• もっと見る

脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


第6回長谷川博之&翔和学園コラボセミナー@ [2012年11月26日(Mon)]
11月25日 さいたま市・埼玉教育会館で第6回長谷川博之&翔和学園コラボセミナーがあった。この両者のコラボレーション第6回目。私は初参加である。若手の教師たちが燃えるような情熱を持って本当の教育、本気・本物の教育者を求めて学んでいた。思いも込めて報告する。
IMG_5036.JPG

翔和学園は発達障がい児に対する特別支援教育で有名なNPO法人の学園である。東京・中野坂上駅近くにある。人間関係・コミュニケーションに障害のある若者たちが社会的自立をめざすための学校として、1999年に設立された。向山型指導法を活用し、発達障害を抱えた子どもたちの可能性を最大限に伸ばし、教育界の奇跡と言われている。
【講座1】翔和の先生が語る!日常の翔和学園
【講座2】教室のあの子が変わる!授業の映像クリニック
【講座3】熱闘!翔和学園の最新情報
【講座4】翔和学園からの挑戦!こんな時どうする!超具体的対応術
【講座5】長谷川博之&翔和学園 LIVE対談!
IMG_5135.JPG

この後、
【講座6】長谷川先生の研究授業「領土」があった。
長谷川博之先生は、今の日本で最も優れた教師の一人。著書多数、ほとんどがベスツセラーとなり、教育界の期待の星。確実に「子どもを変える・学校を変える」教師である。傷を癒し、荒れた心を落ち着かせ、失意の中にある子どもに希望を与え、生きる力を育み立ち直らせる。まさに北斗の星である。
IMG_5051.JPG

140名もの受講生を相手に、今一番ホットな課題「領土」について研究授業をした。日本の国土は狭い。しかし、点在する島々の数は6852、これが宝。国土は62位、領土は第6位。そのほとんどは海、ならば海を生かすこと、これが日本の生きる道である。幸いなことに「排他的経済水域」が国際共通基準として認められている。国土・領土をまもる。他国に侵させない。これは国民の決意。
見事な授業であった。書籍は段ボール20箱、国会図書館足を運び、大学教授に会い、海上保安庁・海上自衛隊・防衛庁の専門官を尋ね、国会議員にも見解を聞いて回る。使ったスライドは膨大な資料の1〜2%程度だったと言う。99%は捨て、1%に凝縮する。ほぼ40日間寝食を忘れて打ち込んだと言う。それが研究開発の授業である。
IMG_5058.JPG

高度技術社会、技術を支える希少金属、世界生産量の97%を中国1国が占めている。「レアアースを制する者が21世紀を制する。」といわれている。日本の領土内には無尽蔵とも言われる海洋資源が眠っている。それらを生かし活用し、国際社会に貢献する。これが日本の生きる道である。
IMG_5069.JPG

 メタンハイドレート、金、銀、コバルト、レアアース、マンガン、どれ一つとってもかけがえのない資源である。海洋資源学だけではないあらゆる学問が全力を尽くしてほしい。
IMG_5074.JPG

第6回長谷川博之&翔和学園コラボセミナーA  [2012年11月26日(Mon)]
中国は海がほしい。海洋資源がほしい。太平洋に出たい。アメリカと太平洋をニ分して支配する。それが国策だと言う。
IMG_5094.JPG

同じような状況に追い込まれたことが日本にはあった。元寇と幕末である。元寇は撥ね退けた。幕末も撥ね退けた。薩長も江戸幕府も真剣であった。林子平は「海国兵談」を書き、警告を発した。幕府は「世を惑わす」として著書は発禁処分した。しかし、海防に努め、神戸や長崎に操練所を作り、お台場には大砲まで設置した。私の住む川口、知り合いの鋳物工場が作ったものだ。
IMG_5079.JPG

