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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「運動会と脳科学」 [2018年06月11日(Mon)]
各地で運動会が行われています。再度「運動会の脳科学」を掲載します。参考にして下さい。

    運動会と脳科学
1 運動会(集団力)から心身を育てる
 運動会は重要、極めて重要な学校行事です。子どもたちの「心
と体」を育て脳を鍛える最高の機会です。脳幹と大脳辺縁系を鍛
え、小脳も大脳新皮質も育てます。前頭前野の高次機能まで発達
させ、「シャキッ」とした心と体を作っていきます。
  
      運動会の脳科学
                             
1 運動会は、リズム・テンポの脳幹、咄嗟の判断の大脳基底
  核、喜怒哀楽の大脳辺縁系を鍛える絶好の機会である。
2 運動会は、非言語コミュニケーション主体の行事なので、
  言葉による説明は最小限に抑える。くどくどした説明は
  ダメ
3 運動会は、練習から本番まで、指導のサイクルを「見せる・
  やらせる・修正する」に徹する。体験によって学ぶ絶好の機
  会である。
4 指導の留意事項は次の通りである。
  ・こまめに褒める。声よし・手のふり良し・足挙げよし・よ
   そ見ダメ。
   褒める:叱る=7:1 実践する好機 育てのチャンスを
   逃すな! 
  ・言葉による指導は極力少なくする。
  ・愛情中心、即座核から脳全体に入る指導をする。
  ・「やった・できた・がんばった」という達成感・充足感を
    もたせる。  
  ・過労に追い込まない。
  ・指先を伸ばす。ひざをしっかりあげる。目は指先を追わせ
   る。
  ・手足の先端まで神経を行き渡らせる。
  ・先生の熱意が愛情・安心を生む即座核に入る指導をする。
  ・「やった・できた・がんばった」感をもたせる。
  ・過度な練習はダメ、強すぎるストレスはDNAを傷つけ
   ます。
  ・集団欲が充分満たされると、親密感・同体感・一体感を覚
   える。
  ・仲間はずれは孤独感を覚えるだけでなく精神的にも肉体的
   にもマイナスの作用を惹起する。
   *やる気を育て、リズムある運動からドーパミンとセロトニン
  を分泌させ活性化させる。
 *もともと運動が好きな子は運動会により自分を発揮し、自己
  表現を図れるものだが、同時に動くことが苦手な子、嫌いな
  子、億劫な子も運動会を通して大きく成長している。
 *行事(ハード面)と種目内容(ソフト面)の魅力と指導そし
  て集団力・仲間力により苦手な子等も引き上げられる。
 *運動会をどう進めるかは、今後の学校づくりの1つの試金石
  となる。
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