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グラスに水を注ぐ [2011年05月26日(Thu)]


ハイデラバード、ムンバイ出張で受けたインプットを整理しきれず、まだクリアにならない頭のままで、SILFオフィスでのランチ。

一通り仕事の話を共有した後、同僚からの言葉。



例えば、グラスに水を注ぐのと同じこと。

グラスを水で満たしたいのならば、水を注ぎ続けなければならない。

水を注ぐのをやめてしまえば、いつまでたってもグラスは満たされることはない。

もしグラスがひび割れて水が漏れているなら、どうやってその水漏れを止めるかを考える。

状況を変える、生活レベルを改善する、個人・組織の力を高める、いずれにしても。

人的・経済的資源、インプット、熱意を注ぎ続けなければ、変わることは期待できない。



妙に印象に残りました。

批判と否定 [2011年05月26日(Thu)]

多かれ少なかれ、誰もが自分以外の組織の活動方針を否定的に見る。
「彼らは問題を理解していない」
「彼らは本気で取り組もうとしていない」
「彼らはいつまでも何十年前と同じ認識で活動している」
「彼らはプロフェッショナルじゃない」
「彼らにはプランニングが欠けている」


批判的な視点は必要。
でも他団体に対する以上に、自分自身の団体、活動方針に対する批判的視点の方が必要。

せめて自分がリーチできていない分野に取り組んでいることに対する多少の敬意は態度で表して欲しい。


多方面からの批判を聞き過ぎた。聞き飽きた。

欠点のない団体なんてない。
でも批判ばかりしていると、欠点ばかりが目につくようになる。
批判ばかり聞いていると、欠点ばかりが気になるようになる。


欠点も含めた状況を把握したうえで、どうプラスに持っていけるのか。

頭の切り替えが必要。
一日の終わり [2011年05月20日(Fri)]

ハイデラバード、ムンバイ出張に来ています。

今日は午前中はBombay Leprosy Projectを訪問。
午後から、ナショナル・フォーラムのゴパール氏と合流。

ナショナル・フォーラムの中核メンバーと一緒の出張は、無性に疲れます。
一日の終わりにへとへとになる。

数えきれないほどの出張を共にしているので今さら気を遣う面々ではないけれど、
朝ご飯から夕飯まで14時間くらい、議論をし続ける。
議論の種がつきない。

知識も経験も圧倒的に自分より上の、しかも癖の強いおじ(い)さまを相手に、どう結論を望ましい方向に持っていけるか。

常に戦闘体制だからだろうな。

気は遣わないけど、気が抜けません。


あと5日。
まだまだ始まったばかりです。


ムンバイの街はどことなく雰囲気が開放的で、好き。
宿泊先近くの海辺からの夕焼け。

パトナ雑景 [2011年05月14日(Sat)]

NGO会議が終わって、一路、北へ。

会議終了後、コピー屋で参加者の連絡先リストの印刷を待つ、ランバライ。



牛、多い。
だいたい道端でゴミを漁ってます。




紅い花が満開。

リキシャの背には、それぞれ趣向を凝らした装飾が。
(他の州ではあまり見かけないけど、ビハールのリキシャはわりときらびやかな気がする)



下校途中のスクールバス。
後部座席のふたり、なんだか甘酸っぱい。




パトナ市街地を出てしばらく行くと、こんな風景になります。
バイク、自転車、そして牛車。

初! ビハール州内のハンセン病NGO、集結 [2011年05月14日(Sat)]

4月25日(月)


「せっかく州リーダーが集まって会議をやるなら、BKKMの活動をビハール州内で活動する他のハンセン病関係NGOにも周知したら?」

と、日本側からの入れ知恵で軽く(ではないけど)私が言ったのがきっかけで、
とは言われたのもののどう会議を準備していいのかわからない州リーダーと、
助けを求められてその相談を受けるSILFスタッフのアトゥールと、
「他NGOを会議に呼ぶのはまだ早い!」と異論を唱えるナショナル・フォーラム中央幹部と、
まぁ色々と紆余曲折、ミスコミュニケーションを乗り越えて。