 諸外国の動きを知り、志士たちは情報収集に走った。人に会い、横文字を学び、書籍を調べ、日本の行く末の思いを凝らした。行き先を案じた。心配していたのは吉田松陰、坂本竜馬、高杉普作など志士たちだけではない。開明的な藩主や幕閣、勝海舟、島津斉彬、徳川斉昭などがいた。佐久間象山などもいた。象山は変人扱いされた。先が見え過ぎたのである。
IMG_5078.JPG

「国を守る」その心は誰にもある。素朴な「愛国心」は誰にもある。どの民族にもある。どの国も他国の国家主権を侵してはならないのだ。偏狭なナショナリズムを煽ってはならないのだ。個人でも国家でも私利私欲はいけないのだ。
 海上保安庁は一歩も引かない。海上自衛隊も一歩も引かない。6万6千人もの人々が「防人(さきもり)」「海守(うみもり)」となっていると言う。
IMG_5110.JPG

1648年以降、1989年までの戦争の原因は70%が領土争い、20%が通商・商業だったと言う。「領土と金]、難しい問題だ。どのように折り合いをつけるか。高度な問題なのだ。国民の総合的な叡智がかかっている。
IMG_5122.JPG

吉田松陰は「備えとは、艦(ふね)や砲(つつ)との謂いならず この敷島の 大和魂」「武力も大事だが、国を守る意志こそ、大切なのである。」さすが吉田松陰、純度が並みではない。何が大事か、どの方向に行かなければならないのか。自分の使命は何か。「呼狂呼賊任他評」そして松陰は死んだ。憶!! 
IMG_5133.JPG
「生理研ニュース」紹介  [2012年11月20日(Tue)]
岡崎にある生理学研究所から「せりけんニュース」が送られて
きた。各号とも大変貴重な内容が紹介されている。
 教育に携わる人々にとって重要な知見が盛られている。普段
接する機会のない読者に紹介したい。
GEDC0050.JPG

今回は「記憶の分子メカニズムを探る」動物実験の方法であ
った。事実や思い出の記憶は「海馬」で行い、体で覚える記
憶は「大脳基底核」で行う。 
GEDC0052-2.JPG

実験装置は3種類ある。ねらい・用途によって装置を組み合
わせて使う。
GEDC0055.JPG

マウスを回転棒で運動させ、回転数によって運動機能の記憶
を測定・調査する。
GEDC0064.JPG

認知機能の測定・調査結果である。正常マウスは一日後でも
記憶しているため、危険を感じ暗い部屋には入らない。
「物忘れマウス」はトレニングしているのに、同じように暗
い部屋に入る。
GEDC0061.JPG
「大腸菌で正しいことはゾウでも正しい」
これが分子生物学の先導研究グループの共通スローガンであ
る。当然「原始生命体で正しいことはゾウでも正しい」「マ
ウスで正しいことはヒトでも正しい」となっていく。その原
理メカニズムを発見することが科学者の使命である。
 生理学研究所でも多くの基礎研究者が日夜新たな発見に全
力を注いでいる。現場は研究成果に学び、現場に生かすこと
である。全国の先生方、生理研に注目して下さい。
川口宿・鳩ケ谷宿 日光御成祭り@ [2012年11月14日(Wed)]
11月11日、川口市・鳩ケ谷市合併を記念し、『川口宿・鳩ケ谷宿 日光御成祭り』が開催された。祭りには市民など約1800人がそれぞれ役を決め、将軍の日光社参行列や岩槻藩主参勤交代行列で練り歩いた。見学者は約18万人であった。 
IMG_4585-1.JPG

川口駅前広場で出陣式が盛大に行われた。デッキには見学者が鈴なりになっていた。
IMG_4421-2.JPG
市長岡村幸四郎は馬に乗り、市民の歓声に応えていた。
IMG_4547.JPG

以下は参加した出演した市民の写真です。
「記録です。ブログに載せさせて下さい。」
と言いながら撮らせてもらったものです。
お礼に写真をあげたいのですが、住所も名前も分りません。
プロフィールに連絡先が書いてあります。連絡下さい。
とても良く撮れていましたので自信はあるのですが、
不都合の方はすぐに削除いたします。
IMG_4485-3.JPG

IMG_4487-4.JPG

IMG_4474-5.JPG

IMG_4585-1.JPG
川口宿・鳩ケ谷宿 日光御成祭りA [2012年11月14日(Wed)]
川口宿・鳩ケ谷宿 日光御成祭りA
IMG_4469-11.JPG

IMG_4472-12.JPG

IMG_4467-13.JPG

IMG_4468-14.JPG

IMG_4417-15.JPG

IMG_4456-16.JPG

IMG_4483-17.JPG
川口宿・鳩ケ谷宿 日光御成祭りB [2012年11月14日(Wed)]
川口宿・鳩ケ谷宿 日光御成祭りB
IMG_4495-21.JPG

IMG_4496-22.JPG

IMG_4498-23.JPG

IMG_4499-24.JPG

IMG_4501-25.JPG

IMG_4562-26.JPG

IMG_4552-27.JPG
『脳の健康医療セミナー2012』ご案内 [2012年11月11日(Sun)]
『脳の健康医療セミナー2012』ご案内 

今年も「脳の学校セミナー」がやってきました。

加藤博士は青年医師の時代から並みではありませんでした。「苦
しむ子どもを救わん」として全身全霊、寝食を忘れて治療・研究
に没頭したのです。“問題が脳にある”と気付き、研究を“脳”に集
中しました。世界に先駆け脳計測の技術を開発し、次々と特筆す
べき論文を発表してきました。

MRI計測一万人、並みの数ではありません。“脳は成長する”こと
をはっきりとつかんだのです。病巣医学から成長医学へ、治療の
方向転換でした。加えて正常組織の活性、病巣を包囲する、「成
長の医学」でした。
大学・病院・町医者、周りは全て病巣医学でした。一人先生は立
ち上がり、「脳の学校」を立ち上げました。社会が求める実践的
な研究を進め、成果を公開しています。その一つ、「発達障害」
に関する最先端の研究を生理学研究所ブログで紹介しています。
 IMG_4399.JPG

今回のテーマは、『いくつになっても成長できる脳習慣』、
脳を成長させる生活や行動の習慣を変える脳ハウや実践を公開し
ます。ご参加をお勧めいたします

【日時】2012年12月16日(日)(10:00〜16:30)
【会場】アルカディア市谷(東京)
【プログラム】
●招待講演『いくつになっても日々成長できる人』
  我喜屋 優 (沖縄県・興南高等学校硬式野球部監督)
・根っこを張る力:人としてしっかりした根っこを張る。
・自分の道を切り開く力:一か所に留まらず、チャンスがあれば
 出港する。
・心を動かす力:怒るのではなく、叱る。
・和を保つ力:捨てるより拾える人になる。
・感謝する力:感謝なくして道は開かない。
●教育講演『体の健康を保ち、脳を発達させ続ける生活習慣』
  遠藤  明 (えんどう桔梗こどもクリニック院長)
・超高齢化社会と医療経済の状況
・子どもの食習慣と運動習慣が大人の生活習慣病を生む
・疾患の危険因子と病態の悪循環を断つ方法
・病的老化を予防する生活習慣
・これから求められる健康な生き方とは?
●研究報告『酸素と血流で見る “脳が伸びる脳の使い方”』
  吉野加容子 (脳の学校チーフリサーチャー)
・深刻な社会人の発達障害を疑ったら、まず脳を見る
・MRIでみた発達障害の海馬と子どもの言葉の遅れ
・よい咬合とよい呼吸は、脳の計測でわかる?!
・1.5秒でみえる理解する力 ベクトル法NIRS脳計測とは?
・“うまくいかない脳サイクル”にハマらないための子どもの教育
 法
●総括講演『脳を成長させる新しい医療と脳ハウ』
  加藤 俊徳 (脳の学校代表)
・なぜ、100歳以上は87%が女性か?
・男性が100年生きるためにすべき脳習慣
・歯科医に期待する脳の健康医療とは
・超高齢化日本が直面している脳問題
・二頭追えば、二頭得られる時代
・自分の脳を世界で唯一の価値に仕上げる方法

