CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

«チャンスを逃さない | Main | "Multiple responsibilities"»
<< 2013年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
Google

ウェブ全体
インド滞在記
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
匿名
クレイアニメが映す「ハンセン病」に当事者から抗議の声 (02/12) awa→ちびすけさん
1年目の振り返り。 (12/23) ちびすけ
1年目の振り返り。 (12/15) awa→KUROさん
1年目の振り返り。 (12/15) KURO
1年目の振り返り。 (12/15) awa
1年目の振り返り。 (11/30) Hena
1年目の振り返り。 (11/28) もりりん
1年目の振り返り。 (11/27) awa→きょこさん
モチベーション (10/27) きょこ
モチベーション (10/27)
月別アーカイブ
「あなたは何もわかってない」 [2011年06月06日(Mon)]

Braj Kishore Prasad
ブラジ・キショール・プラサード



通称BKJ。(Braj Kishoreの頭文字と、ヒンディー語の敬称"jee"を合わせて)


BKKM(Bihar Kushtu Kalyan Mahasangh、ビハール州ハンセン病回復者組織)の書記担当。

ダミアン財団のプログラム・スタッフとして働いた経験が彼の強み。

組織で働く上での立ち回り方、外部の人間とのコミュニケーションの取り方、書類のまとめ方、フィールドでの物事の進め方が上手い。
ビハールのコロニーでBKKMが関わり成功しているプロジェクト−例えばSILFの収入向上のための融資、記念保健財団の支援による家屋修繕とトイレ建設、チェンナイのライジング・スターによる収入向上のための事業など−の背景には、何度も現場へ地道に足を運び、受益者と話し合いを重ねながら彼の努力がある。


ビハール東チャンパラン地区のひとつ、アリレジのコロニーでは、銀行口座の開設がなかなか進まなかった。
銀行から口座開設に数千ルピーという多額の頭金が必要といわれ、開設を断られたのだ。
貧困ライン以下の層向けに1ルピーから口座開設ができる、というSILFスタッフからのアドバイスを受け、ブラジ・キショールが銀行に何度も足を運び、窓口担当者、ひいては支店長と交渉し、最終的に融資受け手全員の口座を開設することができた。


(クリニックの中にある一部屋に、中古パソコンをセッティングするSILFスタッフのアトゥール。
周りでBKJとその息子たち(と野次馬)が操作を覚えようと真剣に見守る)



奥さんもヘルス・ワーカーとして働いている。
息子2人、娘2人。(一番上が10年生)

弟が2人いて、最近、東チャンパラン地区の建物の一画を兄弟共同で借り、小さなクリニックと薬局を始めた。
部屋の一つにSILFから寄付された中古のデスクトップ・パソコンを設置。

クリニックの建物から徒歩10分ほどの距離にあるコロニーに住んでいる。





一見おとなしそうに見えて、彼は、強い。


表舞台に立つことを極端に避ける。
要人面談でも、日本から来たスタッフとの打合せでも、会長であるカムレーシュと会計のラン・バライの2人を前面に立たせ、自分はいつの間にかひっそりと姿を消すことが多い。

が、要望書やコロニー調査結果など、重要な書類をまとめ上げ、必要な時に忘れずに、華奢な体の肩から下げた鞄に持ち歩くのは彼だ。

そして自分のポリシーに反すること、自分が正しいと思う信念については、強固な意志を持って声を上げる。

ただ、きちんと説得すれば、理解が早い。
そして一旦納得すると、違う意見でも柔軟に取り入れ、素直に対応する。

SILFのスタッフとも、現在は毎晩のようにスタッフの部屋を訪れるほど信頼関係が築けているけれど、事業開始当初は何度も白熱した議論を重ねたそう。
何か意見の食い違いが起こる度に、
"Aap jantaa nahiin hena!(あんたは(現実を)わかってないんだ!)"
と怒鳴られたと、笑いながら話してくれた。
悪路に揺れる車内で隣に座ってそれを聞きながら、照れくさそうに本人も苦笑する。


折れそうに細い華奢な体の内に、困っている人のために働く熱意と、何が最良の道かを探り実践する熱意と、状況を変えるための強い意志が宿っている。
普段はおとなしい彼が、コロニーでは一回り大きく見える。
草の根で働くリーダーの鏡だ。

彼は、真剣に食い入るように人の話を聞く。
彼の透き通った目で直視されると、気が引き締まる。




(BKJの家でご馳走になったお昼ご飯。
食べている間中ずっと、息子さんが団扇でハエを払い続けてくれた)
トラックバック
ご利用前に必ずご利用規約(別ウィンドウで開きます)をお読みください。
CanpanBlogにトラックバックした時点で本規約を承諾したものとみなします。
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント