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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「何らかの飛翔体が・・・」 [2012年04月13日(Fri)]
13日午前8 時24分田中防衛大臣から、しばらくして藤村官房長官から「13日午前7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛翔体が発射された」と発表された。私は目が飛び出るほど驚いた。
・「飛翔体!とはなんだ!」
・「瞬時にわかるはずだ」
・「熱源でわかるはずだ」散らばっても(drift apart)わかるはずだ。
・「科学知識がが全く生かされていない」
・「世界にみくびられる」
・「日本の技術はこの程度だと世界に思われる」
 宇宙にどのくらいの地球外生命が分布しているのか、宇宙から発信される情報を地上で受信できる時代なのだ。Butaerflyの動きを地球の裏でキャッチできる時代なのだ。高々北朝鮮、ほんの隣国のミサイル発射を捕捉できない。そんなことはあり得ないことだ。
 学問の成果が何にも活かされていないのだろうか。天文学はどうした。宇宙物理学はどうした。生物学はどうした。脳科学はどうした。現実の社会とどう関連しているのだ。社会に還元されない学問の世界、教育だけかと思ったら国の防衛にまで生かされていないとは泣くに泣けない。この国は一体どうなっているのだろうか!!
「自然科学機構シンポジウム」 [2012年04月11日(Wed)]
3月20日 有楽町・東京国際フォーラムにおいて、「自然科学機構シンポジウム」が開催された。テーマは「知的生命の可能性-宇宙に仲間はいるのかVー」であった。
講演1は国立天文台准教授田村元秀の「地球型惑星の頻度とドレーク方程式」であった。
 宇宙に知的生命はあるのか。仲間はいるのか。まず天文学の立場からの講演であった。次に生物学、最後に脳科学と続いた。学会の総力戦であった。
 
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 地球上における生物とヒトの進化の表である。500万年前(原人)50万年前(旧人)20万年前(新人)が現れた。原始生物は40億年前、多細胞生物は10億年前、哺乳動物は2億年前、霊長類は1億年前に出現した。
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 ドレーク方程式というのは、宇宙にどのくらいの地球外生命が分布しているのか推定する方程式である。この方程式は、我々の銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数を推測するために、1961年にアメリカの天文学者であるフランク・ドレイクによって考案されたものである。
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ドレイク方程式は以下のように記述される。
ここで、
N:我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数
R*:我々の銀河系で恒星が形成される速さ
fp:惑星系を有する恒星の割合
ne:1 つの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数
fl:上記の惑星で生命が実際に発生する割合
fi:発生した生命が知的生命体にまで進化する割合
fc:その知的生命体が星間通信を行う割合
L:星間通信を行うような文明の推定存続期間
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あいさつ 佐藤勝彦」(自然科学機構長)
趣旨説明 岡田泰伸 (生理学研究所・所長)   
 講演1.田村元秀「地球型惑星の頻度とドレーク方程式」
          (国立天文台・准教授)
 講演2.藤井友香「地球型惑星におけるバイオメーカー」
          (東大大学院博士2年)
 講演3.平林 久「知的文明探査(SETI)とSKA時代へ
          の期待」(JAXA名誉教授)
 講演4.阿形清和「地球上で脳はどうやって進化したのか」
        ー散在神経系から集中神経系への移行過程ー
          (京大・教授) 
 講演5.齊藤成也「生物のコミューニケーションの発達進化
          について」ー人類学的立場からー
          (国立遺伝学研究所・教授)
 講演6.下條信輔「知性と環境ー感覚・知覚のシェアド・リ
          アリテーをめぐってー」
          (カルフォルニア工科大学・教授)
 講演7.定藤規弘「脳機能イメージング手法を用いたヒトの社
          会能力の解明」(生理学研究所・教授)
 講演8.川人光男「地球外知的生命体は自身の脳の解読と制御
          はできるのか?」(国際電気通信基礎技術
          研究所 脳情報通信総合研究所・所長)
 パネルデスカッション 司会 立花隆
「地球外知的生命探査における天文学・生物学・脳科学の役割」        
  ・佐藤、岡田、成沢、齊藤、下條、川人
閉会のあいさつ 観山正見(国立天文台・台長)

