ほめて育てるメカニズムL
[2010年03月02日(火)]
脳科学の知見を生かす(4)
1 『ほめて育てるメカニズム』
脳の入力情報は、扁桃体で報償系と嫌悪系に分かれる。嫌悪系は「負の強化」を、報償系は「正の強化」をなす。幸いなことに、報償系神経回路が圧倒的に多く(87%)、嫌悪系神経回路は少ない(13%)。本来人間は褒められご褒美をもらい、時に叱られながら成長するようにできている。「9回褒めて1回叱る」、「褒める・叱る」の割合はこの程度が最も効果的。本当に良い家庭は、子どもを無暗に叱らない。愛情に包んで育てる。

大半は「注意」止まり、「叱る」のはまれ。叱っても「ビシッと一言!」である。9:1をその通りやっている。逆転した家庭は不幸である。5:5までなら何とか持ちこたえるであろうが超えたら困る。寂しい子、ねじくれた子、ふてくされ反抗する子となるであろう。最悪の場合無表情な子となるであろう。ただし、病気(うつ病や自閉症)は別、医療の問題です。
褒められると喜び物質ドーバミンがでる。ドーバミンは側座核に入り、側座核を中心に脳全体に喜びを伝える。褒められると体全体が喜びに包まれる。ドーバミンは腹側被蓋野(A10細胞)から出て側座核に入る。側座核(愛情核)はたったの2c、米粒大だが喜び回路の出発点、愛情を感じたときに激しく反応する。次の淡蒼球(テグメンタ)は意欲の源、愛情が意欲を生み、意欲が脳全体を活性化する。"教育は愛"、教え方がどんなに上手でも愛がなければ人間は育たないのです。

脅かしたり、けなしたり・嫌みを言ったり殴ったり蹴ったりしても意欲はでます。しかし、それは一時的・その場限り、長続きしません。人間性もまともに育ちません。コルチゾールはストレスホルモン、適量なら大いに有効ですが過度のストレスはDNAを傷め、細胞を死なせます。
短期予測はドーバミン、長期予測はセロトニン、短期と長期のバランスです。楽しいことだけ求める「楽しがり屋さん」は目先の楽しみだけで地道な努力を好みません。努力・我慢が前頭前野を発達させ、長期的な目標達成を可能にしていきます。浅田真央さんは良い見本です。さぞかし大きな喜びがあったことでしょう。

真剣勝負のない「推薦入試」は脳を発達させません。埼玉県では高校入試を真剣勝負型に変え、前期(75%)・後期(25%)の同一校2回受験を可能にしました。浦和高校では前期不合格者の八割が再受験し、後期志願者の九割を再志願者が占めたといいます。関根校長には注目です。人柄・学識・実践力が三位一体になり螺旋状に人間を大きくしていくようです。
ドーバミンは側座核(愛情・安心・意欲)を中心に、視床下部は欲望・意欲、海馬は短期記憶と学習、尾状核は感情、前頭葉は思考、扁桃核は喜怒哀楽体など、感情中枢全体を活性化します。

何度となく言っていますが「教育は愛 愛こそ教育」なのです。脳は嘘をつくことができません。政治は嘘をつきます。うんざりするほど嘘をつきます。「脳は心」ですから当事者は分かっているはずです。そうしなければ収まらない場合もあるのでしょう。けれど、純真な子どもを教える教育者はじっと胸に手を当て、脳の心=良心に耳を澄ましながら日々の仕事に当たって欲しいのです。脳についてはまだまだ分からないことがいっぱいありますが、分かったことから始めたいと思います。自分の体験と脳科学の知見を突き合わせ、実践・検証を積み重ねましょう。
<「ほめる」と脳神経回路が発達する>
ほめて幸福感、達成感を味あわせ、養う。
好きなことを主体的にする、好奇心、充実感、集中力が伴うことをするとドーパミン系が働く。
そうすると、前頭連合野にドーパミンがよくでる。
その結果、神経回路が発達する。
(※9回褒めて1回叱る程度が効果的・・・神経細胞報償系87%、罰系13%)
褒めることや顕彰等のモチベーション効果・・・意欲を引き出す
次回来週は「心の3原色」 お楽しみに
1 『ほめて育てるメカニズム』
脳の入力情報は、扁桃体で報償系と嫌悪系に分かれる。嫌悪系は「負の強化」を、報償系は「正の強化」をなす。幸いなことに、報償系神経回路が圧倒的に多く(87%)、嫌悪系神経回路は少ない(13%)。本来人間は褒められご褒美をもらい、時に叱られながら成長するようにできている。「9回褒めて1回叱る」、「褒める・叱る」の割合はこの程度が最も効果的。本当に良い家庭は、子どもを無暗に叱らない。愛情に包んで育てる。

