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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」報告 [2007年02月16日(金)]
 この検討会は文部省始まって以来最高の研究会だったと言われて
います。日本を代表する脳科学者・医学者・教育研究者の集団討議
レポートです(座長・有馬朗人)。「脳科学と教育」を考える私たちにと
って最大の贈り物となっています。
 今後の教育の動向を決定づけることになるでしょう。幸いなことに
小生も傍聴を許され、1月から7月まで半年間黙って聞き続けまし
た。

「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」提言要旨
         
@子どもの対人関係能力や社会関係能力の育成のためには適切な
  『愛着』が重要である。
  
A子どものこころの健全な発達のためには基本的生活リズムの獲
 得
食育が重要であり、特に保護者の役割が重要である。

B子どもが安定した自己を形成するには、他者の存在が重要であ
  り特に保護者の役割が重要である。

C情動は、生まれてから5才くらいまでにその原型 が形成されると考
 えられるため、子どもの情動の発達のためには乳幼児期が重要で
 ある。
         
D成人脳にも高い可塑性示す領域があり、この点を 意識した生涯
  学習が重要である。
  
E前頭連合野や大脳辺縁系の機能が子ども達の感健やかな発達に
  重要な機能を発揮しており、前頭連合野の感受性期は、シナプス
  増減の推移から推論すると、8才くらいがピークで20才位まで続
  くと思われ、その時期に、社会関係の正しい教育と学習が大切で
  あること。

F広汎性発達障害では対人認知機能に問題がある。(脳の成熟に
  問題、対人認知機能障害、共感性に問題、他者意識の裏側の
  自己意識が希薄)

G扁桃体等の脳領域の機能不全は攻撃性を高める可能性がある。

Hこころの障害の克服にはゲノム生物学的研究も重要である。 

I発達障害児童虐待に関して、教育現場における対応の仕方を
 科学の成果を踏まえて科学的に検討する必要
がある。

J問題行動が顕在化しやすいのは、最近早まっている思春期前期(
 小5・6〜中1・2?) である。この時期は、社会の中での自分の役
 割や責任を意識し、自己イメージができてくる変化の大きい
 時期である。


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