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終末期ケアへの理解深めて 日本ホスピス・在宅ケア研究会  [2008年08月26日(火)]
by 藤田敦子です。ひさびさの投稿ですが、千葉日報 2008年7月13日(日)の記事を記します。


日本ホスピス在宅ケア研究会 初の千葉大会でシンポ「福祉・医療連携で患者支援を」 

終末期やがんの緩和ケアの在り方を考える「第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会・千葉大会」(日本ホスピス・在宅ケア研究会主催、千葉日報社など後援)が12日、千葉市美浜区の幕張メッセ国際会議場で開幕した。大会では医療関係者らによるシンポジウムなどが行われ、特別講演では近藤克則・日本福祉大学教授や広井良典・千葉大学教授らが終末期ケアの現状や課題を指摘した。県内での開催は初めて。 

 冒頭あいさつで藤田敦子大会会長は「高齢社会で自宅での療養が重視される中、政府の医療施設や支援は複雑化し、一般市民が内容を把握していないのが実情」と指摘し、「この大会が理解が深まる手助けになれば」と話した。 

 同大会には医療、福祉関係者や一般市民ら約3千人が出席した。国際会議室では、広井教授と近藤教授が在宅終末期ケアの現状と課題を説明。藤田大会会長とともに座談会を行った。 

 近藤教授は「在宅ケアを望む終末期患者は多い」としたうえで、「病院での病状緩和ケアを望む人がいるのも事実。(医療、介護の)現場には在宅死か病院死かという結果でなく、ケアの過程にこだわった質の向上を目指してほしい」と呼び掛けた。 広井教授は地域社会や経済状況などの観点から緩和ケア議論を展開し、「地域に根差す高齢者は増えており、在宅ケアの充実には人が集まる地域コミュニティーの存在が必要不可欠」と分析した。 

 講演後の座談で近藤教授は、「まだ福祉と医療の連携体制はできていない。医療機関は救命事業だけでなく、在宅ケアを望む患者への支援や、福祉施設との協力体制を拡充させてほしい」と述べた。

 記者会見で藤田大会会長は「市民に在宅・緩和ケアを得心してもらい、医師に要望を出しやすい状況をつくることで、日本の医療、福祉機関がより良くなることを期待する」と展望を語った。 同大会は今日13日まで開催され、シンポジウムや特別講演が行われる。
Posted by chiba2008 at 17:48
千葉大会、無事に終了しました  [2008年07月18日(金)]
松尾貴臣です。


久しぶりの投稿となりましたが、先日の土日、7月12日と13日に無事に「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉」が幕張メッセにて開催され、大盛況のうちに幕を閉じました!




関係者皆様、本当にお疲れ様でした!!




いやいや、僕は開会式と懇親会と閉会式と歌わせていただいたわけですが、全体を通して非常に参加者の意識の高い充実したイベントだったように思います。



いっぱい学ばせていただきました。

たくさんの方々と出会うことができました。



(開会式の様子)



すごく楽しい2日間でした。


まぁ、僕が楽しんでいる間にたくさん働いてらっしゃった方がいたわけなんですが^−^;;

歌うたいとしていい仕事が出来たのではないかと思っています。





(懇親会でスピーチをなさっている堂本暁子千葉県知事)





参加した大学院生のコメントを他のブログから拝借しました。

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大会の全体的な印象としては。終末期医療を様々な角度からとらえているな、とみんな本気で考えているな、と感じました。患者さま視点。そしてそのご家族の視点。さらにその方たちを支える人・地域の関わりかた。それぞれの立場からの一方方向の問いかけのみで終わらせていないところがよかったです。『気持ちに寄り添ったケアを。』これはどの立場でも共通の願いってか、想い。ヒトの人生なんて、テストのように正しい正解ないでしょ。だからときにアツくぶつかるんです。感情的にもなりますよ。だって、真剣だから。今の現状を肌で感じることができた講演ばかりでした。
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円をまた円で囲む。ぐるっとまた囲む。さらに囲む。もっかい囲んじゃえ。もっと囲んでしまえ。たぶん、これがケアの理想図なんじゃないかな。ひとりじゃないんだって、頼っていいんだって思える関係。
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私に残された時間はまだ明確にはわからないけど。遺してもらった時間はしっかり生きようと思いました。
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(閉会式の様子)