大半は「注意」止まり、「叱る」のはまれ。叱っても「ビシッと一言!」である。9:1をその通りやっている。逆転した家庭は不幸である。5:5までなら何とか持ちこたえるであろうが超えたら困る。寂しい子、ねじくれた子、ふてくされ反抗する子となるであろう。最悪の場合無表情な子となるであろう。ただし、病気(うつ病や自閉症)は別、医療の問題です。
褒められると喜び物質ドーバミンがでる。ドーバミンは側座核に入り、側座核を中心に脳全体に喜びを伝える。褒められると体全体が喜びに包まれる。ドーバミンは腹側被蓋野(A10細胞)から出て側座核に入る。側座核(愛情核)はたったの2c、米粒大だが喜び回路の出発点、愛情を感じたときに激しく反応する。次の淡蒼球(テグメンタ)は意欲の源、愛情が意欲を生み、意欲が脳全体を活性化する。"教育は愛"、教え方がどんなに上手でも愛がなければ人間は育たないのです。

脅かしたり、けなしたり・嫌みを言ったり殴ったり蹴ったりしても意欲はでます。しかし、それは一時的・その場限り、長続きしません。人間性もまともに育ちません。コルチゾールはストレスホルモン、適量なら大いに有効ですが過度のストレスはDNAを傷め、細胞を死なせます。
短期予測はドーバミン、長期予測はセロトニン、短期と長期のバランスです。楽しいことだけ求める「楽しがり屋さん」は目先の楽しみだけで地道な努力を好みません。努力・我慢が前頭前野を発達させ、長期的な目標達成を可能にしていきます。浅田真央さんは良い見本です。さぞかし大きな喜びがあったことでしょう。

真剣勝負のない「推薦入試」は脳を発達させません。埼玉県では高校入試を真剣勝負型に変え、前期(75%)・後期(25%)の同一校2回受験を可能にしました。浦和高校では前期不合格者の八割が再受験し、後期志願者の九割を再志願者が占めたといいます。関根校長には注目です。人柄・学識・実践力が三位一体になり螺旋状に人間を大きくしていくようです。
ドーバミンは側座核(愛情・安心・意欲)を中心に、視床下部は欲望・意欲、海馬は短期記憶と学習、尾状核は感情、前頭葉は思考、扁桃核は喜怒哀楽体など、感情中枢全体を活性化します。

何度となく言っていますが「教育は愛 愛こそ教育」なのです。脳は嘘をつくことができません。政治は嘘をつきます。うんざりするほど嘘をつきます。「脳は心」ですから当事者は分かっているはずです。そうしなければ収まらない場合もあるのでしょう。けれど、純真な子どもを教える教育者はじっと胸に手を当て、脳の心=良心に耳を澄ましながら日々の仕事に当たって欲しいのです。脳についてはまだまだ分からないことがいっぱいありますが、分かったことから始めたいと思います。自分の体験と脳科学の知見を突き合わせ、実践・検証を積み重ねましょう。
<「ほめる」と脳神経回路が発達する>
ほめて幸福感、達成感を味あわせ、養う。
好きなことを主体的にする、好奇心、充実感、集中力が伴うことをするとドーパミン系が働く。
そうすると、前頭連合野にドーパミンがよくでる。
その結果、神経回路が発達する。
(※9回褒めて1回叱る程度が効果的・・・神経細胞報償系87%、罰系13%)
褒めることや顕彰等のモチベーション効果・・・意欲を引き出す
次回来週は「心の3原色」 お楽しみに




追記として、私から提言致します。「褒めて育てる」は、ヒトの前頭葉に「我慢中枢」が存在し、我慢して褒められることで前頭葉が発達、活性化する。また、前頭葉には脳の疲れをコントロールしている「前頭眼窩野」が存在し、脳が疲れたと感じたらこの脳部が活発に働く、この脳部は25歳頃から衰えるが、現在の人達は20歳前頃から衰えている。これらの原因は、ヒトとヒトとの会話に関係している。ヒトの顔の表情や仕草を読み取ることで発達、活性化するのです。
現在のように、携帯電話やインターネットの会話では発達しないのである。
また、神経伝達物質には、ドーパミン(快感物質)、アドレナリン(興奮物質)、ノルアドレナリンは(恐怖の物質)、これらを抑制するのがセロトニン、セロトニンは、トリプトファンから生合成されている。人体中には約10ミリグラムのセロトニンが存在しており、その内の 90% は小腸の粘膜にあるクロム親和細胞(EC細胞とも呼ばれる)内にある。
セロトニンは腸などの繊毛運動や筋肉などに作用し、消化器官の運動性に関わっている物質である。
約2%は「中枢神経系」にあり、精神活動や脳内で興奮した状態を抑制させる働きもしている。
ギャバは、ココアやチョコレートなどを食べると「ホット」とする気分となる。これらの物質のバランスによって「理性」が働き、興奮状態の脳を抑制、宥める働きをする。
セロトニンの異常分泌によって、うつ状態が起こる仮説がある。
現在、小学校〜高校生まで350万人以上が、予備軍も含めて疑われている。コメントが長くなり失礼致しました。
私共は、子供達や若者達の感覚、思考、脳の異変を提言しております。質問等御座いましたら、五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦まで、