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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


過労・ストレスは脳を破壊する。 [2008年11月29日(土)]
過労・ストレスは脳を破壊する。破壊され機能を失うDNA。発火した塩基が白く光る。修復・入れ替えが間に合わなくなるからである。

発火し壊れる塩基。欠損部分が生まれ転写ができなくなる。DNAは約32億6800万からできている。

生き残った神経細胞は9%、死滅細胞91%。支え切れなくなったグリア細胞。10倍もあるのに残念。力尽きたか?

死滅したグリア細胞は酸素を使わない。fMRIでも赤く光らない。うつ病は、扁桃体細胞を大量に破壊した結果である。喜怒哀楽の感情が欠損する。無表情になる。


疲労が過ぎると海馬の回路も回らなくなる。ボンヤリして学習も低調になる。仕事の能率も上がらない。ミスが多くなる。意欲も減退する。

細胞を守るためには休養が大事。規則正しい生活が大事。負荷もストレスも大事。ただし、程度ものである。目標達成、課題解決は成長のばねとなる。何事も「過ぎたるは及ばざる如し」である。最大の回復剤は睡眠、笑い、気晴らしである。仕事合間の一服も大事。どんどん修復、入れ替えをしてくれる。
脳の機能を生かした授業の試み [2008年11月23日(日)]
 授業の要諦は
 @イメージ Aアレゴリズム Bトレニングである。
 聞いてイメージ、書いてイメージ。応答してイメージ。イメージさえ生まれれば式は簡単、自然に生まれてくる。あとは手順どおり計算する。繰り返しの練習で実力となる。記憶には想起が大事、入力より出力である。

リズムとテンポのある授業、やり取り・応答が特に重要。神経細胞を正常に効率よく機能させること、脳回路をフル回転させることである。ソクラテス的対話によって進行していく。すっきりした授業となる。まさに「産婆術」である。「つかむー考えるーやってみるー比べるーまとめるー練習・ドリル」である。

脳に悪い授業は、子どもの脳を混乱・混線させる。回路が回らず、シナプスも繋がらず、頭がもやもやし何がなんだか分からない授業となる。

脳の機能を十分に生かすと限りなく「できた・わかった・楽しかった・満足した」授業へと収斂していく。「愛は脳を活性化する」と理研の松本元博士は喝破した。子どもの第一の仕事は親や教師に愛されかわいがられることである。教育の質は愛の深さに比例する。

できた経験が子どもを楽しくさせる。わかった経験が子どもを嬉しくさせる。、発表した経験が子どもを満足させる。学習活動が多ければ多いほど子どもは満足する。本日(11・27)算数単元が終了した。授業満足度(◎・○・△・×)は、全員◎であった。驚異的なことであった。このデータは前のものである。

埼玉県議会文教委員会視察来校 [2008年11月22日(土)]
11月20日(木)埼玉県議会文教委員会清水委員長、小林副委員長以下18名が来校した。「脳科学の知見を生かした教育実践」の視察であった。

鈴木洋校長が、「学校経営と脳科学ー脳科学を活用した学校経営と教育指導の改善ー」を報告した。脳科学の知見導入による成果は、@教育課程の適正実施 A欠席者の減少 B保健室利用者の減少C児童間のトラブル減少 Dガラス破損の減少 E給食残量の減少 F不登校児童の減少 G学校満足度4件法で肯定90% H職員の病休なし I教師の意識向上等である。

脳科学の知見を生かした算数授業である。無駄口なし・いたづらなし・よそ見なし。子どもの学習量は圧倒的に多い。授業後の学習評価は「できた・わかった・楽しかった・満足した」4項目とも◎が90%、△×0%であった。意欲と達成感に満ちた授業の道筋が見えてきた。

喰い入るように授業に見入る文教委員の先生方、通常授業との違いはどこにあるのだろうか。どうしてこんなに集中するのか。授業を楽しがるのか。脳で何が起こっているのか。

参観後の質疑応答20分間、田中委員、鈴木委員など各委員から次々に質問が出された。
応答者は、学校経営ー鈴木校長、脳科学ー桑原、教育課程ー敷地教務主任であった。

定例会の報告とお知らせ [2008年11月22日(土)]
「脳科学と『SWAT理論』分析を取り入れた学校経営」を講義する川口市立教育研究所の南勇先生。脳内伝達物質セロトニン・ドーバミン・ノルアドレナリンの役割に触れながら、表情豊かな教師、メリハリの効いた喜怒哀楽の表出、管理職の役割の重要性等を、『SWAT理論』分析を取り入れながら語られた。