 講演内容は世界の最前線にある。学問の世界は私のような市民・生活人の想像を超えている。しかし、しかし、たった一つでも「教育」のヒントがほしい。科学的研究の現状・成果・方向、現場との架橋・融合・・・。
 何とかして現場に活かせることはないか。そのヒントを探すのが私の仕事である。欧米では学者と現場が緊密だという。小学校・中学校でも、高校なら当然のこと、教育の世界ではベースに「学問の精神」「科学的思考」が脈打っていなければならないと思う。残念ながら日本の教育現場にはそれが欠けている。
 左・右に大きく振れ、彷徨い、子どもや先生を苦しめている。激務に追いやり先生方を精神疾患にしている。特に年をとったベテランと言われる先生方はたいへんである。混乱の原因は「学問の精神」「科学的思考」の欠如である。現場にそれがほしい。
 現場の先生方、是非是非科学者の集まりに参加してください。焼き直しではなく生の研究に触れてください。日本の研究者たちは必死です。優れています。無料のシンポジュウムも多くあります。
春!桜満開、もくれん・桃・つくしまで! [2012年04月08日(Sun)]
春!桜満開、もくれん・桃・つくしまで!
4月6日 川口西公園にて
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4月6日 川口西公園にて
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4月1日 あかつき体操会の帰途撮影 
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4月5日 川口・荒川土手にて
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4月5日 自宅庭にて
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TBS「ブラックボード」ロケ [2012年03月28日(Wed)]
4月5日・6日・7日、3日連続でTBSから放映される。1か月前3月3日、TBS「ブラックボード」のロケが川口の鋳物工場であった。嵐で有名な櫻井翔がでるというので工場内までファンが押し寄せ大変であった。準備を含め数日間のロケであったがいろいろ思うことがあった。感想を述べると同時に、多くの皆さんに見ていただき、教育の在り方に関心を持っていただけたらと思う。ネットで作品の案内が出ているので検索してみてください。  

「ブラックボード」の案内                            
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子どもたちを探して鋳物工場に乗り込んだ先生(櫻井翔)、待ち受けたのは現場の親方、突き倒されながら「子どもを返せ!」と叫ぶ先生。
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「お国のため!」と信じ教え子を戦場に送った軍国主義教師から民主主義教師へと180度の方向転換、時代に翻弄され苦悩する教師を描いている。
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事前の準備・リハーサル風景、宗像社長も真剣である。 
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夜のロケ、深閑とした工場で鋳物の鍋を磨く子どもたちを追ってカメラが回った。
 
