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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


臨界期 [2007年03月24日(土)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。


脳科学の知見を生かす(8)

1 子どものバランスのよい育ちのために

○子どもの成長に大切な時期

<臨界期を踏まえた子育てと教育>

※臨界期:
ある幼少期での期間の環境や教育が脳の発達にとって最重要であり、その時期が過ぎると、ある能力を獲得したり発達させたりすることが極めて困難であるという性質の一時期。

幼少期のある期間で脳の「基本的な神経回路」がそのときの環境に応じて作られる。

*子ども達の五感(目、耳、花、舌、身)から得る刺激の如何によって成長配線の仕方が違ってくる。

母親の声、動き、表情、拳の感覚、身の回りの全ての刺激を吸収していく。

・・・幼児の発達を考える際に大切なことは、2歳までに60%、4歳までに75%、そして6歳までに90%と、脳細胞間の配線が完了し、その構造が出来上がってしまうこと。
そして残りの10%は、20歳位までに緩やかに成長していく。

******

暖房効かせて 寒さがない     テレビの見過ぎで 考えない
冷房効かせて 暑さがない     何でもホイホイ 我慢がない
おやつが過ぎて 空腹がない    点数以外は 関心がない
歩かせないで 疲れがない     判っているけど 行わない
おもちゃのやり過ぎで 興味がない これではまともに 育たない

(H17・10・1 第会感性・脳科学教育研究会講演 村上光男園長)


*赤ちゃんの神経回路は、母親がつくるもの。

模範とスキンシップが赤ちゃんを育てる。

育みのまなざし、可愛がることが大事。

赤ちゃんでは、母親と目線が合わない、表情が乏しい(*自閉症、ADHD)などサイレントベイビーの出現。

テレビをかけっぱなしで子守がわりになっている。

応答的な環境が必要。

また、言葉が喋れない、笑わない、遊べない子が増えている。

実体験が五感を育てる。

五感を刺激する。


※・テレビをつけっぱなしだと人間の声が子どもに入っていかない。
(表情をなくす。言葉がでない。)

・聴覚の臨界期は3歳から5歳で就学前である。

・就学前の自然体験学習(水遊び、群れ遊び)が大事。

・言葉は過去に体験がないと育たない。

    ↓       (H16・10・2 日本健康行動科学会講演 片岡直樹教授)



○「三つ子の魂百まで」の諺は、脳の発達における臨界期をしめしているようで、言い得て妙である。

ヒトの脳は8歳で殆ど完成に近い。

しかし、脳は可塑性(シナプスの可塑変化)に富むもの。

乳幼児から小学校教育の大切さを再認識するとともに家庭(親)・地域、学校の教育力により子どものよりよい成長を図ることの大切さを改めて感じさせる講演内容だった。

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