たまご狂想曲 Cafeggeno

休みに散髪をしてきた佐々葉くん。

短くなって男前が上がりました。
でも本当は伸ばしたいらしく ちょっと不服そうでした。

佐々葉くんも私と同じく細くて柔らかい髮だし
年齢的にも伸ばすと毛根に負担がかかって良くないよ。

後ろから庄田くんの腕を取って私の腕を叩きました。
庄田くんも 当たる直前にそれまで広げていた指を
しっかり握って固いこぶしを作りました。

二人とも よほど私が嫌いなんだろうなぁ…。

※写真はイメージです。

ルウの仕込みが終わって隣の調理場に持って行こうとしたら
庄田くんが気を利かせてドアを開けてくれました。
が、僅かに恩着せがましさを感じたのと
デッキ側のアコーディオン扉が開いていたので
庄田くんの横を素通りして そっちから出てやりました。

口をへの字に曲げてふて腐れる庄田くんを見て
松山青年は腹を抱えて笑ってました。

イメージ写真 by 松山青年

皆さんに一日遅れでホワイトデーのケーキをあげました。

たまたま利用者さんの面接で来ていた新田さんが
「良い時に来ました。ごちそうさまでしたぁ。」
と 満面の笑みで帰っていきました。

今日ケーキを出すのが分かっとったんかなぁ…。
さすが プロの甘いもの好きは何か持ってます。

メニューを見ながら
「ホワイトパスタが食べたいなぁ…。」
と言い終わるとほぼ同時にに 松山青年は
昔懐かし アブドーラ・ザ・ブッチャーの地獄突きを
佐々葉くんの脇腹にめり込ませました。

イメージ写真では佐々葉くんは笑ってますが
本当はかなり効いたそうです。
そのうち靴も先がとがって鉄が仕込まれたらどうしよう…。

オーダーが通ったので パスタ場にいた松山青年に
「松山バリスタ、お願いします。」
と言ったら 茹で上がるまでまだ時間があるのに
「知りません、今 忙しいです！。」

夢の仕返しを現実でされてもなぁ…。
夢に出演したギャラも もらってないしなぁ…。

工房は月に一度のオムライスの日でした。
仲田くんはブラウンオムが大好きで
時々 無性に食べたくなるそうです。

よく休みの日に食べに来てくれてましたが
休日に職場に来てもらうのもなんだかなぁ ということで
オムライスの日が制定されました。
栗原さんが
「今回の限定オムはブラウンソースが使ってあるし
　カボチャが入っているから どう？。」
と奨めてみたそうですが 仲田くんはメニューをチラッと見て
「ブラウンソース！。」
と キッパリ言ったそうです。

人間誰しも譲れぬ物のひとつやふたつはあるけど
今日も『ブレない男 仲田くん』でした。

ランチタイムも夜もけっこうバタバタしました。

パスタのオーダーが多かったので
松山青年はテイスティングに張り切ってました。
これは 昨日の夢で怖い思いをした青年を神様が哀れんで
いっぱい味見させてくれたのだと思います。
でも、こんなにオーダーが通るということは
本当は 昨日話してくれた以上に
恐ろしい夢だったんじゃないかなぁ…。

松山青年はカプチーノを淹れる夢を見たそうです。

以下 青年の話し。

カプチーノを作ろうとしたんですけど
ミルクのスチーミングを失敗したんですよ。
何回やり直してもちゃんとできないんで
「長島さん、助けてください！。」
とお願いしたら 長島さんは何も仕事をしてないのに
「知らん、わしゃ忙しい！。」
と言って 取り合ってくれませんでした。
かなりの時間が過ぎても出来ないんで
副理事長が連れて来られた来賓の方が怒り始めて
もう泣きながら作りましたよ。

寝ていても仕事の事を考えているとは
さすが仕事の鬼は違いますなぁ、松山さんよぉ！。
それにしても 妙にリアリティーのある
怖い夢を見たもんですねぇ…。
私も夢の中で意地悪せんでも…、ゴメンね。

細かく砕くリュウさん。

リュウさんは いろんな事に自分のこだわりを持ってます。
発泡スチロールはこうやってゴミ袋に入れますし
段ボールは見つけたらすぐ開いて潰します。
作業でも 糸を丸めてまとめたりする
片付け系の仕事は気合いが入るようです。
反面 ホウキで掃いたり雑巾がけなどの
掃除はあまり好きではないみたいです。
私にはどちらも同じような事に思えますが
リュウさんにとってはジャンルが違うんでしょうね。