こんなにためになる話なのに「MOTTAINAI」としきりに語る上澤先生。参加者が少ないのは本当に「もったいない」ね。でも知っている人が少ないんだから仕方がない。12月は誰かきて欲しいね。
      

第25回 埼玉感性・脳科学教育研究会 例会のご案内

 あっという間に12月師走です。皆さんお元気でしょうか。
11月20日は金子健二先生の命日、11月15日(土)ホテルニューオータニにおいて偲ぶ会「愛・創造・命 〜金子健二の軌跡〜」がとりおこなわれ、合わせて「金子健二回顧展」新橋にて開催されました。本会は金子先生、中嶋先生と2人も大事な先生を失ってしまいました。皆々様くれぐれも御自愛下さい。
 11月20日には、埼玉県議会文教委員会視察があり、18名来校されました。脳科学の重要性は急速に広まっているようです。脳には38億年の叡智が詰まっています。民族の歴史も繰り込まれています。脳の目的は「幸せ」です。「喜び」です。機能は相互補完です。利己主義より愛他主義です。「何のために勉強するのですか」と聞かれたら、「お父さん・お母さん、そしてみんなを幸せにするためですよ。」と答えたいものです。
 前回は、教育研究所の南先生から「脳科学と『SWAT理論』分析を取り入れた学校経営」について貴重な報告をいただきました。私もささやかな報告をしました。
 今回は、担任をしている上澤先生と綱川先生の報告・提案です。話し合いの時間を多くとりたいと思います。是非おいでください。
       
               記

日時 12月06日(土)13:30〜14:30 上澤
              15:00〜16:30 綱川
場所 川口市立栄町公民館 川口駅東口そごう裏5分
講師
   「生きる力の源泉は防衛体力〜生活習慣の改善を目指して〜」 
                          上澤 篤司(東京・上平井小教諭)
   「意欲的に学ぶ理科授業の展開」   綱川 明正(川口・芝東中教諭)
 
会費  ¥500円
 *「脳科学ブログ」ヒット数85,791となりました。是非ご覧下さい。ヤッフー「脳科学」337万件の3番目です。1番が理化学研究所、2番が百科事典のウェデペギアです。こんなになるなんて全く思っても見ませんでした。100%オープンな会です。何も心配ありません。どなたでもおいで下さい。
 *お願い:脳科学に関心のある若い人にブログを紹介下さいませんか。(桑原)
金子健二先生を偲ぶ会 [2008年11月18日(火)]
芸術家金子健二は、芸術家の社会貢献を探り、日本における臨床美術の生みの親となった。脳科学者やカウンセラーと協力し、右脳活性化によるアルツハイマー病克服に道を切り開いた。その研究成果は反響を呼び、東京芸大・筑波大・学芸大・法政大・京都造形大、更に韓国・ヨーロッパにまで仕事は拡大されていた。春日部市立幸松小の実践は埼玉県下全小学校に配布された。東大安田講堂でも展示発表された。NHKは「芸術家金子健二」の特集までくんだ。昨年11月20日、肺ガンのため58才で天に召された。東北福祉大教授、芸術造形研究所長であった。

11月15日、ゆかりのホテルニューオオタニにおいて、金子健二を偲ぶ会がもたれた。全国各地から集まった脳科学研究者・医療者・臨床美術家・学校教師達、「金子メソッド」の継承・発展を心に誓いながら、任地に赴いた。陣頭指揮のバトンは西田氏に引き継がれた。

代表的作品は、第一回本郷新賞を受賞した「風の又三郎群像」「かたゆきかんこ、しみゆきかんこ」「雪渡り」など宮沢賢治作品、「マグダラのマリア」「少女と夏水仙」「プロポーズ」「伊奈忠治像」などであった。

「少女と夏水仙」のテーマは、「献身と奉仕」である。海に流された23名の子どもを救わんとして犠牲になった小学校長金子明を記念して作られた少女像である。(川口市立朝日東小学校に建っている)


はせ参じた教育を考える会の仲間達、私たちは30年も前から元東宮(現天皇)侍従清水二郎先生の指導を受け、教育の研究を続けてきた。脳科学の重要性も教えられ講義も受けていた。脳の問題は常に念頭にあり、30年間も育まれてきた。
元浦和西高校長永瀬正臣、おさなご園長丸山雅子、青葉学園長神戸信行、聖学院中高部長角田秀明、キリスト教共助会前委員長尾崎風伍と小生







