり」が大切なことは常々感じていることなので、こういう会をうちでもやれないかと思います。
・形としての円卓会議は外見は良さそうに見えるが、話だけでは価値は無い。どう行動・成果に結びつけていくか?が課題
・ひとり親家庭の子の支援と離婚家庭の支援は別であることを考えたことがなかったので勉強になりました。
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この日、「親の離婚を経験した子どもたちの「心」に寄り添うサポーターを育てるプロジェクト」に34,500円の寄付をお預かりしました。ありがとうございました。

ひらめきちばのWA地域づくり基金では、地域や社会の課題を発見、共有する場として継続的にシェア会議を開催していく予定です。
※「シェア会議」は公益財団法人みんなでつくる財団おかやまから始まりました。
posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 15:40| Comment(0) | 事業報告

2017年08月04日

【仮想理事会3】助成事業成果報告会2017 第2部 

仮想理事会第3グループの理事会の内容です。(助成事業成果報告会2017の様子はこちら

仮想理事会……おさらい
助成事業成果報告会2017の第2部では、3グループに分かれて仮想団体の理事になり、課題解決の方法を仮想理事会で話し合ってもらいました。
発表団体、寄付者、財団の選考委員、一般の参加者など年齢や立場の全く違う方々がそれぞれ興味のある団体の理事に就任し、団体の現状から課題と解決方法を考えます。理事会なので、理事長を決めていただきましたが、順当?と思われる方から一番若い!という理由で就任したりとそれぞれ中々興味深い理事会になっていました。

全く関係ない団体の運営を様々な立場の人と一緒に考える事で、いつもと違う見かたや考え方などが出てきたり、また究極は悩みが同じだったりといろいろな意見がでていました。
それぞれのグループごとに出された意見やアイデアをご紹介います。

☆A.NPO法人里山のこしたい 第1回仮想理事会はこちら
☆B.みんな大好きプレーパーク 第1回仮想理事会はこちら

●難病ネットワーク(中間支援団体)第1回仮想理事会●

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<議題:課題のあぶり出しとその対策>
☆課題1 理解者・支援者が少ない
対策 
@当事者の声を届ける 
・発信手段の拡大 SNS Web HP
 全国の当事者とつながる→HPを作るIMGP4494修正.jpg
 SNSで積極的に発信をする
・稀少難病について外に発信する  
・支援窓口でのパンフレットの掲示
Aセミナー、イベントの開催
・一般の人向けのセミナーの開催
・イベント、セミナーで難病を知ってもらう
・DR.など医療関係者の方にセミナーを依頼する(参加費を運営費に)
B居場所づくり
・支援者、ボランティアにつなげる
・地域に発信 様々な難病について情報提供をすすめる
ひらめき全国向けの発信
ひらめき地域に向けての発信

☆課題2 運営費の不足
対策
・寄付をよびかける
・クラウドファンディング、アドバイザーに相談→クラウドファンディングを行う場合どこの部分に資金が必要なのかを明確にし、そこに支援をうける
・セミナー等の参加費を上げる→イベントも含め内容を検討
・助成金に応募
ひらめき魅力ある企画を適正な価格で 当事者へのサービス、市民へのサービスIMGP4535修正.jpg


☆課題3 事務局運営(人材)
・NPO運営に関するコーディネータ・アドバイザー派遣の利用
・当事者自身
・日頃からのボランティア等お世話になっている方たちなど多くの人に声をかける
・事務ボランティアスタッフ募集をかける
・大学サービスラーニングセンターとのコラボレーション(医療系学生、システム系学生)
ひらめき医療系にきょうみのある方、専門性のある方などにアプローチをする


るんるんとにかく知ってもらう事がまずは一番大事。認知度を上げて支援者拡大をめざします!



