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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


脳幹・大脳辺縁系 [2007年03月31日(土)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。(本多)
本ブログは、埼玉県川口市立東本郷小学校の実践研究報告(H16〜H17)
「脳科学の知見を生かした『心の教育』」
(森一夫教頭作成)をもとにしたものです。本校は、「脳科学と教育」の
実践研究の第一歩を踏み出し、以来桑原の定年退職後も研究を継続
しています。20年1月29日第4回研究発表会を開催しました。なお、
川口市立芝中央小学校も川口市教育委員会研究委嘱を受け、実践
研究を開始し成果をあげております。20年4月、一年次研究報告書
作成。21年2月、研究発表会を開催いたします。
 く本報告はささやかな一歩ですが、これからの日本の教育を探るうえ
で極めて重要な第一歩だと思っています。ご指導・ご指南よろしくお願
いいたします。(桑原)





脳科学の知見を生かす(1)

1 基本的には3つの知見が「心の教育」に結びついている

(1)脳幹を育て、生体リズムを整えること

<脳幹は呼吸、睡眠、心臓活動、血圧調節などを司る生命の中枢部分>

↓そのために

@「早寝・早起き・朝ごはん」

A「テレビ・ゲームは時間を決めて」

これらのスローガンのもと、しっかりとした生活・学習習慣を形成し、「根じょうぶな子」を育成する。

B外遊びの奨励

(2)大脳辺縁系(扁桃体、海馬など)を鍛え、育てること

<大脳辺縁系は「たくましく生きる」ための中枢部分>

本能(食欲・性欲・集団欲)の発現場所。
感情のサーモスタット(温度自動調節器)の役割を果たす。

五感の情報を値札をはってより分けている。
ホットな情報は記憶され、報酬として与えられる。
また一方、恐怖のような不快な情報(※戦争体験や虐待などからのPTSDがその例)も記憶していく。
感覚からのどうでもいいデータや思考は値札を付けられず、しばらくすると忘れられてしまう。

報酬系は人間の行動に影響を及ぼすもの・・・教育の大切さ

※扁桃体は「好き嫌い」の判断、情動に係わる部分
  海馬は記憶に係わる部分

@喜怒哀楽の感情が育つ多様な体験(感動体験)をさせる

A是は是、非は非の指導により悪い回路の軌道修正をする

B褒めて育てる(よい回路を伸ばす)。「もう一度やろう」とする意欲づけ をする

C寒暖、風雨に身をさらすことができる(皮膚のセンサー、汗腺の退行を防ぐ

D遊びと勉強のけじめ、メリハリをもたせる

・運動すると運動連合野が働き隣の前頭前野が刺激され学習効果、記憶力があがる

・運動するとセロトニンが出て扁桃体に抑制がかかり、過剰反応をしなくなる。
 脳がスッキリし、授業への切り替え、効果が上がる



脳科学の知見を生かす(2)につづく〜
前頭前野・その他 [2007年03月30日(金)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。





脳科学の知見を生かす(2)

前回からの続き
1-(3)新皮質特に前頭前野を育て活性化させること

<前頭前野は
「判断力向上・情動抑制・創造性・理性など人間らしく心豊かに生きていく」ための中枢部分>

人間だけが発達している部分で、皮膚や筋肉から刺激があるとあちらこちらに連絡し、脳を活性化させる所。



@夢や希望をもつ(志と気概)

A多様な人間関係(異年齢集団活動)

B直接体験、本物志向(学校農園、ヘビ、ハイブリッド発電)、五感を使う

C音読、全校読書、口の体操ウォーミングアップ、チェック&チェック

D漢字ドリル、計算ドリルのくりかえし

E下級生の世話(読み聞かせ、歌の指導)、仲良し班の給食・遊び・清掃

F野外活動(全校仲良し遠足、大貫海浜学園)