なんとか、開催に漕ぎつけました。

(開催前夜まで、カムレーシュ、ブラジ・キショール、ヴェヌゴパール、アトゥール、私とでホテルの部屋で頭を寄せ合って、会議の目的やアジェンダについて話し合ったという裏話もありつつ。)

でも、そのクレジットは、やはりBKKMにある。



会場は、国家保健ミッション(National Rural Health Mission)の事務局も入っている、State Health Societyの一会議室。
国家保健ミッション局長の厚意で、無償で貸していただきました。


参加したNGOは以下の通り。BKKMを入れると8団体から、14人が参加。

 Dr. Virendra Kumar, Damien Foundation
 Mr.Tyaga Rajan, Administrative Officer, Damien Foundation India Trus
 Mr. Rajnikant Singh, State Coordinator, LEPRA 
 Mr. M.B. Thapa, The Leprosy Mission
 Dr. R.N. Singh, Medical Officer, Netherland Leprosy Relief Association
 Mr. Satyandra Kumar, Sadbhawana
 Mr. Chakarvarty, Mr. Sharma, Vanvashi Sewa Kendra (※SILF融資事業のメンターを務める団体)
 Mr. Atul Kumar, Sasakawa-India Leprosy Foundation



今回の会議の目的は、

 ・ビハール州内で活動するハンセン病系NGOの活動について、お互いに情報共有すること
 ・BKKMのメンバー、活動内容について、他NGOに理解してもらうこと
 ・その上で、今後の連携の可能性を探ること


2009年に立ち上がったBKKM。
とはいえ、ビハール州内における知名度はまだまだ低い。

「団体の名前は聞いたことがあるが、どこの誰がどういう体制で、どの地域で何をやっているのかわからない」
というのが実情。


各団体のビハールにおける活動について簡単に紹介した後、BKKMのこれまでの活動と今後の活動計画が共有された。

◆ NLR(オランダ・ハンセン病教会):
 - ビハール内の10地区で活動を展開。
 - 活動内容は、セルフ・ケア・グループの立ち上げ、職業訓練、教育支援(制服、教材の配布)など。

◆ TLM:
 - Muzzafarpurにハンセン病病院があり、そこで整形手術などのケアを行っている。現在病院で治療中の患者は300人。
 - Socio Economic Rehabilitationの無利子貸付も行っている。
 - 政府の枠組みによる低コスト住居の普及も行っている。

◆ DFIT:
 - インド政府のハンセン病撲滅計画のビハール州統括団体。州および地区ハンセン病担当官への教育、州政府のハンセン病撲滅計画のモニタリングなどを行っている。

◆ LEPRA:
 - ハンセン病撲滅計画の側面支援
 - (障害を負った足でも歩けるように)MCR靴の配布
 - セルフケア・キットの配布
 - 啓発活動 
  

BKKMが2010年に行ったビハール州内全63ヶ所のコロニーの状況調査がある。
LEPRAからは、各団体の活動に活用しやすいように、学齢期の子どもたちの情報など、新たな項目を加えて欲しいとの要望があった。





印象としては、各団体が「なんとなく」地域で棲み分けている。

お互いの活動を知ることで、活動内容/エリアの重複を避けるのがまず一歩。
より支援が必要な地域を定義し(それにはBKKMが最も状況を把握している)、そこにNGOの支援を誘導できるようになると、なお良い。

州リーダーには、各州での他NGOの活動内容を把握しておいて欲しい。
各コロニーから何らかの要望が寄せられた時に、この問題ならここ、この地域ならここ、というように、支援団体(他NGO)の協力を仰げるような信頼関係が築かれると良い。



会議の最後に、LEPRAのMr.Singhより、「このような会議は素晴らしい、ぜひ継続したい。年に4回やろう。次の会議はLEPRAがホストする」と前向きな発言がありました。