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posted by Takeuchi at 12:03| Comment(0) | 事業報告

2017年08月03日

【仮想理事会2】助成事業成果報告会2017 第2部 

仮想理事会第2グループの理事会の内容です。(助成事業成果報告会2017の様子はこちら

仮想理事会……おさらい
助成事業成果報告会2017の第2部では、3グループに分かれて仮想団体の理事になり、課題解決の方法を仮想理事会で話し合ってもらいました。
発表団体、寄付者、財団の選考委員、一般の参加者など年齢や立場の全く違う方々がそれぞれ興味のある団体の理事に就任し、団体の現状から課題と解決方法を考えます。理事会なので、理事長を決めていただきましたが、順当?と思われる方から一番若い!という理由で就任したりとそれぞれ中々興味深い理事会になっていました。

全く関係ない団体の運営を様々な立場の人と一緒に考える事で、いつもと違う見かたや考え方などが出てきたり、また究極は悩みが同じだったりといろいろな意見がでていました。
それぞれのグループごとに出された意見やアイデアをご紹介います。

☆A.NPO法人里山のこしたい 第1回仮想理事会はこちら
☆C.難病ネットワーク 第1回仮想理事会はこちら


●みんな大好きプレーパーク第1回仮想理事会●

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<議題 課題のあぶり出しとその対策>
☆団体の認知度が低い
・情報発信力が弱い

☆プレーポークの良さが伝わっていないIMGP4465.JPG
・来場する子どもが限られてきた
・利用者が増えない、広がらない

☆スタッフ不足
・情報発信スタッフがいない
・引継ぎができなかった
・参加者やOBの参加

☆その他・用具などの経年劣化への備えが必要
・寄付での運営でいいか
・継続性が薄い
・土地が有償になったらどう運営するか
・団体内での役割分担
・講習の意義が伝わっているのか?負担感

<背景・本質>
☆マンネリの打破
・プレーパークの良さとは
・運営側と利用者のギャップ
・良さを作れているか?魅力が薄い?
・初期メンバーの子どもが次のリーダー(ガキ大将)IMGP4524修正.jpg
・面白い人がいる
・子どもにはそんなに主体性はない
・本人たちのワクワクはある?
☆資金
☆組織基盤の見直し

<まず取り組むこと>
・自分たちの楽しさを伝える工夫
・管理ではなくて楽しんで参加する
・6感で動けるキャラクター
・改名、プレーパークの名前を子どもたちにつけてもらう
・やきいもパーティー
・鍋大会
・イベントでの募金を募る
・地元企業と協働したイベント、物品寄付なども
・第一世代の子どもたちによる参加運営を
・新規層にむけたイベント


るんるんまずは自分たちがプレーパークを楽むことで、その楽しさをアナログでもSNSでも発信していく事で、共感者を増やしていきたい







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posted by Takeuchi at 16:28| Comment(0) | 事業報告

【仮想理事会1】助成事業成果報告会2017 第2部 

助成事業成果報告会2017の第2部では、3グループに分かれて仮想団体の理事になり、課題解決の方法を仮想理事会で話し合ってもらいました。(助成事業成果報告会2017の様子はこちら

発表団体、寄付者、財団の選考委員、一般の参加者など年齢や立場の全く違う方々がそれぞれ興味のある団体の理事に就任し、団体の現状から課題と解決方法を考えます。
理事会なので、まずは理事長を決めていただきましたが、順当?と思われる方から一番若い!という理由で就任したりとそれぞれ中々興味深い理事会になっていました。

全く関係ない団体の運営を様々な立場の人と一緒に考える事で、いつもと違う見かたや考え方などが出てきたり、また究極は悩みが同じだったりといろいろな意見がでていました。
これからそれぞれのグループごとに出された意見やアイデアをご紹介していきたいと思います。

☆B.みんな大好きプレーパーク 第1回仮想理事会はこちら

☆C.難病ネットワーク 第1回仮想理事会はこちら




●NPO法人里山のこしたい第1回仮想理事会●

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議題<担い手の確保のための方法>
☆若い世代を新しい担い手に確保IMGP4478修正2.jpg
・SNSを使い発信を
・学生団体、サークルとのコラボ企画
・会員を募る イベント、ワークショップなどに参加する会員の中から担い手を募る

・奨学生制度
・SATOYAMA Student などの仕組みを作る

☆仕組みで新しい担い手を確保 
◎50歳くらいがターゲット
・参加者が多い右矢印1メンバーに勧誘、PRをする
・企画をする楽しさを参加者に伝える
・参加者に次回イベントの企画を呼びかける
・運営をサポートするサポーター制度の導入