【セミナー詳細】をご覧下さい。
http://www.nonogakko.com/media/brf2012.html

オバマ演説にあらわれた「脳の原則8カ条」 [2012年11月08日(Thu)]
オバマ大統領の演説を聞いた。その内容・動作・表情、全てに驚いた。日本にこのような指導者がいるのであろうか。選挙が近い。私たち選挙民が見る目・見抜く目・選べる目を持たなければこの国・日本は立ちいかない。オバマ大統領は私が提起している「脳の原則8カ条」を最高度に発達させた人であろうと思った。オバマ大統領の演説から脳科学が示すリーダーの姿を学んでほしい。(桑原)

       オバマ演説にあらわれた「脳の原則8カ条」
         脳科学教育研究所長 桑原 清四郎

1 オバマの脳は、オープンマインド、誰からも聞く。誰からも
  学ぶ。歴史から学ぶ。

 *私は皆さんの声に耳を傾けてきました。皆さんから学んでき
  ました。皆さんのおかげで、より良い大統領になれました。
  皆さんの物語や戦いを抱えて、私はホワイトハウスに戻りま
  す。やるべき仕事、待ち受ける未来について、今まで以上に
  決意を固め、意欲をもって。
 *この国の民主主義における市民の役割は、投票でおしまいで
  はないからです。アメリカは、何をしてもらえるかという国
  ではありません。そういう国だったことは一度もない。協力
  し合って何ができるか、それがアメリカです。自治という大
  変な、なかなか報われない、けれども必要な努力を通じて。
  その理念こそ、この国の建国の精神です。
 *アメリカが特別なのは、地球上でもっとも多様なこの国をひ
  とつに束ねる絆のおかげです。自分たちはひとつの運命を共
  有しているのだという、信念のおかげです。お互いや将来の
  世代に対する一定の義務を受け入れなければ、この国はうま
  くいかないという、そういう確信です。
 *アメリカではあまりに多くの人が自由のために戦い、自由の
  ために死んでいった。そうやって勝ち取った自由には権利も
  あれば責任もあるのだと。責任とはたとえば愛すること、思
  いやること、義務を果たし国を愛することだと。その信念が
  あるからこそ、アメリカは偉大な国なのです。

2 オバマの脳は、全体最適、人種・貧富・学歴を問わ
  ない。
   
 *私たちはみな同じアメリカの家族なのだ。私たちはひとつの
  国、ひとつの国民として一緒に浮きも沈みもするのだ。
 *何者だろうと構わない。どこから来たのでも、外見がどうだ
  ろう、どこを愛していようと構わない。黒人だろうが白人だ
  ろうが、ヒスパニックだろうがアジア系だろうがアメリカ先
  住民だろうが構わない。若くても年寄りでも金持ちでも貧乏
  でも、五体満足でも障害があっても、ゲイでもストレートで
  も。やる気さえあれば、ここアメリカではなんとかなる。

3 オバマの脳は、相互補完、排除しない・話し合う・学び
  合う。
   
 *つい先ほど、ロムニー知事と話をして、懸命に戦った選挙戦
  について知事とポール・ライアンに祝意を伝えました。私た
  ちは激しく戦った。けれどもそれは、この国を深く愛してい
  るからこそ。この国の未来をとても大事に思っているからこ
  そです。数週間の間にロムニー知事と一緒になって、この国
  を前進させるためにどう協力できるかをじっくり話し合いた
  い、楽しみにしています。
 *私たちの間には色々な違いや対立がある。けれどもほとんど
  の人は、アメリカの未来はこうなって欲しいという一定の思
  いを共有しています。