2 その他

○テレビ・ゲームをやりすぎると脳の発達に大きな影響を与え、前頭前野の機能が低下する。
…家庭での生活の改善指導

○脳幹は爬虫類脳、大脳辺縁系は旧哺乳類脳と呼ばれ動物脳である。
前頭前野を含む新皮質は新哺乳類脳とい呼ばれ人間脳である。

○たくましく生きていくための「食欲」「性欲」「集団欲」の三大本能はたくましい動物脳と賢い人間脳のからみあいによって演出される。
…人間らしく心豊かな児童の育成

○前頭葉は視覚と原始感覚(嗅覚、味覚、触覚)との共感的な刺激を受けて活性化する。

○視覚だけで得る記憶はあやふやだが、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などをともなわせると非常にリアルなものとして脳に残る。
…体験活動の大事さ

○大脳新皮質が大脳辺縁系、視床下部、脳幹を支配、コントロールし、命令している。しかし、一方、大脳新皮質の働きが大脳辺縁系や脳幹によって支えられている。
…バランスの良い育みの大切さ

○情緒は言葉に五感をまぶしてできあがる。前頭部のソフトウェアーは小さい頃からの言葉磨きによってつくられる。
…国語、読者の大事さ

(3)記憶メカニズムへつづく
記憶メカニズム [2007年03月29日(木)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)<なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。/色>



脳科学の知見を生かす(3)

1 記憶のメカニズムを教育に生かす

<記憶とは「記銘(覚える)−保持(保存する)−想起(思い出す)」を合わせたもの>

※それぞれの情報は、映像の部屋・音の部屋・言葉の部屋に保存される。
ニューロンとシナプスがつないでいる。これらは、記憶をつなぐひもとなっている。

思い出すとは情報をたぐり出すこと。
記憶のひもが細くなると思い出せなくなる。※認知症

「うっかり物忘れ」

※前頭前野のワーキングメモリー(脳のメモ帳)は使わないと細くなる。

           

記憶のひも(ニューロンとシナプス)を鍛えると太くなる

〜記憶のひもを太くする方法〜

○ニューロンとシナプスを刺激する

@声を出す(前頭前野を活性化)
※音読、口の体操ウォーミングアップ、暗唱

A運動をする(運動すると運動連合野のとなりの前頭前野を刺激)
記憶のメモ帳の容量が大きくなる。
※外遊びの後の授業への集中(学習モードへの切り替え)へ


2 心の成長には脳が大きく影響

「子どもの頃、肉体的な苦痛を味わったことのないような子どもは、成長して必ず不幸な人間になる」…コンラード・ローレンツ(ノーベル医学・生理学賞を受賞した動物行動学者、オーストラリア人)

子どものときの肉体的苦痛とは、折檻を受けたというようなものではなく、暑さ寒さに耐えた、ひもじさに耐えた、苦しい仕事をしたことなど。
このような肉体的体験が、人間の脳の脳幹を刺激する。

              

○子どもは脳幹を鍛えないと脳幹が痩せてしまって、忍耐力がなくなる。

(4)ほめて育てる へつづく
ほめて育てる [2007年03月28日(水)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。


脳科学の知見を生かす(4)

1 『ほめて育てる』

<「ほめる」と脳神経回路が発達する>

ほめて幸福感、達成感を味あわせ、養う。

好きなことを主体的にする、好奇心、充実感、集中力が伴うことをするとドーパミン系が働く。

そうすると、前頭連合野にドーパミンがよくでる。

その結果、神経回路が発達する。

(※9回褒めて1回叱る程度が効果的・・・神経細胞報償系87%、罰系13%)



心の三原色(神経伝達物質)

@ドーパミン(快、やる気)
Aセロトニン(快、不快の抑制)
Bノルアドレナリン(興奮)


褒めることや顕彰等のモチベーション効果・・・意欲を引き出す

                ↓

<本校の特色ある取り組み>

○各学級での日々の学習面、生活面での「やる気を育てる」指導

○「友だち大好き、先生大好き、学校大好き」な児童の育成に向けた教育

○多様な人間関係(異年齢集団活動・・・遊び、給食、清掃)

○下級生等への世話(6年生が読み聞かせや歌指導)

