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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


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記憶メカニズムK [2010年02月22日(月)]
脳科学の知見を生かす(3)
 3回目 「記憶」をスパインから探り、教育の方策を述べる。

1 記憶のメカニズムを教育に生かすには
   
 @海馬をθリズムにのせる。集中・熱中・わくわく初体験、うん
  うん・なるほど・つぎはどうなる?!
 
 Aイメージを活かす。思い浮かべながら覚える。相手の顔、表
  情、場面、話しの流れなど

 Bアレゴリズムを活かす。順番・順序・手順、これが狂うと混
  乱・混線を生む。

 Cワーキングメモリーを活かす。「知」の生命線、作業記憶、
  TELー覚えてかける。
 
 D「長期増強」を活かす。強い刺激、繰り返し刺激が大事。扁
  桃体が海馬を強化・促進三日坊主×、おざなり勉強×、上の
  空×。

  
 E多数の発火を活かす。能力全開、シナプス全開、キーは「
  オープンマインド」 

 
 Fガバッと食い付く・脳みそをしぼる・発表する。大きなスパイン○、ここに記憶が貯蔵される。小さなスパイン×、現在記憶なし、次の情報を待機する。(生理学研究所)     

 
 G五感を活かす。視・聴・味覚・触覚・嗅覚+直感+(霊感)

 H睡眠を活かす。レム睡眠中に記憶 時計遺伝子に学ぶ。
 
 Iネットワークを活かす。思考はネットワーク、人間関係も社
  会もネットワーク。日々の授業もネットワークが大事。シナプ
  スの数は年齢を重ねるに従って増える。

 J成功経験を生かす。成功が成功の元である。試行錯誤から
  正解を探り当てる。

 K「発表・表現」してなんぼ!ないものものは出ない。出さな
  ければ出ない。出なければ回らない。回らなければ覚えな
  い。記憶の原理は海馬の原理に従う。

 L記憶の性質・ニューロンの性質・シナプスの性質・LTPの
  性質を活かす。
  ・頭脳の働きは17才が最も活発
  ・年とともに記憶の容量は大きくなる。
  ・先生の叱咤激励も時にはOK
  ・耳をそばだてるOK
  ・適度な緊張感OK
  ・授業を真面目にきくOK
  ・感動体験・報償回路OK

 M 記憶の適齢期を活かす。
  ・「絶対音感」は3〜4才
  ・言語を覚える能力は6才位が特に高い。
  ・外国語など幼少期なら自然に無理なく覚える。
  ・小学生は意味のない文字や絵や音に対して絶大な記憶力
   を発揮する。暗記有効
  ・小学生は運動神経が発達、多様な運動と運動量がポイント
  ・中学生は丸暗記よりも理論や理屈に移行 
  ・中学生は手続き記憶(運動能力)からエピソード記憶(思
   い出)に移行する。

 N無意識・意識下の世界を活かす。反射・手続き記憶・プラ
  イミング、意識は氷山の一角にすぎない。

 O マインドマップを活かす。脳は放射思考・連想・立体・多
   重多層・全体最適

○授業をするに当たって子どもに言ってきたこと。
 @がばっつと喰らいつくこと。
 A脳みそ絞りをすること。頭が痛くなるほど・・・
 Bどんどん書くこと、どんどん発表すること。
 ぼやっとしたまま授業を受けてもだめ、効果がでない。覚えない。実力がつかない。スパインが膨らまないぞ!ニューロンが伸びないぞ!シナプスが繋がらないぞ!と言ってきました。このことは、利根川進博士の研究を活かして実践、検証済みです。

○記憶力を増強するには、要は「好奇心」と「努力」と「忍耐力」と、ちょっとした「コツ」ということなのでしょう。本ブログへのコメント下さい。必ず活かします。双方向交流になると嬉しいです。(桑原)

(参考) 池谷裕二の記憶法

 1 脳の性質に逆らった勉強法は無駄・類似は記憶の干渉、混
   同・勘違い
 2 脳の細胞は1千億個・・行動のすべてが神経細胞の機能
 3 科学的根拠に立って記憶力を高める・・・「感情」「意識・
   意欲」
 4 6時間以上の睡眠が鉄則・・夢の中で記憶の整理
 5 経験を軸に、関連づけ・連合させ・語呂合わせ、ストーリ
   ーで記憶する。
 6 まず一科目を「得意教科」にしてしまえば、「学習の転移」
   が起こる。
 7 基礎からレベルアップするのが近道
 8 復習が学習の鉄則、2ヶ月に4回、翌日・1w後ー3w後
   ー7w後
 9 年齢に適した記憶法で勉強する。丸暗記は中学生まで
 10 勉強の効果が現れるのは3ヶ月後 「累乗の効果」

学校で活用するには

 ・それぞれの情報は、映像の部屋・音の部屋・言葉の部屋に保
  存される。
 ・ニューロンとシナプスがつないでいる。これらは、記憶をつな
  ぐひもとなっている。

○思い出すとは情報をたぐり出すこと。
 ・記憶のひもが細くなると思い出せなくなる。※認知症は典型
 ・「うっかり物忘れ」は病気ではない。ほとんどがその時の体調
  、続く場合は年齢考慮

○前頭前野のワーキングメモリー(脳のメモ帳)は使わないと細
  くなる。

           

○記憶のひも(ニューロンとシナプス)を鍛えると太くなる

〜記憶のひもを太くする方法〜

○ニューロンとシナプスを刺激する

@声を出す(前頭前野を活性化)
※音読、口の体操ウォーミングアップ、暗唱

A運動をする(運動すると運動連合野のとなりの前頭前野を刺激)
記憶のメモ帳の容量が大きくなる。
※外遊びの後の授業への集中(学習モードへの切り替え)へ


2 心の成長には脳が大きく影響

「子どもの頃、肉体的な苦痛を味わったことのないような子どもは、成長して必ず不幸な人間になる」…コンラード・ローレンツ(ノーベル医学・生理学賞を受賞した動物行動学者、オーストラリア人)

子どものときの肉体的苦痛とは、折檻を受けたというようなものではなく、暑さ寒さに耐えた、ひもじさに耐えた、苦しい仕事をしたことなど。
このような肉体的体験が、人間の脳の脳幹を刺激する。

              

○子どもは脳幹を鍛えないと脳幹が痩せてしまって、忍耐力がなくなる。

            次回来週は 「ほめて育てる」お楽しみに
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コメント
論は、記憶力を増強するには
「好奇心」と「努力」と「忍耐力」と、ちょっとした「コツ」
ということなのでしょう。
Posted by:桑原清四郎  at 2006年12月22日(金) 05:56
授業をするに当たって子どもに言っていること。
 @がばっつと喰らいつくこと。
 A脳みそ絞りをすること。頭が痛くなるほど・・・
 Bどんどん書くこと、どんどん発表すること。
ぼやっとしたまま授業を受けても効果があがりません。スパインが膨らみません。ニューロンが伸びません。シナプスが繋がりません。利根川進博士の研究を受けて実践検証中です。(桑原)
Posted by:桑原清四郎  at 2006年11月18日(土) 22:03
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