4 オバマの脳は、国民の幸福度第一、貧困層、病人への目配り
  が強い。

 *子供たちには、借金の重みに苦しんでいないアメリカで生き
  て欲しい。不平等のせいで衰退したり、温暖化の進む惑星の
  破壊にさらされたりしない、そういうアメリカで暮らして欲
  しい。安全な国、世界中で尊敬され憧れられる国を子供たち
  に残したい。
 *長いこと白血病を患う8歳の娘さんの話をしてくれました。
  保険会社がその子の治療費の負担を止めようというわずか数
  カ月前に、医療保険改革法案が成立したおかげで、彼女の治
  療を続けることができたと。そうでなければ、その家族は全
  てを失っていただろうと。

5 オバマの脳は、改革重視、変革にむけ行動的でありフット
  ワークがある。

 *やみくもな楽観主義について話しているのではありません。
  前にたちはだかる仕事がいかに大変かをいたずらに無視した
  り、道をふさぐ障害物を無視したりする、そんな希望のこと
  ではありません。ただ高みの見物を決め込んだり、戦いから
  逃げ回るだけの脳天気な理想主義のことでもない。私はかね
  てから希望というのは、自分たちの中にある頑固な何かだと
  思ってきました。そんなの無理だとどんなに言われても、果
  敢に手を伸ばし続け、働き続け、戦い続ける勇気があれば、
  今より良いものが何か待っていると、頑なに信じ続ける何か
  だと。

6 オバマの脳は、ネットワークで働く。   
 *政治史上最高の選挙チームとボランティアのみんなにも。最
  高の、本当に最高の。今回初めての人たちもいたし、一番最
  初から私の横にいてくれた人たちもいる。みんな、家族で
  す。
  みなさんが今後何をするにしても、どこへ行くにしても、み
  んなで一緒に作ったこの歴史の記憶はあなたの中に残る。そ
  してこの大統領はみなさんに終生、感謝し続けます。ずっと
  信じてくれて、ありがとう。あらゆる丘の上へ、あらゆる谷
  間へ、一緒に来てくれてありがとう。皆さんはずっと僕を盛
  り立ててくれた。皆さんの努力と素晴らしい働きに、僕はい
  つまでも感謝し続けます。
 *みんな生き生きしている。活気がある。フットワークもよ
  い。ハリケーンに対応も早かった。混乱や混線がなかった。

7 オバマの脳は、妻への愛・子どもへの愛が溢れている。  
 *20年前に結婚を承諾してくれた女性がいなければ、今の私
  はありません。ミシェル、公衆の面前ではっきり言わせても
  らいたい。今までで一番、君を愛してる。僕が君を愛するよ
  うに、アメリカ中が君をファーストレディとして愛するよう
  になるのを、僕は眺めてきた。こんな誇らしいことはない。
 *サーシャとマリーア。みんなの目の前で君たちはどんどん大
  きくなって、お母さんにそっくりの、強くて賢くて美しい若
  い女性になっていく。本当にすごく誇りに思ってるよ。

8 オバマの脳は、ウソをつかなかった。現実をじっと見据え、
  改革しようとしている。

 *選挙戦というのはくだらないものに見えることがある。ばか
  ばかしく見えることだってある。それは承知しています。そ
  のせいで、政治なんてしょせんエゴのぶつかり合いでしかな
  いとか、特定利益が支配する領域に過ぎないとか、そうやっ
  て斜に構える連中に冷笑されてしまう。けれども実際に私た
  ちの集会に来てくれた人たち、高校の体育館でロープに沿っ
  て並んだ人たちの話を聞いてもらったら、あるいは自宅を遠
  く離れた小さな地区の選挙事務所で遅くまで働く人たちを見
  てくれたら、たぶん違うものを目にすると思います。
 *同じ希望や夢を共有していると認識するだけでは、膠着はな
  くならないし、問題も解消しない。合意形成のために苦労す
  る代わりにはならない。この国の前進に必要な妥協点を見い
  だすためには、大変な苦労が必要です。希望は一緒だと認識
  するだけでは、その代わりにならない。