本当に皆様ありがとうございました。藤田さん初めスタッフの皆様お疲れ様でした。

とても貴重な体験をさせていただきました。


今後も精力的に全国展開をしつつ頑張って行きたいと思います!
Posted by chiba2008 at 09:57
千葉大会 終了いたしました [2008年07月14日(月)]
「第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会 全国大会IN千葉」は大成功で無事終了いたしました。
12日、13日とたくさんの方々に参加して頂き誠にありがとうございました。

事故や怪我人もなく、来て良かった、いい大会だったと温かい言葉を頂きました。
参加して下さった皆様、出展・協賛業者様、ご寄付にご協力下さった方、
ボランティアの皆様、スタッフの皆様、その他たくさんの方々に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
Posted by chiba2008 at 16:04
「ホスピスケア」考える全国大会 明日から幕張で  [2008年07月11日(金)]
朝日新聞朝刊千葉 平成20年7月11日

 がん緩和ケアを柱に全国で医療・福祉に携わる専門職と市民1千人余が集う「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉」が、千葉市美浜区の幕張メッセで12、13両日に開かれる。地域コミュニティーの場でのホスピスケアをテーマに35の講演、シンポジウム、分科会が行われる。

 大会の会長は、県内で在宅医療を望む患者・家族の支援を行っているNPO法人ピュアの藤田敦子代表。がん対策基本法の成立で、がん診療連携拠点病院を核にした在宅療養が充実した半面、地域の受け皿となる医師、看護師、ヘルパーは大幅に不足している状況だ。終末期を支えるために創設された在宅療養支援診療所も、県内の自治体の中には1カ所も機能していないところも少なくないという。

 大会1日目は、緩和医療を20年以上実践し日本のホスピスケアをリードしてきた山崎章郎医師、川越厚医師らの講演などがある。また、コミュニティケア部会では、遺族や看護師らが患者の最期の10日間を支えた実体験を語り、子ども共育部会では虐待や不登校、我が子の死などと向き合う人たちがメッセージを交換する。

 当日参加が可能。藤田代表は「現場で先駆的に頑張っている人たちの思いを聞き、最期まで在宅で安心して過ごせることを知ってほしい」と呼びかけている。問い合わせは同大会事務局(047・326・9622=医療法人恵隆会内)へ。

*大会URL http://www.npo-pure.npo-jp.net/chibataikai.html
Posted by chiba2008 at 10:03
終末期ケアやがん緩和ケアのあり方を考える全国大会  [2008年07月10日(木)]
by藤田敦子(NPOピュア)です。

後2回寝ると、幕張メッセで全国大会が開幕します。

現在、国の施策の方向は、病院だけでなく、在宅や介護施設での看取りを可能にする方向へ進んでいます。その方向は、私たちも望んだ方向ではありますが、高齢者世帯や独居世帯の増加の中、十分な緩和ケアを受けて、安心して穏やかな最期を迎えられる体制になっているのでしょうか?終末期ケアを実践している現場の声や患者や家族の思いは、十分反映されているのでしょうか?「がん難民」「介護難民」になってはいないのでしょうか?

柳田邦男、川越厚、山崎章郎、中川恵一、近藤克則、広井良典、藤田敦子、厚生労働省宮島俊彦などが、終末期ケアのあり方や課題を講演します。他にも「施設でのターミナルケア」や「遺族ケア」など医療・福祉の実践者からの発表や患者会からの提言など、多方面から問題を考えていきます。

申し込みは、当日、会場1階当日受付へお越しください。
2日間6,000円、1日3,000円、学生2,000円、高校生以下1,000円
日時:平成20年7月12日(土)、13日(日) 9時から
幕張メッセ国際会議場(千葉市) 043-296-0001(代)
お問い合わせは、千葉大会実行委員会事務局 TEL047-326-9622
http://www.npo-pure.npo-jp.net/chibataikai.html

7月12日(土)12:20〜12:50 2階国際会議室にて記者会見を行います
Posted by chiba2008 at 23:54
ホスピス在宅ケア全国大会の部会ってなに?  [2008年07月06日(日)]
by 藤田敦子です(NPOピュア)。

