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2019年04月02日

年号改定に思うこと。

 しばらく、お休みいただいてました。ぴかぴか(新しい)
 色々、書きたい事もあったのですが、心の充電をしており
ました。
 
元号が、「令和」に決まりましたね。
他の候補と比較すると、一番、ビジっと決まる感じがします。

 総理大臣自ら、長時間に渡り、出典から、背景、新元号
の時代iにおける期待や願いを、丁寧に、述べておりました
が、陛下のお言葉のように、聞こえました。

 八方ふさがりの外交や、記録・記憶の無い霞ヶ関官僚の統治
不全の内政の中で、有言不実行が、常態化した平成末期でした
と言えば、お叱りを受けそうですが・・・真・信が希薄になっ
た感がいたします。

 国政の最高責任者の総理の心中をおもんばかると、起死回生
の妙薬にしたいと思う気持ちも、わからなくはありませんが、
美辞麗句で飾れば、飾るほど、言葉遊びと感じてしまうのは
私のいびつな心のせいでしょうか。

 総理曰く、令には、「文化の香り高い」国造りの願いもある
とのことです。
 ならば、日本の伝統食文化の基底にある固有な食物種子保存
や飲料水を市場経済に組み込んだり、日本人労働者の再教育、
再チャレンジから、手っ取り早い移民政策に転換したり、挙句
の果てには、アジア後進国で導入しているカジノの公営化、
令とは相いれない、場当たり的な、政策チョイスじゃないです
か。

 国づくりは、物的人的資源の正確な把握と、その保存・再生
・活用の仕方に、定石と妙があるわけですが、我流・稚拙、思
いつきが跋扈しています。

 平成の大震災と福島事故により、物的・人的資源が、瞬時に
喪失する現実を目のあたりにしたわけですから、そのトラウマ
が、日本社会全体を覆っています。

 真実回避、現実逃避の風潮が蔓延・支持されるのは、バラン
ス作用でもあるのでしょうか。
  
 国際政治舞台の中で、日本は、一際、大きく見せようと、大
見栄を張っています。それも、未来に対する確固たる自信の無
さ、不安から去来するものなのかも知れません。

 視野狭窄、刹那主義、生物としての健全な共生循環能力を失
って、自他の生命を、簡単に殺傷する異常行動や、炎上したが
る若者の増加に、社会の自傷行為を見る思いです。

 日本社会の心的病を、副作用の強い薬ではなく、自然治癒力
を高めて、望ましい姿にする方法の一つとして、田園療法や森
林療法を提案いたします。

 都市に何もかも偏在させる政策が国と互助会企業によって巧
妙に、税金が投入され、推進されています。
 成果主義を急ぐあまり、目標はアバウトで、検証は微細すぎ
て、現場は、資料作り、ありばえ調書づくりに翻弄され、本末
転倒、薬石の効無しです。
 第四の公共である多様な NPOに、長期的な国づくりの視点
で、農村の多面的役割を発揮できる、資源の保存、再生、活用
活動の持続が、公共投資の観点から、意図的な財政支援によっ
て強化継続されることが必要です。
 
 平成の総括をし、伝承すべき宝と、捨てるべき贋物を分別し、
令和の時代に、流行に囚われず、晋の国宝を、残したいもので
す。

 
   
 
 
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