• もっと見る

2018年09月21日

防災センターとして機能した役場

 先日の地震で、道内はブラックアウトし、道内の経済や道民の
暮らしに、様々な影響、損失を与えた。
 幸い、本町では、役場が防災センターとしての機能を直ちに発
揮し、住民に安心感を与えた。
 古いままの役場であったら、自家発電装置は無かっただろうし、
テレビやPC、電話が使えなくなって、情報収集や町民への防災
無線放送も、困難を極めたことは想像できる。
 一億円しか庁舎建て替え基金がなかったが、当時、検討委員会
で、まとまりかけていた商店街まちなか活性化プロジェクトを凍
結して、急転直下、瞬間的に有利になった国の財政支援制度を活
用して、防災センター併設で、庁舎を改修。
 庁舎内でも、乱心と映った判断だったと思うが、当時のキーマン
は、防災センターの機能を熟知し、短期間に、計画をまとめ上げ
た。
 当然、議会や町の有力者の間でも、いぶかる意見は多く、手厳
しい批判は、陰に陽に私に寄せられたが、望ましい表現ではないが、
意外に早く、今回の件で決断は間違っていなかったことが証明され
た。

 しかし、震度六以上になれば、改修した小中学校も含めて、絶対
安全だと断言できないし、姉妹町を襲ったような豪雨になれば、大正
時代に切り替えた朱太川は、昔の流路である市街地の中央を流れた
くなるかも知れない。(自然に戻ろうとする)
 想定したくない事だが、そうなった時、自然の家やブナセンター
・トアヴェールが、代替の防災機能を発揮する可能性も否定できない。
 ミニビジターセンターも、高台にあり、しかりである。
 万が一のあり得ないことが起こる時代、公共施設管理計画に沿いな
がらも、防災機能の点検を深めて行って欲しい。
 その意味で、先行的に専門職員を配置していることは、先見的な政策
判断だと思う。
  
  
posted by 若見 at 06:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内