仮説 オバマ大統領の脳は合脳性が高い。優れた人間であろう。
 *脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。合脳性が高いほ
  ど優れた人間になる。多くの共感を得る。当然、選挙に強
  い。これからの選挙は合脳性度で測られると思う。
脳の原則8カ条 [2012年11月08日(Thu)]
        脳の原則8カ条
            脳科学教育研究所長 桑原清四郎

1 脳はオープンマインドである。    
 *脳が閉じれば閉じるほど、人格がゆがんでくる。表情も自然
  でなくなる。秘密が多ければ多いほど公明正大でなくなる。

2 脳は全体最適を求めて機能する。   
 *脳は全体で機能する。社会事象も全体で機能する。家長は家
  庭全体を考え、校長は学校全体を考える。市長は市民全体を
  考え、知事は県民全体を考える。当然国会議員は国全体を考
  える。組織の長が全体を忘れたら必ず組織はおかしくなる。

3 脳は相互補完で働く。   
 *目的と相互補完を忘れた時、個人も組織も機能すなくなる。
  強い者中心・弱いものいじめ、攻撃・排除が組織を破壊す
  る。

4 脳の目的は「幸せ」である。   
 *脳は満足を求めて機能する。個人にとっても社会にとっても
  「幸せ」が目的である。当然ながら政治の目的は「国民の幸
  福度」を一歩でも上げることである。

5 脳は出力に依存する。   
 *脳は入力よりも出力に依存して発達する。入力しても出力し
  なければ回路として完了しない。読書したらメモ・感想を書
  く。一日が終わったら日記を書く。情報が書類のように積み
  重なって想起できなくなる。脳が錆つく。

6 脳はネットワークで機能する。   
 *家庭も学校も会社もネットワークで機能する。ネットワーク
  が良い会社は業績が上がる。社員は生き生きしている。活気
  がある。フットワークもよい。仕事も早い。混乱や混線がな
  い。逆の場合は大変、逆の現象が次々に出てくる。

7 愛が脳を活性化する。   
 *教育は愛!愛こそ教育、教育・人材育成の大原則である。テ
  クニックがどんなに優れていても愛がなければ無に等しい。
  「よくできる」先生が、いつの間にか、子どもが嫌いになり
  距離をおき、子どもから離れていく。愛のある先生はどの先
  生も子どもを大事にし、粘り強く技術を磨き良い先生になっ
  ていく。   
8 脳はウソをつけない。   
 *脳はやったとおりになる。脳の回路を誤魔化すことができな
  い。痕跡が残る。ヒトは生きた通り死んでいく。ウソをつけ
  ない時代がやって来た。 

仮説 合脳性が高いほど優れた人間になる。
 *脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。合脳性が高いほ
  ど優れた人間になる。
番組のご案内 [2012年11月07日(Wed)]
番組のご案内

私の友人フリーデレクター河崎孝史様の作品が
放映されます。他作品がNHKでも放映されています。
手堅い作品に仕上がっていると思います。
是非ご覧になって下さい。

        記

放送日:11月11日(日) 午後4時〜5時(特別番組)
放送局:テレビ東京 (全国同時ネット)
タイトル:グローバル100年企業/巨大生保の世界戦略


| 次へ
プロフィール

日本財団脳研さんの画像
日本財団脳研
プロフィール
ブログ
カテゴリ
https://blog.canpan.info/brains/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/brains/index2_0.xml
ブックマーク
月別アーカイブ
最新トラックバック
情報肥満 (07/16)