◎事業として自立化
・里山オーナー制
・生産されたものから特産品を製作
・貸し農地制度を作り、借主には農機具レンタルを。自由に里山を利用する機会を増やす
・滞在施設を設け、参加者のつながりを深める

☆イベントで新しい担い手を確保
・元気なスタッフともう少し若い世代(定年間近の予備世代)が触れ合える機会をつくる
・若い方との飲み会を頻繁に行う
・有料のイベントを開催し、その収入から人材を雇用
・若い世代を意識したセミナーや合宿
・おいしい食を提供し、胃袋をつかむ
・イベント、ワークショップのブランド化右矢印1高付加価値
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☆事務の担い手を増やす右矢印1代表の仕事を軽くするため
・会計、事務処理をする人を募集する(薄謝あり)
・若いお父さんたちに出来る事から運営に参加してもらう
・若者の事務担当
・地元出身の若い方にオンラインで助けてもらう
・地元出身者の会を結成
・シルバー人材センターの活用
・移住者の中から事務担当の成り手を探す
・事務作業、PC作業に慣れている若い世代にイベントを通して参加してもらう

ひらめきセルフチェックの必要性
イベントの集客力はあるのに、運営の担い手がいない右矢印1団体としての魅力はあるのだろうか?
自団体を客観的に見て、良い点、悪い点を見つける
・他団体を視察してメンバーの意識を変える
・今のスタッフで、頑張りすぎない
・現状(65歳以上でも25名もスタッフがいる)はとても素敵なこと



るんるん今まで全部理事でが抱えてきていたけれど、いろんな人に頼りながら支えてもらう事はとても大事だ!

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posted by Takeuchi at 14:23| Comment(0) | 事業報告

2017年08月01日

【開催報告】助成事業成果報告会2017

【助成事業成果報告会2017@千葉市ビジネスセンター】

助成団体はもちろんのこと、県内の行政職員、寄付者、ちばのWAの理事・評議員、様々なステークホルダーが一堂に会し開かれた成果報告会2017。

◆第1部◆では2015〜16年の2年間に助成支援した12団体のうち7団体の成果報告の発表を行いました。


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千葉県の地域課題の解決に最前線で取り組んでおられる団体の発表はどれも聞き応えがあり、書面の報告書からは得にくい臨場感、質疑応答の時間を多く取ったことで、互いにより深い理解と納得のできる発表の場を設けることができたと手応えがありました。

また、質疑応答等を通して寄付者の方、助成団体が双方向でコミュニケーションをとれる貴重な場ともなりました。

団体の方々におかれましては、活動の理解者・寄付者を増やす機会になったのではないかと思います。

◆第二部◆では「仮想理事会に挑戦!団体の活動に共感者を増やすためにできることは何か」というテーマでグループディスカッションを行いました。

事務局で設定した架空の団体の現状と課題をグループ(理事会)で分析し、対策を話し合い発表する…という新しい試みでした。


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どのグループの発表も事前に想定していたのとは異なる方策などがあったり、私自身勉強になりました。

アンケートからも、「グループディスカッションがよかった!」とのお声を多く頂戴いたしました。
自団体の運営上の課題については客観的に見られないことも、他の団体を第3者として見たときには気づくこともあるのではないかと思い企画したこのプログラム。

各団体に持ち帰っていただき、「そういえばあのときこんな意見やアイディアが…」と役立つことがあればと願っています。


弊財団といたしましても、気付きや学びの多かった1日。
千葉県唯一のコミュニティ財団として、地域課題の解決、資源の循環というミッションにしっかり取り組んで参ります。

  事務局  眞柳

posted by 眞柳 at 14:40| Comment(0) | 事業報告

2016年09月06日

【ご報告】「伴走支援事業」コンサル

9月に入ったというのにまだまだ残暑厳しいこの日、市民ファンド推進プログラム助成で実施している伴走支援事業、株式会社PubliCoさんによるコンサルを実施しました。
対象となっている団体はちばのWAほか、NPO法人子どもの環境を守る会Jワールド(松戸市)、報徳の会(市原市)の3団体です。
5回連続でセミナーを受け、盛りだくさんの宿題を一応(!)こなし、いよいよ個別のコンサルに入ったのが5月。それから3ヶ月、自団体の現状を分析しながら強み、弱みを把握し、ミッション達成に向けてそれぞれが成果目標、指標を設定する作業をしています。
いわゆるロジックモデルをもとに成果指標を設定していくわけですが、そう簡単にできるものでもありません。
ちばのWA自身半年かかりましたあせあせ(飛び散る汗)

