「心・体・脳の健康」講話 学校保健委員会
[2008年06月28日(土)]
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日本人は不安を感じやすい遺伝子を持っている!
理化学研究所脳科学総合研究センターの山田和男博士は語っている。
「何人かの日本人研究者が行なった結果、日本人の96%が不安の強いタイプのセロトニントランスポータ遺伝子(S遺伝子)を持っていることが分かった。しかし、実際には不安を感じやすい人も、感じにくい人もいます。また、性格の遺伝子研究においては、同じ遺伝子の研究を行なっても、異なる結果が出ることもあります」。
遺伝子の影響で、非常に攻撃的になった家系が見つかった!
1993年、オランダの遺伝子学者ハン・ブルーナー博士は、攻撃性と遺伝子に関係があることを突き止めたアメリカの雑誌サンエンスで報告した。
ブルーナー博士らは、オランダで放火やレイプなどの非常に衝動的な行動をとる人が多い家系の遺伝子を調べてみると、MAOA(モノアミン酸化酵素A)という酵素を造る遺伝子に異常があり、MAOAは、セロトニンやドーパミンなどのモノアミノという種類の神経伝達物質を酸化し、機能しないようにする酵素である。
ブルーナー博士らは、このオランダの家系の中でMAOAが造られない男性全員が反社会性な行動を起こしていることから、MAOAが攻撃性と強く関わっていると結論づけた。
MAOA以外にも、性格と関係があると考えられる遺伝子の個人差が幾つか指摘されている。
セロトニンをニューロン内に再取り込みするセロトニントランスポータの遺伝子(S遺伝子)が不安と関係しているという研究や、ドーパミンの受容体の遺伝子と新しいもの好きな性格が関係していると言った研究である。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
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