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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


理研(BSI)シリーズトークB「脳と教育」〜鍛えるだけが脳じゃない〜開催される [2007年09月02日(日)]
  9月1日(土)理研(BSI)シリーズトークB「脳と教育」が、
銀座・時事通信ホールで開催された。

 ナビゲータ 佐倉 統(東大情報学環教授)
 パネリスト 田中 寅彦(将棋棋士9段)
        弘田 裕一(能楽師人間国宝)
        松村 京子(兵庫 教育大教授)
        宮崎 充治(私立桐朋小学校教員) 
 BSIパネリスト
        入来 篤志(知的脳機能研究
                 グループデレクター)
        加藤 忠史(老化・精神疾患研究
                 グループデレクター)
        ヘンシュ貴雄(臨界期機構研究
                 グループデレクター)
          
 ポイント1 脳科学は教育現場にどのような寄与できるか。
 ポイント2 学校教育とそれ以外の教育の在り方を総合的
        に考える。

         発言・意見の一部紹介

 ○子どもが変わったのではない。大人や社会、環境が変わ
   ったのである。
 ○子どもの問題行動は、複雑な要因による。原因を一つに
   決めつけてはいけない。
 ○脳科学者に何ができるか真剣に考え始めている。しかし、
   疑問に明解な説明できないことが多い。それが現実である。
   宿題としてお預かりしていきたい。
 ○教育現場では、経験知の蓄積を大切にしてほしい。
  *現任校では、脳科学の知見を生かし、成功経験を一つ
    一つ拾い上げる実践を進めている。(桑原)
 ○脳神経科学はこれからである。まだ基礎研究を進める段階
  である。教育現場が脳科学を一般化しすぎて大事なものまで
  失ってしまわないようにしてほしい。
 ○教育には理屈抜きで教えこむプロセスが必要ではないか。
 ○能楽の稽古の型は理にかなったものである。
 ○守・破・離の中でも「守」が大事ではないか。
 ○大学の弓道部では「立つ・すわる」だけ3ヶ月間やらされた。
 ○基礎ができてしまえば、前頭葉を使った応用的動作は
  すぐにできてしまう。
 ○型の継承には絶対者が必要ではないか。
 ○如月さんや佐藤学さん(東大)は、身体性に注目している。
 ○数学もイメージや身体操作で身につけていく。
 ○血流量が増えるから脳が活性化しているとはいえきれない。
 ○将棋は民族の歴史を背負っている。子どもの教育に生かして
   ほしい。子どもの将棋を教える「街の先生」が生まれてほしい。
 ○興奮性ニューロンは80%、抑制性ニューロンは20%。
  ギャバ細胞でも様々な形態がある。臨界期に重要な働きをする。
 ○機能的変化と形態的変化によって変わっていく。
 ○「三つ子の魂」が大人になっても蘇ってくる。
 ○学校の目標は、学力と情動知能の育成である。課題は三つある。
  @学習の適時性ー脳の発達と臨界期 
  Aいじめ・不登校・キレる子等子どもの問題の解決 
  B脳内メカニズム

@「脳の古今東西」
 ナビゲータ 佐倉 統(東大情報学環教授)
 パネリスト 蒲田 東二(京都造形大教授)
        松岡 正剛(編集工学研究所)
        松沢 哲郎(京大霊長類研究所長) 
 BSIパネリスト
        入来 篤志(知的脳機能研究
                 グループデレクター)
        加藤 忠史(老化・精神疾患研究
                 グループデレクター)

A「脳と想像力」
 ナビゲータ 瀬名 秀明(東北大特任教授)
 パネリスト 今 敏(アニメーション監督教授)
        児玉 幸子(電気通信大准教授)
 BSIパネリスト
        藤井 直敬(象徴概念発達研究
                 グループデレクター)
        谷   淳 (動物認知行動研究
                 グループデレクター)
 に引き続き3回目の参加であった。