折り返し地点 [2012年05月10日(Thu)]
姉の結婚式を口実に、2週間の一時帰国。
2日間、久しぶりにまとまった時間を事務所で過ごして、内部向けに行った報告会で何人かの人と話をして、仕事仲間という存在のありがたみを痛感。 インドの職場の同僚も意識が高く熱意のある人もいて学ぶところは多いけれど、100%立場を共有することはできない。 自分のやりたいことを少しずつ、でも着実に実現していっている同僚の姿にも元気をもらった。 職場の和太鼓サークルの練習日にお邪魔して、1年半ぶりに叩いた和太鼓。 振動が手に伝わってくる感覚が懐かしい。 そしてここでも、変わらずに歓迎してくれる太鼓仲間の方たちに感謝。 職場の人間関係だけじゃなく、親も含めて、いろんな人に応援してもらって支えられていることを、日本に帰るたびに実感する。 帰れる場所があるのは、有難いことだと心から思う。 好きなものを色々我慢しているのは、 インドで得られる経験にそれだけの価値があると思ったから。 3年の任期、1年半が経った今はちょうど折り返し地点。 帰国の2日後に行ったヒンディー語学校では、たまたま生徒が私ひとりで、先生との雑談になった。 「1年半で何が変わった?」 何が変わっただろう、と考え込んでいると、 「ヒンディー語が全くわからなかったのに、理解できるようになったでしょう? 周りの人が何を言っているか、何を考えてるか前よりも理解できるようになったでしょう」 と、先生。 何を言っているのかは少し理解できるようになったけど、何を考えてるかは未だに理解できないよ、と言い返して、苦笑する。 何が変わったか。 周囲の人間関係の有難みを感じられるようになった。 今まで当たり前だと思っていたもの、電気やネット、サービスや職場環境の有難みを感じられるようになった。 途上国で100円のお金がもたらす意味を前よりわかるようになった。 必要な時は、強気と強い言葉で闘う術が身についた。 全ての変化を進歩と言うには迷いがあるけれど。 あと1年半、どう変わっていくかは、自分次第。 前向きに成長できるようチューニングしつつ、がんばります。 |