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○思うこと
 ロケ現場は、キューポラのある街・川口の小さな小さな鋳物工場である。ロケ本番2日前からスタッフが工場に入り、社長や職人たちと打ち合わせをしていた。舞台は昭和22年の工場である。砂場・砂・古い木型・鉄のわく・柄杓・・・などなどたくさんある。一通り済むとリハーサルであった。職人の手ほどきを受けながら、柄杓を持って何回も何回も流し込む練習をしていた。
 本番は大変だった。真っ赤に溶けた鉄を型に流し込むのだ。相手は、1700度の鉄、一瞬の気の緩みも許されないのだ。誰よりも心配していたのは社長の宗像さんだ。日曜日も会社に来て、撮影のシュミレーションをしながら、人の動き・溶解の量・タイミングなどを確認していた。当日も、キューポラに点火すると同時にキューポラに酒をふりそそぎ、両手を合わせ、ロケの安全を一心に祈っていた。「鉄は生きものだ!何があるかわからない。」と何度言ったかわからない。   
 宗像さんは社長といっても生粋の職人(68歳)である。鋳物工場を支える職人は最年長はOさん(81歳)、次がTさん(78才)、Uさん(70才)、Hさん(69才)、Yさん(64才)、社長ジュニア(36才)、焚き屋さんは68才、一人欠けても工場は回っていかない。重要な戦力である。
 社長さんは会津から出てきて一流の鋳物師となった。私は山一つ越えた越後・魚沼・六日町から出てきて川口の定時制高校を卒業、埼玉大に行き、教師となり校長となり、今は社長の友の一人となっている。田舎は同じ雪国、育ちも境遇も生活経験も良く似ていた。生き方・考え方も似通っている。宗像さんの歩みは尊く、NHK「小さな旅」「ラジオ深夜便」などでも紹介されている。二人で語り合った時間は百時間を優に超え、話題が尽きることはない。魅力的な人である。
 零細の鋳物工場にとって3日間の休業は大打撃である。よくぞ協力を決断したものだ。確かに親会社からの依頼もあったであろう。しかし、それだけではあるまい。断れば断れるはずだ。日給月給の職人たちである。当然日給が入らない。迷惑もかかる。嫌がるであろう。あえて引き受けるにはそれなりの理由があったはずだ。 
 鋳物職人として腕を磨きながら、人の道を探し求めたという。「人は何のために生きるのか。金か?女か?酒か?」それとも「地位か名誉か?」いろいろ悩み、お寺を回ったり、般若心経を唱えたり、滝に打たれたり、教会にまでいったりしたという。
 独り立ちをし、自前で工場を立ち上げ、社長となってからも「人の道」を探り続けてきたようだ。今回の決断も考えれば底が深いようだ。宗像さんにとっては自分自身の人生を振り返るためであったかもしれない。社会貢献の一環だったかもしれない。
 いずれにしても、「仕事をやめたら会津に帰り、栄養たっぷりな地卵を子供に食べさせたい。」「時には大好きな田舎の山に登って思いっきりきれいな空気をすってみたい。」と言っていていた。でも「放射能でそれもできなくなってしまった。」と嘆く宗像社長。
 人を育てる教育の大事さを骨身にしみて知っている宗像さん。「ブラックボード」のロケ舞台に工場を差し出した背景には、教育に熱い期待を寄せているのかもしれない。
 私は退職して6年、現役時代と同じく子どもの不幸と闘い続けている。今日も「不幸を背負う子どもたちの友」となる活動をやってきたばかりである。
 撮影場面には、やすりで鉄なべを磨く子どもたちがいた。狭い中2階で弁当を食べる子どもたちがいた。親方に怒られる子どもたちがいた。一方、子どもを守る教師がいた。勉強の大事さを訴える教師がいた。怒鳴られ殴られながら闘う教師がいた。それが戦後の教育であったのだ。教師であったのだ。「そのとおりだ!」と0さん・Tさんは私に言った。映画の通りのことがここ川口でも、全国いたるところで起こっていたのだ。
 私は、ロケ風景を工場の片隅からじっと見つめながら、自分の教職生活と重ね合わせていた。不幸な子どもたちを多くみてきた。貧困や親の離婚で苦しむ子どもたちを見てきた。自分勝手な親も理不尽な親も見てきた。切ないことが多かった。親と闘い、社会と闘い、組織とも闘ってきた。連戦連敗であった。大人には負けた。しかし、子どもたちは良く育ってくれた。立派に育ってくれた。それは満足であった。
 今でも大人は無謀だ。子どもに不当な無理強いをする。地震・津波は大変だった。しかし、自然災害である。仕方がない。諦めもつく。しかし、原発はいけない。放射能はいけない。遊びを奪い、健康を奪い、温かい家庭を奪う。こんなバカなことがあってもよいのだろうか。今だけでなく、将来までも子どもたちは苦しむのだ。3:11以降私の心が晴れることがなかった。今も晴れない。あれもこれも結局は大人の勝手がそうさせているのだ。
 時代と立ち向かい苦闘した先生方、先輩の教師の皆さん!ありがとう。皆さんの苦闘を無にしません。私たちも皆さんの“闘うこころ”を引き継いでいきます。 (桑原 清四郎)
第37回感性・脳科学教育研究会 例会案内 [2012年03月23日(Fri)]
第37回 感性・脳科学教育研究会例会の案内です。