○外遊び、群れ遊び、サッカー、フットコの奨励(やりたいことをする)

○漢字・計算(漢字ドリル・計算ドリル・チェック&チェック)の確実な定着に向けた小刻みなステップと指導

○6ヵ年皆勤賞・精勤賞、1ヵ年皆勤賞を卒業証書授与式で表彰するとともに保護者の養育姿勢への賞賛をし、親への啓発

 ※平成16年度卒業製6ヵ年皆勤賞2名
   平成16年度1ヵ年皆勤賞110名
  →欠席0、不登校0の学校を目指す

○学期毎の学級委員の任命(リーダーとしての自覚と責任と励まし)等

(5)ゲーム脳の予防へつづく
ゲーム脳の予防 [2007年03月27日(火)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。




脳科学の知見を生かす(5)  

1 ゲーム脳の予防に向けて

ゲーム脳とは・・・

視覚からの情報だけで、何も考えずに指先を動かすテレビゲームなどを、長時間続けていると、大脳の働きが低下していくこと。

ゲーム脳(セロトニン欠乏状態)になること。

※鬱状態はセロトニン欠乏状態
※ゲーム脳は脳は測定によりα波がβ波と重なるか、α波がβ波より上になる状態

@集中力や継続力、記憶力がなくなる。
Aすぐにキレたりおこりっぽくなる。

<原因:ゲームにより、大脳の側面に位置する創造力や人間らしい(理性・道徳心)感情を表現する働きを持つ前頭前野の活動が低くなるため。>

*長崎の小6女子の同級生殺害事件などパソコンの影響。
人間らしさを司る前頭前野の働きが極端に低下し、自己抑制が欠落して「殺すぞ」の言葉
(インターネットに嫌なことを書かれ、動物脳の扁桃体に焼き付けられ、トラウマのような状態。恨みつらみが重なり、善悪の判断が困難。一気に「殺す」行動に走ってしまう。
・・・森昭雄教授対談より(MOKU)

                    

(1)生活アンケート(5月・9月・1月)により子ども一人一人の生活の実態を把握し、全体的な傾向をつかむとともに各児童への指導に生かす。
※5月アンケート終了後の家庭訪問・面談での指導

(2)森教授の「脳の元気度調査(脳波)」の実施とその結果に基づく各児童へのコメントと指導

(3)「テレビ・ゲームは時間を決めて」<本校「心の教育」に向けたスローガン>の啓発と指導
※テレビは一日1時間以内、ゲームは15分以内に抑え、読書のあと感想文を書くとよい。・・・森教授の授業(本校H16・9・3)
(※わかったことを口に出す、書くと脳は活性化する。)

(4)読書をする。特に音読が前頭前野を活性化する。
※週4回の朝読書(月、火、水、金)、読書ボランティアによる読み聞かせ(月曜)、授業での音読と家庭での音読の宿題(音読カード使用)

(5)音楽を聴く(右脳、左脳がよく働く)
※モーツァルトなどのクラッシック音楽

(6)運動をする。(セロトニンが出て、脳の働きを調節)
体育授業での万歩計運動密度測定、外遊びの奨励、ウォーキング、リズムのある運動、太鼓たたき等
※お手玉(集中力がつく)
運動会で育む [2007年03月26日(月)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。






脳科学の知見を生かす(6)

1 運動会(集団力)から心身を育てる

<脳幹と大脳辺縁系を鍛え、発達させ「シャキッ」とした心と体に>

*やる気(進んで取り組み、根気強くやり遂げる気力)を育て、リズムある運動からドーパミンとセロトニンを分泌させ活性化させる。

もともと運動が好きな子は運動会により自分を発揮し、自己表現を図れるものだが、同時に動くことが苦手な子、嫌いな子、億劫な子も運動会を通して大きく成長している。

このような行事(ハード面)と種目内容(ソフト面)の魅力と指導そして集団力・仲間力により苦手な子等も引き上げられる。

運動会は今後の1つの試金石となる。

その指導と効果は

@本年度、全員出席、けがなし

A「しゃべらない・横着しない・先生の言うことを聞く」
学校長の言葉から練習の取り組み姿勢・態度を指導。

B教師は子どもに合った指導を展開。

C「へこたれない、力を抜かない、投げやりにならない」児童の変容

 ※白群はがんばり勝ったが、赤群は応援・取り組み態度良し。
   児童は力を抜いている子は一人もいなかった。教師の平素の
   指導と姿勢の賜(120%フル駆動)

