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2018年11月08日

日本では報道されないドイツの新しい流れと米国の変化

与党大敗の責任を取って、ドイツのメルケル首相は、今期限りで
政界から身を引くと報道されているが、大敗の原因は、移民政策
に強固に反対する極右政党の躍進と我国では報道されている。
 しかし、どうも、真実は異なるようで、右翼政党は、躍進して
おらず、バイエルン州をはじめ幾つかの州で、緑の党を核とした
連立政党がエリートや中産階級層の支持を受けて、大躍進、結果
として、与党凋落ということらしいのだ。
 今年、ベニスの記録的大洪水、ミュンヘン等は熱波に襲われ、小
麦が壊滅状態で、世界的異常気象を阻止するためには、COP21の批
准が急務とした公約を掲げる緑の党の主張が、認められた。
 緑の党は、移民については、反対していないのに、大躍進したの
だから、日本の報道は、摩訶不思議。
 緑の党の躍進をスルーしたい、強い政治的圧力が働いているのかも
と邪推してしまう。
 米国の中間選挙で、下院を民主党が、奪還したが、民主党の中で
も主流派より、若い女性のリベラル派が台頭したのが、新しい流れ
となっている。
 リベラル派は、多様性を大事にし、移民対策についても寛容であ
るが、何よりも、ゴアさんが10年前から熱心に育ててきた温暖化等の
環境問題に挑戦するリーダーが、陰に陽に活躍したらしく、記録的な
ハリケーンの多発と、被害は、リベラル派の主張が支持される結果を
もたらした。
 中国は、エコ大国を標榜し、太陽光発電の分野では、世界一の技術
力を持ち、アフリカをはじめ発展途上国のエネルギー分野で断トツの
シュアを拡大している。
 ひるがえって、我が国、エネルギーの分野では、20世紀の化石・原
子力エネルギーに執着し、インドに石炭火力発電所プラントやベトナム
への原子力発電輸出を試みたが、土壇場で、反故になった。
 国際投資の世界では、温暖化対策に取り組まない企業については、投
資を見直す流れが、始まっている。
 少子超高齢化問題は、確かに、問題であるが、気候変動による災害の
多発は、基盤そのものを破壊してしまう。

 日本銀行による国債や株の買受、国民の虎の子、年金資金までを、株
の購入に充てて、無理やり株価を引き上げ、日本経済は、好調だと、言
われても実感が沸かない。
 地方自治体の仕事を民にアウトソーシングするだけのゆるい規制緩和
では、真の成長は見込めない。

今必要なのは、大企業が国の潤沢な支援と規制の下で、独占してきた分
野を、新しい科学技術を産業に活用しようとするベンチャー企業に開き
大胆にイノベーションすることだと思う。

 現在の日本男子は、意外に、正論を避けて、過不足なく立ち振る舞う
ことを、良しとする風潮の中にある。
 一方、女性は、戦後、一貫して、ある種の意図をもって、内面から、
徐々に壊され、健全な母性が育ちにくい過酷な環境にある。

 命の源である大地が汚れると、地上に育つものは、健全とはならな
い。

 女性を聖母化せよとまでは言わないが、巧妙に射幸心に火をつけて
魔女化を肯定する退廃文化の放任は、結局、民度を下げ、国力を弱体
化し、美しくない日本を生む。

 日本神話に登場する神々の中で、女性の神は、聡明で偉大な力をも
ち、祭りごとでも、安寧を尊ぶ役割を発揮した。

 生命体である地球の異変をくい止める最後の望みの綱は、女性。

日本の女性の皆さん、女性参画社会・一億総活躍社会のスローガン、
インスタ映えに惑わされてはいけない事だけは確かです。

 
  

 

 
 
 
  
  

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