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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


我慢回路を育む [2007年03月25日(日)]
※作成:川口市立東本郷小学校(桑原清四郎校長の許可を得て転載)なお、平成19年2月より桑原が徐々に追加し内容を膨らませていきます。

脳科学の知見を生かす(7)

1 人間らしい成長を期して(幸せの基礎づくり)

(1)「我慢回路(たくましさ)」を育む

<五感をフルに使って大脳辺縁系を鍛え育て、前頭前野もしっかり成長>

子どもの中に無限に眠っている感性を目覚めさせ、自立するための勝負所(躾・教育)をはずさない。

      子どもへの指導、家庭への啓発と指導

「〜ない」の生活改善からまともに育てる!

・暑さ、寒さを知らない。(すぐに冷暖房の部屋に逃げ込む)

・早寝・早起きができない。(本校のめやす→低:9:00高:9:30の就寝)
※テレビ・ゲームで夜更かし、夜型生活傾向 (全:起床6:30)

・外で元気に遊ばない。(「バタン・キュー」の子どもらしい生活、清々しい気分と体が喜ぶ体験を今この時期に)

・五感があるのに使うのは主として視覚しか使わない。

・手を使っても親指(又は人差し指け)しか使わない。

・朝食は食べない、食べられない。好きなものしか食べない。

・食事はテレビを見ながら咀嚼しない。(食べ物を流し込む)

・自分の部屋でゲームやテレビ、人と触れ合う生活になじめない。

・家族団欒がない、喋らない。(*「テレビ、ゲームは時間を決めて」、「ノーテレビデー」などの家庭の取り組みから『家庭・学校協力証』の授与・・・10月学校だより)

・ほしいもの、「待てない」「我慢できない」(*親の躾、教師の指導)

・物を大事にしない。(*もったいない<MOTTAINAI>の全校推進


(2)「思いめぐらし回路」を育む

<人間らしく心豊かに生きていく前頭前野を育てる>

おでこのソフトウェアにより、人間は唯一文字を書き、言葉を喋ることができる。脳のソフトウェアは人間に思考を行わせるセンターの役割を担う。思考は言葉が存在するからできる。「吾思う※言葉で考える)故に吾あり」である。
 
○国語を中心として全教育活動を通した言葉磨きと豊かな心の育み。

○言葉により思考力が、思考により計画性が、これらにより判断力のある児童を育てる。

○多様な人間関係(異年齢集団)から学び身につける相手への理解、思いやりと自尊感情の育み。(*仲良し班の給食・清掃・遊び、なかよし遠足、6年生から1年生への読み聞かせや歌指導、高学年から低学年への世話など)

○「テレビ、ゲームは時間を決めてほどほどに」の家庭への指導。

○いろいろな体験活動、経験から思考力を広げ・深め・豊かな心<情緒>を育てる。
(*学校農園、ハイブリッド発電の直接体験、福祉体験活動、親子除草作業など)
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コメント
11月21日 校内持久走大会実施(現任校)
 結果と成果 
@翌朝の校門あいさつと握手の手応えが良かった。
A帽子忘れが3人だった。通常は10人以上
Bいつもかぶってこない子が、取りに戻ってかぶってきた。
C子どものダラダラした感じが減り、動きがしまってきた。
D心に「シン」ができ、「メリハリ」がでてきた。
E教科で目立たなかった子が自信を持ち始めたようだ。
F出発時の表情に気迫が、走行中には苦しみに耐えて必死走 っていた。
Gこれらの体験が脳の我慢回路を鍛え、気迫に満ちたエネルギーのあふれる子どもを育てることになる。この体験はおおきい。
Posted by:桑原清四郎  at 2006年11月23日(木) 06:54