D若手の教師が先輩教師の胸を借りる。そして鍛えられる。

EK君、T君も運動会にしっかり参加、活躍、1つの自信に。

F高学年のRockソーラン今年も運動会の花形に。
下級生も踊ってみたい気持ちに。
腰を落として踊る姿は足腰が鍛えられた証拠。

Gかわいらしい低学年のUFOは軽快なリズム音楽に合わせて楽しそう。
音楽の曲調に合わせて「ビシッ」と決まった中学年の組体操はやり遂げた満足感でいっぱい。

H今年の運動会で子ども達の体のキレがよくなった。
キレ味がよくなった。
体のキレは気持ちまで「シャキッ」とさせる。

I閉会式で学校長の挨拶に拍手が起こった。
教育に対する熱情と使命感(教育愛・こども愛)への並々ならぬものへの喝采であった。
KUWAブランド(日下教諭デザイン)のTシャツ・ポロシャツを着た職員も地域からの「信頼」を肌で感じ取った瞬間であった。
我慢回路を育む [2007年03月25日(日)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。

脳科学の知見を生かす(7)

1 人間らしい成長を期して(幸せの基礎づくり)

(1)「我慢回路(たくましさ)」を育む

<五感をフルに使って大脳辺縁系を鍛え育て、前頭前野もしっかり成長>

子どもの中に無限に眠っている感性を目覚めさせ、自立するための勝負所(躾・教育)をはずさない。

      子どもへの指導、家庭への啓発と指導

「〜ない」の生活改善からまともに育てる!

・暑さ、寒さを知らない。(すぐに冷暖房の部屋に逃げ込む)

・早寝・早起きができない。(本校のめやす→低:9:00高:9:30の就寝)
※テレビ・ゲームで夜更かし、夜型生活傾向 (全:起床6:30)

・外で元気に遊ばない。(「バタン・キュー」の子どもらしい生活、清々しい気分と体が喜ぶ体験を今この時期に)

・五感があるのに使うのは主として視覚しか使わない。

・手を使っても親指(又は人差し指け)しか使わない。

・朝食は食べない、食べられない。好きなものしか食べない。

・食事はテレビを見ながら咀嚼しない。(食べ物を流し込む)

・自分の部屋でゲームやテレビ、人と触れ合う生活になじめない。

・家族団欒がない、喋らない。(*「テレビ、ゲームは時間を決めて」、「ノーテレビデー」などの家庭の取り組みから『家庭・学校協力証』の授与・・・10月学校だより)

・ほしいもの、「待てない」「我慢できない」(*親の躾、教師の指導)

・物を大事にしない。(*もったいない<MOTTAINAI>の全校推進


(2)「思いめぐらし回路」を育む

<人間らしく心豊かに生きていく前頭前野を育てる>

おでこのソフトウェアにより、人間は唯一文字を書き、言葉を喋ることができる。脳のソフトウェアは人間に思考を行わせるセンターの役割を担う。思考は言葉が存在するからできる。「吾思う※言葉で考える)故に吾あり」である。
 
○国語を中心として全教育活動を通した言葉磨きと豊かな心の育み。

○言葉により思考力が、思考により計画性が、これらにより判断力のある児童を育てる。

○多様な人間関係(異年齢集団)から学び身につける相手への理解、思いやりと自尊感情の育み。(*仲良し班の給食・清掃・遊び、なかよし遠足、6年生から1年生への読み聞かせや歌指導、高学年から低学年への世話など)