それを聞いて、BKKMの面々もホッとした様子。


頼りないし、知識も経験もないし、多くの人の力を借りながらだけれど、実現してしまう底知れない根性とパワーが、BKKMにはある。

外から寄せられる意見に、なんでも「それはいいアイディアだ、ぜひやろう」と頷いてしまう、カムレーシュ。

それを「なんで勝手に決めてしまうんだ!」と怒りながらも、議事次第、参加者リスト、議事録など、細かい事務方作業を丁寧にまとめあげる、ブラジ・キショール。

ふたりの背後をへらへら笑いながらついていきながらも、本番に強く、人の心に訴えかけるのが上手い、ラン・バライ。


凸凹で、たまに仲間割れもしますが、休日も夜もおかまいなしにかかってくる連続電話攻撃にはたまに音をあげたくなりますが、

愛すべきチームです。
Premnagar Colony:BR [2011年05月14日(Sat)]

BKKMの会議が行われたRamnagarのコロニーから、徒歩3分ほどの距離に隣接する、小規模なコロニー。



鉄道駅の近く、整備された道沿いに、ひっそりと住居が立ち並ぶ。



16家族、65人が暮らす。

土地は鉄道省の持ち物で、いつ立ち退きを迫られるかわからないという不安を抱えている。


Ramnagarコロニーよりも、住居の質は悪い。
藁葺、寄せ集めの材でつくられた家が目立つ。



ここでも、物乞いのための手押し車が。



コロニーの裏には貯水池。
水鳥の姿も。

妙に静かで平和な景色。




(訪問日:2011年4月24日)
Kustu Ragi Seva Samiti Ramnagar その3:BR [2011年05月14日(Sat)]



ただ、少し明るい表情の写真を載せておきたかった。

この子には小さすぎるんじゃ? と思うシャツを、母親が頭からむりやり着せて、すとんと服の中に体がおさまる、
その様子を見ていたことを、なんとなく憶えておきたいと思った。

Kustu Ragi Seva Samiti Ramnagar その2:BR [2011年05月14日(Sat)]

ドイツの団体の支援で建てられた、コロニー敷地内にある学校(兼、集会所)。



ヤギを飼っている家も。



水浴びする子どもたち。




赤い服のおじさんがコロニーのリーダー。




牛、ヤギ、鶏(見えないけど)と、インドの農村の代表的な家畜、勢揃い。

Kustu Ragi Seva Samiti Ramnagar その1:BR [2011年05月14日(Sat)]

24日のBBKM会議の会場となったコロニー。






パトナ市内、Khogalの鉄道駅の近く。交通の便は良い。

65家族、約165人が暮らす。

住居はラジャスタンのNGO、SMKからの支援で建築された。

水道ポンプあり、立派なトイレもある。



小さなクリニックもある。




それでも、物乞いのために使われる手押し車がある。
設備が整っていても、生きていくための収入は物乞いに頼らざるを得ない状況。

今回、ビハールで訪問したコロニーの大半で、この手押し車を目にした。
他の州では、目にすることの方が稀だ。




(訪問日:2011年4月24日)
ビハールを担う11人 [2011年05月14日(Sat)]

4月24日

早朝5時に家を出て、朝一番のフライトでビハールの州都、パトナへ。


24日は、ビハール州のハンセン病回復者組織、ビハール・ハンセン病福祉協会(Bihar Kushtu Kalyan Mahasangh:通称BKKM)の会議に参加。
(実はこの会議開催に漕ぎつけるまでがまた紆余曲折あったのだけど)