日本ホスピス在宅ケア研究会の特徴に、部会があります。
今回、千葉大会には下記が参加しています。

12日

患者会部会「患者会にとってのがん対策推進計画」

コミュニティケア部会
「在宅ホスピス実践シンポ―最後の10日間!どう支えるか」

スピリチュアルケア部会「死にゆく人との会話」内布敦子ほか

グリーフケア部会
「遺族の気持ちと遺族ケアについて一緒に語ろう考えてみよう」

子ども共育部会「子どもの命を育む大人たちに伝えたいこと」

13日

介護福祉部会「認知症ケアPartUコミュニティで支えよう!〜コミュニティにおける認知症ケアの実践から〜」

看護部会
「三者(患者・家族・医療者)のコミュニケーションはとれていますか」

市民部会
「本音で語ろう市民の思い〜がん、ホスピス、介護、今困っていること、望むこと〜」

自死遺族ケア部会「自死遺族の昨日まで そして明日から」

大きな会場へ参加して知識を深めるのもよし、
部会のような分科会へ参加して、日ごろの活動を深めていくのもよし。
千葉大会は、当日申込もございます。どうぞ、ご参加ください!!

日本ホスピス在宅ケア研究会HP http://www.hospice.jp/
Posted by chiba2008 at 09:33
ホスピス在宅ケア全国大会−当日申し込み大歓迎  [2008年07月05日(土)]
by 藤田敦子(NPOピュア代表)です。

いよいよ、来週7月12日(土)、13日(日)に終末期の問題を考える
第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉が
幕張メッセ国際会議場(千葉市)で両日9時より開催されます。

この大会は、当日申し込みも大歓迎です。
2日間 6,000円、1日 3000円、学生2000円、高校生以下1000円です。
お申し込みは、当日会場の1階総合受付までお越しください。

大きな催事が展示場であり、会場周辺が込み合うことが予想されますので
お弁当の当日売りを若干行います。
また、18時からの懇親会も空きがございますので、当日お受けしています。

主なプログラムは、下記です。
http://www.npo-pure.npo-jp.net/leafret_other/chibachirasi2.pdf


7月12日(土) 

「在宅エンド・オブ・ライフケアの課題-全国調査とイギリスでの取り組みを踏まえて」近藤克則氏(日本福祉大学教授)

「これからのケア・社会保障・日本社会と死生観」広井良典氏(千葉大学教授)

「ホスピスケアからコミュニティケアへ」山崎章郎氏(ケアタウン小平クリニック院長)

「在宅ホスピスケアの20年を振り返って」&対談  川越 厚氏(ホームケアクリニック川越院長)×柳田邦男氏(ノンフィクション作家)

「基幹病院と地域医療の連携についての取り組み-がん難民を出さないために」下山直人氏(国立がんセンター中央病院手術・緩和医療部長)

「地域で生き抜くという道を創る」 中山康子氏(在宅緩和ケア支援センター「虹」理事長) 

昼のセミナー「患者さんと家族のペースを重視した緩和ケア−在宅での連携と実践−」藤本肇氏(ふじもと在宅緩和ケアクリニック 院長)

「死別からの共存への心理学」品川博二氏(NPO日本ケア・カウンセリング協会代表理事)

「風の楽器オルガンの調べにのせて・・」トーク&コンサート 鏑木陽子氏(聖ヨハネホスピスケア研究所、音楽療法士、オルガニスト) 石井 賢氏(バス歌手/賛助出演、オルガン提供)

「認知症の方の緩和ケア」座長苛原実氏(いらはら診療所院長)ほか

「小児在宅緩和医療」座長前田浩利氏(あおぞら診療所新松戸院長)ほか 

「アロマセラピーを学びましょう!」所澤いづみ氏(メディカルアロマ&リフレTori代表)実技あり

その他 患者部会、スピリチュアルケア部会、市民部会、コミュニティケア部会、子ども共育部会など

7月13日(日) 

シンポジウム 「新たな局面を迎えた緩和ケア―住み慣れた家での最期は可能か」
座長 宮武剛氏(目白大学教授) 基調講演 宮島俊彦氏(厚生労働省大臣官房総括審議官、11日より 老健局長に就任予定)
俵萠子氏、江口研二氏、大島伸一氏、角田直枝氏、川島孝一郎氏

シンポジウム 「もうひとつの我が家〜施設のターミナルケアを考える」座長大熊由紀子氏(国際医療福祉大学教授) 
本間郁子氏、池田徹氏、石井禎子氏、八木秀明氏、佐賀宗彦氏、家族の方

「命と向き合う-日本人とがんと緩和ケア」中川恵一氏(東大病院放射線科准教授、緩和ケア診療部長)

「いのちの授業-苦しんでいる人の前で私たちができること」小澤竹俊氏(めぐみ在宅クリニック院長)