○「テレビ、ゲームは時間を決めてほどほどに」の家庭への指導。

○いろいろな体験活動、経験から思考力を広げ・深め・豊かな心<情緒>を育てる。
(*学校農園、ハイブリッド発電の直接体験、福祉体験活動、親子除草作業など)
臨界期 [2007年03月24日(土)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。


脳科学の知見を生かす(8)

1 子どものバランスのよい育ちのために

○子どもの成長に大切な時期

<臨界期を踏まえた子育てと教育>

※臨界期:
ある幼少期での期間の環境や教育が脳の発達にとって最重要であり、その時期が過ぎると、ある能力を獲得したり発達させたりすることが極めて困難であるという性質の一時期。

幼少期のある期間で脳の「基本的な神経回路」がそのときの環境に応じて作られる。

*子ども達の五感(目、耳、花、舌、身)から得る刺激の如何によって成長配線の仕方が違ってくる。

母親の声、動き、表情、拳の感覚、身の回りの全ての刺激を吸収していく。

・・・幼児の発達を考える際に大切なことは、2歳までに60%、4歳までに75%、そして6歳までに90%と、脳細胞間の配線が完了し、その構造が出来上がってしまうこと。
そして残りの10%は、20歳位までに緩やかに成長していく。

******

暖房効かせて 寒さがない     テレビの見過ぎで 考えない
冷房効かせて 暑さがない     何でもホイホイ 我慢がない
おやつが過ぎて 空腹がない    点数以外は 関心がない
歩かせないで 疲れがない     判っているけど 行わない
おもちゃのやり過ぎで 興味がない これではまともに 育たない

(H17・10・1 第会感性・脳科学教育研究会講演 村上光男園長)


*赤ちゃんの神経回路は、母親がつくるもの。

模範とスキンシップが赤ちゃんを育てる。

育みのまなざし、可愛がることが大事。

赤ちゃんでは、母親と目線が合わない、表情が乏しい(*自閉症、ADHD)などサイレントベイビーの出現。

テレビをかけっぱなしで子守がわりになっている。

応答的な環境が必要。

また、言葉が喋れない、笑わない、遊べない子が増えている。

実体験が五感を育てる。

五感を刺激する。


※・テレビをつけっぱなしだと人間の声が子どもに入っていかない。
(表情をなくす。言葉がでない。)

・聴覚の臨界期は3歳から5歳で就学前である。

・就学前の自然体験学習(水遊び、群れ遊び)が大事。

・言葉は過去に体験がないと育たない。

    ↓       (H16・10・2 日本健康行動科学会講演 片岡直樹教授)



○「三つ子の魂百まで」の諺は、脳の発達における臨界期をしめしているようで、言い得て妙である。

ヒトの脳は8歳で殆ど完成に近い。

しかし、脳は可塑性(シナプスの可塑変化)に富むもの。

乳幼児から小学校教育の大切さを再認識するとともに家庭(親)・地域、学校の教育力により子どものよりよい成長を図ることの大切さを改めて感じさせる講演内容だった。

埼玉感性・脳科学教育研究会の例会案内 [2007年03月24日(土)]
         第17回 埼玉感性・脳科学教育研究会ご案内

お元気でしょうか。4月の例会は、中嶋弘子さんの報告でした。演題は「アフガン難民の子どもたちと音楽」、7回のチャリテー収益と篤志家の大口寄付併せて300万を直接手渡すためだったそうです。500万の難民、疲弊した農村、想像を絶する貧しさ、衛生状態の悪さ、貧富の差、援助物質の使われ方などなど、現地を実際訪問した人でないと到底語れない内容の連続でした。学校と言っても名ばかり、ただただ大勢の子どもたち。中嶋さんの演奏に表情も和み、「カエルの歌」を教えるとすぐに覚え、「グワッグ、グワッ、・・」と喜んで歌ったそうです。また、ペシャワール会中村哲医師の話にも心を打たれました。      
桑原の「ためになる脳科学の話ーほめて育てるー」は30分程度に済ませ、高梨さんの茶室「八白庵」を訪問、貴重なお話を伺うことができました。駅前にこれほどまで見事な茶室があるとは驚きでした。
今回は趣向をかえて、テーマなし、講師なし、思いのまま、気の向くまま、言いたいこと・聞きたいことなんでもありの討論会にしたいと思います。ふるってご参加下さい。お待ちしております。 追記 桑原清四郎「脳科学ブログ」 ヒット数31689です。本会の歩み、案内も掲載済みです。