場所は、パトナ市内、Khogol地区にあるKusth Rogi Seva Samiti Ramnagarコロニーの集会所。

ビハール州内から23人の代表者と、デリーからナショナル・フォーラム理事の一人であるヴェヌゴパール氏も参加。


インドのハンセン病回復者全国組織「ナショナル・フォーラム」に対する日本財団の助成金が、今年から初めて中央のみでなく、各州組織の活動にも充てられるようになった。

ここビハール州においては、2009年に立ち上がったBKKMが州を代表する組織。


今回の会議の主な議題は以下の通り。

 ・これまでの活動報告と今後の活動計画について
 ・団体登録、事務所設置に向けた協議
 ・BKKM理事1名の逝去に伴い、新メンバーの選出
 ・他NGOとどう連携していくか


協議の結果、決まった内容は以下の通り。

 ・2011年中に団体登録をすること、同時に各コロニー自治会の団体登録も進めること
 ・モティハリに事務所を設置する
 ・ビハール州におけるハンセン病年金設置に向けた働きかけの継続
 ・州政府におけるハンセン病回復者特別雇用枠の雇用を求める
 ・地区ごとに啓発活動を展開する




交通量の多い道路に面しているため、騒音がうるさい。
でも暑いので、風を入れるため窓は開け放たれたまま。
備え付けの扇風機を回すこともできるけど、そうするともっと騒音が増す。

そんな環境の中でも、集中して粛々と会議が行われました。


途中から、昔からの有力者であるトーマス氏が登場。
新たに発足したBKKMの理事とトーマス氏とは折り合いが良くない。
一部議論が加熱しハラハラしましたが、ヴェヌゴパール氏が仲裁に入り、なんとかその場は収まりました。


こちらがBKKMの役員11人です(うち2人欠席)。



写真左から、Hari Kant Chaudhry(Darbhanga)、Bindeshar Rishi(Purnia)、Sirja Devi(Sitamarih)、Braj Kishore Prasad(Chauradanu)、Ramesh Prasad(Patna)、Kamlesh Divyadarshi(Muzzafarpur)、<前>Ram Sewak Mahto(Ramgarna)、<後>Sumeshwar Dube(Motipur)、Ram Barai Sah(Raxaul)

欠席者:Raju Baba(Mungur)、Baijnath Das(Khagaria)


会議参加者全員で、もう1枚。


全体的に平均年齢が高い。

中心的な存在である、全国レベルの会議にもよく顔を出すカムレーシュ、ブラジ・キショール、ラン・バライの3人と、加えてもう1人、スメシュヴァール・ドゥベ氏を除いた後のメンバーは、あまり自分から意見を発することもなく、おとなしい。

一体感や活気があるかと問われると、やや疑問。



ビハールの外に出て他の州の活動を見聞きしたり、モチベーションが上がるようなきっかけを得られているのは、やはり中核の3人に留まっている。

実際、外界に出て動いている一部のリーダー以外の人たちにまで、その効果を届けることは難しい。


「エンパワメント」といってしまうとありきたりだけど、
新しいレベルに目を開く、他の州の事例を見聞きし、生活改善に向けた取り組みへのモチベーションを上げる、
そのためにはやっぱりこれまでナショナル・フォーラムが手掛けてきた地域レベル、全国レベルでの回復者集会が有効なのかもしれない。

でも、1日限りの会議で得たモチベーションを、数年に渡って日常的に持続させることは、難しい。

今のインド各州は、きっとそんな状態なんだと思う。


じゃあ会議をやり続ける、という結論ではなくて。
草の根で変化を起こすことで、何か小さくても自分たちの生活改善につながる成果を、自分たちの努力の対価として得ることで、モチベーションを持続させる。自信をつけてもらう。


ビハールは、その種をもっとも多く蒔いている州だ。

笹川会長が2010年から3回に渡って訪問し、州リーダーとともに州政府要人と、年金設置のための交渉を続けてきた。

4月にはビハール州首長とBKKM代表者と話し合う機会があり、首長と社会福祉大臣ともに、ハンセン病年金の設置を検討することに合意した。

芽は、出た。
あとは、実を結ぶまで。

まだ道のりは長い。
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