「普通の暮らし、普通の生き方、普通の死」 講演 野沢和弘氏 (応援 土橋正彦氏)          パネルディスカション:伊藤英樹氏、安西順子氏、伊藤真美氏、司会筒井啓介氏

パネルディスカッション「千葉の在宅緩和ケア」 宍戸英樹氏、小林澄子氏ほか

グリーフケア部会、自死遺族ケア部会、介護福祉部会、看護部会、一般演題など

大会イメージソング「きみに読む物語」松尾貴臣さんは、開会式、懇親会、閉会式を予定しています。

当日のお越しをお待ちしております!!
Posted by chiba2008 at 09:32
たくさんの事前お申し込みありがとうございました! [2008年06月23日(月)]
6月16日にて事前お申し込みの受付を締め切らせていただきました。
たくさんの方のお申し込みをうれしく思っております。
本当にありがとうございます。

なお、大会当日の会場受付でも当日受付を行っております。
皆様のお越しをお待ちしております。

なお、託児室は定員に達しましたので受付を終了させていただきました。
ご了承下さい。

7月12日、13日幕張メッセにて皆様のご参加をお待ちしております。
Posted by chiba2008 at 11:15
第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉への思い  [2008年06月23日(月)]
藤田敦子(NPOピュア代表)です。

第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉の大会長をしています。
講師の方や発表される方の内容を入れた抄録集と参加証の発送作業を
6月14日、そして本日21日と行い、その後は会場の準備へ入っていきます。

抄録集へ「思い」を書きました。皆様、ぜひお越しくださいね。

『地域が一体となったホスピスケアの提供を』
                       千葉大会大会長 藤田敦子
                            
 平成20年という歴史ある年に、第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会を千葉で開催できますことを、実行委員一同嬉しく思っております。
 がん対策基本法・がん診療連携拠点病院構想の下、緩和医療は大きな転機を迎えております。患者が痛みで苦しむことのないように早期から緩和ケアを提供する体制が求められ、また病院内の緩和医療の充実だけでなく、退院後や地域医療施設との連携後の緩和医療の充実も必要条件とされ、在宅緩和医療の推進に地域全体で取り組む方向性が、国の施策として示されました。
 また後期高齢者医療制度が発足し、診療報酬も大幅に改定され、入院時から退院時の生活を念頭に置いた医療の提供をと変換が進められつつあります。そして、在宅での看取りについて、在宅療養支援診療所の創設や24時間体制の訪問看護の推進、療養病床削減に伴う受け入れ先としての介護施設や多様な住居の場での看取りが評価されるようになりました。しかし、制度や施策が新しくなるたびに、一般市民にとっては理解が難しく、戸惑うことが多いのも事実です。独居や高齢者世帯の増加など、在宅への流れを不安視する声もあがっています。何が問題で、何ができていないのか、そんなことをもっと患者や家族を含む一般市民も交えて、話し合う場があればと思います。
今まで、『病院と在宅』『医療と介護』の連携が声高に言われていましたが、実際に連携して学会を開催することは少なかったことでしょう。この千葉大会は、医療・福祉に関わる専門職だけでなく研究者や一般市民も一堂に会し、「がん緩和ケア」を柱として、それぞれの実践者からの報告の場を数多く用意しております。また今回一歩踏み込んで、「施設でのターミナルケア」や「認知症」「小児」「家以外の住まい」などをテーマにした分科会もございます。一般演題も全国から集まり、口頭発表とポスター発表の2種類を用意してございます。
千葉大会は、プレ大会として5月に羽田澄子監督の「終りよければすべてよし」を上映して、すべての人に避けられない死に対してどう向き合うのかを問いかけました。そして、イメージソングとして松尾貴臣さんの「きみに読む物語」を通して、『普通の生活の中で、最期までいのちを輝かせて生きよう』と伝えています。
この研究会の特徴である、医師等を『先生』と呼ばない対等な立場での話し合いを多いにして、より良い連携が生まれることを、実行委員一同祈念しております。また、今回初めて、この研究会にいらしてくださった皆様も、どうぞたくさんの場へ足を運んでください。自分は専門職でないからと一歩引くことはありません。ご自分が興味のある場所へ参加をして、交流を深めてください。
最後に、この大会を開催するにあたり、名誉大会長を快くお引き受け下さった堂本暁子千葉県知事に感謝申し上げます。また後援や協賛、寄付を下さった皆様、遠く関西から応援に駆けつけて下さった研究会理事の皆様、とても忙しい中に仕事の帰りに集まって下さった実行委員の皆様、そして、「心を込めておもてなしをしよう」と集まって下さったすべての方々に御礼を申し上げます。
千葉県には、多くの観光地もあり、おいしい海の幸、山の幸もございます。大会とともに、どうぞ『千葉』を十二分に味わって頂きますよう、お願い申し上げます。
(平成20年7月12日、13日千葉大会抄録集より)