           記
 
日時 6月09日(土) 13:30〜16:30
           
場所 川口市立栄町公民館 川口駅東口そごう裏5分
    
その他 お茶菓子あり。中休みあり。

会費 ¥500円


第16回 埼玉感性・脳科学教育研究会ご案内

 今日は(3月23日)小学校の卒業式でした。式の終了後、校庭で子どもや親から一本一本花を贈られ必死で涙をこらえる若い先生の姿を見ながら、「いい先生になれかし!教職の幸せを心一杯味わってくれ!」と祈ったことです。
 いよいよ新年度、前回は「親学推進協会設立記念シンポジウムー親学を埼玉から全国へー」に合流し、高橋史郎先生の基調講演を聞き、シンポジウムを通じて「親の問題」「家庭の問題」を「脳科学」の問題と重ねて学びました。
 今回は中嶋弘子さんの講演と私の話です。中嶋さんは、市民運動として多様な活動を展開しておられる方です。その一端をお話しいただくことになります。ご期待下さい。
 年度始めの忙しい時期ですが、是非おいでください。お待ちしております。

                   記
 
日時 4月14日(土) 13:30〜16:30
            
場所 川口市立栄町公民館 川口駅東口そごう裏5分
    *会場変更 森教授講演会と同じ会場です。

講師 「アフガン難民の子どもたちと音楽」 中嶋 弘子    
   「ためになる脳科学の話ーほめて育てるー」桑原清四郎
    
会費 ¥500円

         15回 埼玉感性・脳科学教育研究会ご案内

時代はますます混迷の度を深め、解決の糸口を掴もうともがいているようです。本会顧問の森先生が「このままだと予測もつかない事件が起こってきますよ」と言われた、その通りになってきました。責務の重さを感じます。  
2月3日(土)、「親学推進協会設立記念シンポジウムー親学を埼玉から全国へー」が、下記のように開催されることになりました。高橋史郎先生が基調講演を行いますので、そちらに合流することにいたしました。シンポジウムを通じて「親の問題」「家庭の問題」を「脳科学」の問題と重ね、学びたいと思います。よろしくお願いいたします。遠くなりますが是非おいでください。 

日時 2月03日(土)14:00〜17:00
会場 さいたま市民会館おおみや
   (さいたま市大宮区下町3−47−8)
内容 基調講演 高橋史郎 
   コーディネーター 木村治美(共立女子大)
   パネリスト 上田 清司(県知事) 
         江口克彦(PHP研究所社長) 
         田口佳史(杉並師範館副理事長)           
         野原 晃(熊谷市教育長)
         松井 和(音楽家) 
参加費 無料


     第14回 埼玉感性・脳科学教育研究会 例会のご案内

 運動会も文化祭も終わり、もう師走に入ってしまいます。あっという間に一年が過ぎてしまいます。いじめ・単位未修・教育基本法と現場を揺るがす問題が続出しています。私たちは、脳科学の知見によって、教育の本道を探り当てたく願っています。
都合によって12月2日(土)を3日(日)に変更させてください。よろしくお願いいたします。
前前回は子育て真っ最中の矢作さん、聖小の角田教頭先生、前回は、元埼県道会長野口松雄先生と私の報告でした。
今回は私の報告と皆さんの自由な話し合いにしたいと思います。今までは報告だけで手一杯、質疑応答や話し合いの時間がありませんでした。今回は1年間を振り返って、一人10分〜15分報告と話し合いにしたいと思います。特別の準備はいりません。言いたいこと・ぶっつけたいことを思う存分出し合いたいと思います。短時間でも結構です。是非おいでください。
。 
              記