Jワールドさんは情報発信に取り組むということで、ホームページをリニューアルするために自団体と向き合っています。
ホームページリニューアルから見えてきたこと、リニューアルにあたってのポイントを出しあい、サイトマップを作成していきます。
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報徳の会さんは、成果目標、指標の整理を頑張っています。任意団体として活動するなかで見えてきたものがたくさんあり、地域の住民からの期待も高まってきています。団体としてのミッションとする合わせながら事業の明確化も行っています。

この日はPubliCoの堤さんによる「WEBの使い方講座」も行いました。
ホームページにブログ、SNS…いろいろあってわからないがく〜(落胆した顔)
発信しているけれどどれだけの人が見てくれているのかわからないがく〜(落胆した顔)
更新が面倒で・・・もうやだ〜(悲しい顔)
という疑問にお答えしていただきました!
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この伴走支援事業を通して私たちは、ファシリテーターとしての必要なスキルは何かを学んでいます。課題解決に挑む人たちがどうしたら成果を上げることができるか、アウトプット、アウトカムまでの効果的な伴走ができるように、そしてテクニックだけでは解決しないNPOの問題を改めて感じながら、千葉モデルをつくっていければと考えています。
posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 07:45| Comment(0) | 事業報告

2016年05月07日

【ご報告】組織基盤強化セミナー・連続5回終了

「本気で地域課題の解決を目指すNPOのための 『成果』につなげる組織力強化セミナー(全5回)」が終了しました。

過疎高齢化、子どもの貧困、自然の荒廃など地域ごとに抱える課題が顕在化する中、その解決に挑むNPO・公益活動団体の役割は高まっています。
急速に変化する社会に対応し、課題を解決するために大切なことは、自団体の組織基盤強化と地域全体での課題解決に向けた基盤を強化することの両面から展開することです。
このセミナーでは、団体の存在意義、そしてゴールでもある社会的な成果(ソーシャルインパクト)を常に念頭に置きながら、事業・サービスの拡大、ファンドレイジング(資金調達)など、NPOの活動に不可欠なマーケティングの実務やノウハウを習得し、戦略的な事業計画をつくることを目的に、2月から5回連続で開催しました。
開催概要はこちら→http://chibanowafund.org/?news=1376

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参加団体は、NPO法人子どもの環境を守る会Jワールド・報徳の会・NPO法人ほっとすぺーす・つき・四街道市みんなで地域づくりセンター(NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ)の4団体でした。
まずは団体のビジョン、ミッションの再確認から始まり(←意外とここでつまづきましたがく〜(落胆した顔))、ミッションに連動した事業の成果指標をつくり、受益者・支援者の設定、そして具体的なスケジュールまで。
初めて聞く言葉あり、毎回たっぷりの宿題ありと、この3ヶ月間、いつも以上に頭を使い、いつも以上に組織内で話し合ったのではないでしょうか。
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自己満足の活動に終わらせない、社会的成果を求める団体であればこのようなことを日頃からやっていないといけませんね。
最終回は、これまで取り組んだことを「今後3年の中期事業計画」としてまとめ、皆の前で発表しました。
講師や参加者から質問やアドバイスをいただくことができました。
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最後に講師からは「ここからがスタートです!」と激励されあせあせ(飛び散る汗)ました。
ぜひ、セミナーに参加して終わりではなく、学んだノウハウを今後の活動に活かしていきましょう!
講師の長浜洋二さん(株式会社PubliCo)、加藤剛さん(公益財団法人トヨタ財団国内助成グループ)ありがとうございました!そして、参加団体の皆さま、お疲れ様でした!!

報徳の会さんもブログで紹介してくださっていますので、ご覧ください。http://uchidanokaze.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-7115.html
posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 18:53| Comment(0) | 事業報告