千葉大会の内容は、下記を参照ください。
http://www.npo-pure.npo-jp.net/chibataikai.html
Posted by chiba2008 at 11:15
堂本暁子千葉県知事のあいさつ  [2008年06月23日(月)]
藤田敦子(NPOピュア代表)です。

第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会in千葉も
もう1ヶ月をきりました。
現在、実行委員は準備に奮闘中です。

今回千葉大会では、堂本暁子千葉県知事に名誉大会長をお願いしています。
堂本知事から、参加される皆様へのごあいさつです。

ご あ い さ つ
 名誉大会長 千葉県知事 堂本 暁子

去年の「日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会」は飛騨高山で開かれました。今年は、千葉で開催されると聞いて、飛騨高山大会の抄録集を開いたところ、「『身体的なケア』から『心のケア』へ、その中でもスピリチュアルな領域への注目が高まりつつある。」という一文が目に飛び込んできました。
さらに「スピリチュアルペインはある。確かにある。そして、それに向かい合ってくれる人たちがいて、初めて絶望の底から患者さん本人の力で這い上がってこられる。そのお顔はくっきりとした輪郭の、凛々しい美しさだ。」とあります。
去年は、「日本スピリチュアルケア学会」が誕生したこともあって、「スピリチュアリティ」が多く語られたのかもしれませんが、ホスピスや緩和ケアは、単に痛みをとること以上に、人間の「生と死の尊厳」を保つことの極限的な世界であると知りました。
京大教授のカール・ベッカーさんは「一昔前までは、家族や親類による介護や看取り、さらに、葬儀やお墓の供養についても、村の人たちが集まって、日本ではやっていたようだ」と語っています。外国の方にこのように指摘されて、私はハッとしました。
なぜなら、子どもの誕生や結婚、葬儀に至るまで、日本人が共有していた精神文化を、私達が失っていることに気付かされたからです。
昭和20年前半の平均寿命は50歳で、死亡原因のトップは結核、次は胃腸炎でした。それから半世紀以上の歳月を経て、いまや医療水準は飛躍的に向上し、日本人は世界に類をみない「人生80年時代」を享受しています。しかし、それは同時にこの長寿社会をいかに健康に生き、どのようにして終末を迎えるかについて各人が考えなければならないということでもありましょう。それは、新しく考え出すことなのでしょうか。本来、日本人が持っていた精神文化を取り戻すことなのかもしれません。
さらに、がんの手術の後などは、予後をどう過ごしたらいいのか、多くの人が悩み、苦しみますが、自分が過ごしたいところ、例えば、それが自宅である場合などは、その患者さんを支える訪問看護ステーションの専門家やボランティアをはじめとしたネットワークなどが不可欠です。
「緩和ケアは死ぬための医療ではない。患者と家族が、良い時を過ごし、明日を信じ、明日を生きるためのケアだと私は信じています」と千葉の在宅ケア市民ネットワークのメンバーは言っています。
今年のテーマ「地域コミュニティの場でホスピスケアを」は、こうした精神に裏付けられているのでありましょう。
本日お集まりの皆様は、患者さんやその御家族に常に寄り添い、一人ひとりの患者さんの時間を輝かせ、そして患者さんを見守る御家族に心の安らぎをあたえるため、日々努力されています。こうした患者さんと御家族の大切な時間をしっかりと支えている皆様方の活動に心から感謝したいと思います。ようこそ千葉にお越しくださいました。心から歓迎を申し上げます。
シンガーソングライターの松尾貴臣さんが、余命半年と宣言された方のお話を直接伺い、命の大切さを表現した「きみに読む物語」を大会で歌うことになっています。

またね バイバイ いつかまた会えるよ
大切なことは 僕は君が好きで君は僕が好き
そんな単純なこと

平成20年7月12日、13日 
第16回日本ホスピス・在宅ケア研究会 千葉大会抄録集より
Posted by chiba2008 at 11:13
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