日時 12月03日(日) 13:30〜16:30
  
場所  川口市立西公民館 川口駅西口直進5分

講師    「役に立つ・ためになる脳科学D」 桑原清四郎    
       「参会者の自由な話し合い」  参加者

会費 ¥500円

     第13回 埼玉感性・脳科学教育研究会 例会のご案内

運動会シーズンです。運動会は宝の山です。宝が詰まっています。厳しい練習や夢中体験、勝ってうれしい・負けて悔しいの喜怒哀楽体験こそ子どもの財産です。大事にしてほしいです。
9月は休みました。会員の報告、講演・講話がもう少しで一巡します。今後は偶数月くらいが無理のないところかも知れません。よろしくお願いいたします。
前回は、私立聖学院小学校教頭 角田 芳子先生から「聖学院小学校の教育実践」を、「川口ワイワイ」世話人 矢作美穂さんから「脳科学と子育て」の報告がありました。
今回は、元埼玉県道徳教育研究会会長、野口松雄先生の講演と私の報告です。ご期待下さい。
短時間でも結構です。是非おいでください。特に子育て中のお母さん、幼児教育に携わっておられる皆さん、お待ちしております。

                 記

日時 10月07日(土) 13:30〜16:30
              
場所   川口市立栄町公民館 川口駅東口そごう裏5分
    
講師  「子どもから学ぶ」 野口 松雄
      「ゴラゴン桜と脳科学」 桑原清四郎
    
会費 ¥500円

       第12回 埼玉感性・脳科学教育研究会 例会のご案内

  夏休みに入って1週間が過ぎました。1学期の整理や補習、部活や夏季行事と休みまもなく働いていることと思います。日ごろの疲れを癒す休養・保養も忘れないようにしたいものです。
  前回は、私立おさなご園保育師 木川田美保先生から「園児の生活実態―アンケート結果報告―」を発表していただきました。若いお母さん方の意識の変容、生活リズムの乱れ、テレビやゲームの影響など心配なことだらけでした。しかし、設立以来30数年間、時代の難問と格闘克服し、多大な成果を積み上げてきたおさなご園のこと、ここでも新たな挑戦を開始したようです。斉藤主任も参加し40年にわたる幼児教育の経験を踏まえて有益な示唆を与えてくださいました。
 後半は、私が「シリーズ やさしい脳科学、ためになる・やさしい脳科学」の概要をやりました。脳幹・大脳辺縁系・大脳新皮質を一体としてとらえることの大切さを話しました。
今回は、私立小学校“新・御三家”の一つとして紹介されている聖学院小学校の教育を角田教頭先生からお話いただきます。その後、川口・WAIWAI子育て委員会の矢作美穂さんから若いお母さんたちの育児の喜びや悩みを自由に語っていただく予定です。
 短時間でも結構です。是非おいでください。特に子育て中のお母さん、幼児教育に携わっておられる皆さん、ワイワイ・ガヤガヤしゃべりあいましょう。
 
                      記

1 日 時 8月5日(土)            13:00〜17:00

2 場 所 川口西公民館(川口駅下車 西口直進5分)

3 講演・報告
         ・「聖学院小学校の教育実践」13:30〜14:30
                  私立聖学院小学校教頭 角田 芳子

         ・子育ての渦中で思うこと考えること14:30〜15:30
                  「川口ワイワイ」世話人  矢作美穂

             休 憩 ・ 懇 談       15:30〜16:00

         ・「やさしい脳科学―役に立つ・ためになる脳科学C   
                              6:00〜16:45
               川口市立芝中央小学校教諭 桑原清四郎
4 その他 
  ・懇親会では簡単な茶菓・飲み物等用意します。会費500円
  ・連絡・案内はこちらからFAXでいたします。番号をお知らせ下さい。