読者の皆さん お元気でしょうか。特に、教師の皆さんは卒業・
進級させ、ほっと一息ついていることでしょう。一度気楽にぶら
りと出かけてみませんか。ほんの少人数の集会です。

大震災一周年、どちらに向かうか国民として選択を問われていま
す。 私は「ブータンの幸せ=国民総幸福」派を目指したい。
その根拠は、誰もが持っている脳の知見に合っているからです。
脳には38億年の生命の歴史・叡智が刻み込まれているからです。

虚心坦懐に脳の仕組みと機能、飛躍的に進む「脳の知見」をベー
スに対話し、課題解決を図りたいからです。脳の原則は、
@全体最適をさぐる。A相互補完をつらぬく。B愛他主義で決断
・実行する。Cネットワークで機能させる。Dバランスをとる。
などなどたくさんあります。問題解決のヒントは山ほどあります。
 
 今回は栄町公民館が工事のため使えません。場所変更です。

          記
日時:3月31日(土)1:30〜5:00 
場所:川口市立西公民館 川口駅西口 直進徒歩3分
内容:脳に学ぶ問題解決 
 @「脳の原則8カ条」 桑原 清四郎
 A「行政の不合理と闘った20年、裁判の行方」 辻 美見 
 B「私の歩みー人権と教育ー」 永瀬 正臣
 C 各参加者からの問題提起と話し合い 

          桑原 清四郎(090-2901-8658)
「ターゲットタンパク研究シンポジウム」 [2012年03月22日(Thu)]
3月12日、東京・竹橋 学術総合センターで「ターゲット
      タンパク研究シンポジウム」が開催された。

テーマ:「ターゲットタンパク研究から見える未来5」

第T部:タンパク質って何?どんな形で何ができるの?
 あいさつと講演1.穴澤 秀治「産業界から寄せる期待」
          (バイオインダストリー協会)
 講演2.月原冨武「タンパク質の姿ーその形と働きを探る」
           (阪大)

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第2部 タンパク質の身近な話題
     ーターゲットタンパク研究の成果からー
 講演3.岩井一宏「直鎖状ポリユビチキン化:慢性皮膚炎、免
          疫異常などに関与するタンパク質制御系」
          (阪大)
 講演4.青木淳顕「がん細胞遊走促進因子オートタキシンと創
          薬研究」(東北大)
 講演5.東原和成「マウスの涙のタンパク質フェロモンの構造
          と機能」(東大)

第3部:ターゲットタンパク研究 成果総覧

分科会T:「ターゲットタンパク研究」 
 講演5.田中啓二「プロテアソーム〜構造からみた作動・形成
          機構」 (東京都医科学総合研究所) 
 講演6.若槻壮一「タンパク質翻訳後ダイナミックスを制御す
          る複合体の構造機能解析」
           (高エネルギー加速器研究機構)
 講演7.山本雅之「発がん性物質や酸化ストレスに応答する生
          体防御系の構造基盤」(東北大学)
 講演8.岡村康司「ミジュールの共役による分子」(阪大)
 講演9.福井宣規「免役系細胞高次機能を司るCDMファミリー
          分子DOCK2−その分子基盤と創薬への応
          用ー」(九大)
 講演10.本間光貴「インシリコスクリーニング技術のターゲ
           ットタンパク質への応用」
           (理化学研究所) 
 講演11.清水敏之「核内レセプターの新規機能解析と構造情
           報に基づいた線維化疾患治療法の開発」
           (東大) 
 講演12.田之倉優「植物が乾燥ストレスに応答する仕組みー
          アブシジン酸シグナル伝達の制御機構ー」
           (東大) 
 講演13.清水昌「キラル化合物合成用触媒としての微生物酵
          素ースクリーニングから構造生物学的手法
          による機能改変までー」 (京大)
 講演14.島本功「フロリゲンが花を咲かせるしくみに迫る」
            (奈良先端科学技術大学院大学) 