自然ともにA [2008年11月08日(土)]
               自然と脳科学
@自然との触れ合いは、人間の五感を総合的に刺激する。
A触れ合いが与える素材と機会は圧倒的な多様さを持つ。
Bどんな刺激的なおもちゃ、ゲームも質・量ともかなわない。
Cマイルドでバランスよくすべての感覚を刺激してくれる。
D触れ合いの中で、喜怒哀楽の情動を甦らせる。
E自・他の気持ちを推し量れるようになる。
Fコミュニケーション能力を著しく向上させる。
(参考 浜田久美子「森の力」岩波新書)

自然と一体になった教育から五感を生かした「いのちの教育」の
基盤が生まれる。(川口市立東本郷小の実践より)

「校長先生、ヘビがでた!」「それっ、行くぞー」 恐怖心と好奇心、
捕らえた時の安心、情動回路がフル回転、原始の感覚が甦る。
 

裸足で田植え、思ったよりずっと気持ちいい。土には特別な効用
があるらしい。

学校の手に余る広い学校農園がダイナミックな教育活動の舞台
になった。トマト・トウモロコシ、さつまいも、バッタ・かまきりから
ヒキガエル・ヘビまで。「ダッシュ村」の実践も行われた。

どの子もどの子も歓声を上げる。収穫の喜びは格別らしい。
「喜び体験」の積み重ねが子どもの心を育てる。

待ちに待った焼き芋大会。お母さん達もお手伝い。薪の準備から
焼き上がりまで一切を仕切って下さった川口中央ロータリー前会長
渡辺さん(現学校評議員)。良い支援者に恵まれてこそである。








自然とともに@ [2008年11月08日(土)]
自然と一体になった教育から五感を生かした「いのちの教育」の
基盤が生まれる。(川口市立東本郷小の実践より)

収穫の喜び、満足する子供たち

畑仕事をおわってハイ!パチリ! 良い表情だねえ。先生も満足

時間も忘れてザリガニつりに夢中になる子供たち。

深い霧の中で走るこどもたち、風雪の日でも元気いっぱい遊びました。

校庭の風力・太陽光発電。昼は噴水を、夜は一隅をてらす光になる。


脳のしくみと働き [2008年11月07日(金)]
脳の世紀が始まっている。物理学・化学・数学・工学・教育学とあら
ゆる学問が脳研究に注がれる。研究者にとって最後のターゲットが
脳である。

脳のしくみと働き(理研)
 
脳の内部構造 内部が大事 扁桃体・側座核・海馬・帯状回・基底核
など内部構造が大事、脳幹・大脳辺縁系が大事、脳トレは枝葉

神経細胞(ニューロン)1000億以上もある。細胞一つが一つの宇宙
である。1万以上のスパインから入力、出力はたった一つの軸索である。

全てはネットワーク、繋がらないと始まらない。成長・発達・教育・学習
はいずれも繋げてネットワークを作ることである。

海馬の記憶回路、入力情報が回って出力しないと記憶は成立しない。
情動回路も身体回路も原理は同じ。





検証授業B「1年特活」石田教諭 [2008年11月04日(火)]
特活の検証授業実施、1年ながら活発な話し合い活動が展開されました。

 1年生の学級会、先生が話合い活動の仕方を、丁寧に教えます。

「司会の進め方」のシナリオを見ながら進めます。特活は体験で学びます。

  先生の思いや願いが、教室前面にくっきり打ち出されます。

授業後の研究協議会では、熱心な討議が行われます。


指導案(石田教諭)をご覧下さい。
「最新の脳科学ー脳のしくみー」発行 ニュートン [2008年11月03日(月)]
「最新の脳科学ー脳のしくみー」をニュートン社が発行した。過去2回の特集分も含め、研究成果を1冊にまとめあげている。これらを活かすのが教育現場の仕事である。ヒントが満載されている。 


1億ものニューロン、10本近い樹状突起、数千から数万のシナプス
ここから情報を入力し、1本の軸索から他のニューロンに出力する。

壮大なニューロンネットワークを形成し、回路を変化させたり増強さ
せたりする。可塑性に富む幼少期教育の重要性は限りない。私は
青年教師の時代から「天下の小学校教師だ」と宣言してきた。

理研の山口博士は二十年間も生体リズムの研究を進めてきた。
海馬が出来事の「時間と空間の流れを整理している」ことを突き
止めた。「どの順番で・どの場所に・何を書くか」現場教師に投げ
かけられた課題は重い。

記憶中枢の海馬、海馬傍回から入った情報は、歯状回ーCA3ー
CA1と回り、海馬傍回から出力される。扁桃体と嗅周囲皮質の両
方の経路から感覚情報が入力されると良く記憶に残る。

情報は回路としてまわる。回らないと途中で情報がストップする。
入力と出力は1セット、発問と応答も1セットである。学習が成立す
るためには、情動回路と記憶回路を同時に回さなければならない。

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