第11回 埼玉感性・脳科学教育研究会 例会のご案内

「それはやらなくっちゃね。継続が力ですよ」・・・と。先輩の言葉。人生の熟達者・大長老から若い人まで、“本当のことは何だ!”“本当のことを知りたい”といって集まる感性脳科学研究会、本物の手ごたえがします。
あの“慎重居士”のNHKさえ、脳科学関連の番組を次々に放映するようになりました。先般もクローズアップ現代で“脳科学でキレる子を救う”を放映しておりました。「脳科学と教育」の実践的研究は時代の要請となってきました。
さて、会員の皆さん。もう7月です。1学期も終盤、いよいよ追い込みの時期に入りました。ダイナミックな学校運営、子どもの学力育成などご健闘のここと思います。
前回は鴻巣女子高等学校教諭 閑野 忍先生の講演でした。題名は“両親へ感謝”でしたがその内容は人知れず悩み苦しむ女子高校生へのいたわりに満ちた実践の報告でした。一つの学校に一人の“閑野先生”がいたら、人知れず苦しむ女子高校生たちが慰めを受け、再び生きる希望と勇気を与えられることでしょうか。
後半は、私が「シリーズ やさしい脳科学、ためになる・やさしい脳科学」の概要をやりました。
今回は若手の登場です。私の息子の年代です。保育の現場からの報告です。ご期待ください。「やさしい脳科学」は、脳幹・大脳辺縁系・大脳新皮質を一体としてとらえることの大切さを話します。短時間でも結構です。是非おいでください。特に子育て中のお母さん、幼児教育に携わっておられる皆さん、ワイワイ・ガヤガヤしゃべりあいましょう。


1 日 時 7月1日(土)             13:00〜17:00

2 場 所 川口西公民館(川口駅下車 西口直進5分)

3 講演・報告
        ・「園児の生活実態―アンケート結果報告―」
           私立おさなご園保育師 木川田 美保       

        ・「 役に立つ・ためになる脳科学B
          川口市立芝中央小学校教諭 桑原清四郎

4 その他 
・懇親会では簡単な茶菓・飲み物等用意します。会費500円
・連絡・案内はこちらからFAXでいたします。番号をお知らせ下さい。
読書の効果 [2007年03月23日(金)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)<なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。/色>



脳科学の知見を生かす(9)

1  読書を通して豊かな心をつくる

<読書から脳を活性化(前頭前野、右脳・左脳)させる>

本校では、朝読書週4回(月、火、水、金)実施している。
そのうち、月曜日は、PTAの方々の読書ボランティアによる読み聞かせやブックトーク、教師による読み聞かせを20分間行っている。

また、5,6年生(図書委員)による1・2年生への読み聞かせも行っている。
図書委員会では、本の紹介や読書アンケートなどの発表を児童集会で行い、読書に対する興味・関心を高め、その啓発に取り組んでいる。



<読書の効果>

(1)朝読書では、全校の児童が家庭モードから学校モードに切り替わり、一人一人の児童がまた校内が落ち着いた雰囲気での1日のスタートができるようになった。
生徒指導上大きな効果があった。

(2)読書好きになった児童が増えている。
 Q「あなたは読書が好きですか」
 →どの学年も80〜93%が好き
 (H16・12 学習・生活に関するアンケート結果より)


平成17年度1学期読書アンケート(H17・7・13)から
 Q「1学期に面白い本や心に残る本に出会えましたか」(2年生以上259人実施)
 A 「はい」217人(84%)
   「いいえ」42人(16%)
 Q「本に出会えたきっかけは何ですか」
 A ・図書室・学級文庫 137人  
   ・読み聞かせ・ブックトーク(ボランティア)30人、(先生)18人
   ・書店 71人           
   ・公立図書館 39人         
   ・友だち 50人    
   ・その他 27人

○友だちからの情報が、読んでみようと思う気持ちにつながる。
 授業の中で子ども同士が本の紹介をしあう場面を増やす工夫をする。

○手元や教室内近くに1冊の本を置いておく習慣づくりと環境を整える。

●家庭では、ゲームは15分以内、その後ゲームの3倍の45分は読書をし、感想文を書くとよい。→出力することの大事さ。(森 昭雄教授)

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