分科会2:「技術開発研究」
 講演15.生産:横山茂之
        「高難度ターゲットの生産と結晶化」
            (理化学研究所) 
 講演16.解析:山本雅貴
        「高難度タンパク質をターゲットとした放射光
         X線結晶構造解析の現状と将来」
            (理化学研究所) 
 講演17.制御:長野哲雄
        「化合物ライブラリーの基礎構築とタンパク質
         制御技術の開発」
            (東京大学・他) 
 講演18.情報産:菅原秀明
        「情報プラッチフォームのかたちとはたらき」
            (国立遺伝学研究所) 

第4部:未来に向けて 「タンパク質研究今後の展望」
 講演19.長野哲雄
        「タンパク質研究今後の展望@」(東京大学)
 講演20.若槻壮一
        「タンパク質研究今後の展望A」
           (高エネルギー加速器研究機構)
「日本化学連合シンポジウム」 [2012年03月22日(Thu)]
3月07日、お茶の水の化学会館において、「日本化学連合シン
ポジウム」が開かれた。
テーマ:「ともに生きよう 世代を超えて」
        -今後の日本の科学技術・教育を考える-
 あいさつ:西原 寛(企画委員長ー東大ー)
  〃  :奈良人司(文科省審議官)
 講演1.相澤益男「持続可能な成長と発展を阻む危機・課
          に挑戦する科学技術イノベーション」
           (総合科学技術会議ー元東工大学長ー)
 講演2.中西宏典「新しい日本の構築に向けたイノベーショ
             ン力の向上策」 (経産省審議官)
 講演3.小林喜光「化学産業から見た世界」(三菱ケミカル)
 講演4.早川信夫「震災と科学そして化学」(NHK解説主幹)
 講演5.御園生誠「世界と日本の持続に貢献するアカデミア
          の使命」 (日本化学連合会長ー東大ー) 
 あいさつ:中井武(日本化学連合副会長ー東工大ー)
IMG_4777.JPG                      
「イノベーション指標(Gll)からみた世界の活力」である。
1位 スイス
2位 スウェーデン
3位 シンガポール
4位 香港
5位 フィンランド
 ・・・・と小国が続く。日本は20位、アメリカは7位である。 
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「科学技術研究の国際比較から見た世界の活力」である。
論文数は
1位 アメリカ 27.5%
2位 中国   11.1%
3位 英国    7.6%
4位 ドイツ   7.4%
5位 日本    6.6%
である。
しかし、上位10%順位は、
1位 アメリカ 42.3% 断然トップである。
2位 英国 12.0%
3位 ドイツ11.0%
4位 中国  9.2%
5位 日本  5.9%   
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新興大国中国の劇的な経済成長、その牽引力はイノベーション。
ニューパワーがイノベーション力で新興・先進大国を凌ぐ勢いで
ある。各国の制約・課題に挑戦したイノベーションがエンジン。
しかもグローバル・オープンマインドでないと成功しないという。
 相互依存の複雑・緊密化、多様性の重視、世界の活力と協調し
た競争力の強化が重要だという。
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日本は閉じている。遅れている。
孤立している。世界の流れに同調していない。
最先端半導体の連携ぶりである。緊密度が高いほど中心により低
いほど周辺に位置する。孤立する日本の姿が歴然としている。
研究・開発の仕事は最早個人戦ではない。団体戦・ネットワーク
戦である。「脳の原則8カ条」が勝負である。
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     脳の原則8カ条
           桑原 清四郎
1 脳はオープンマインドである。    
2 脳は全体最適を求めて機能する。   
3 脳は相互補完で働く。   
4 脳は「幸せ」を求めて機能する。   
5 脳は出力に依存する。実行が第一   
6 脳はネットワークで機能する。   
7 愛が脳を活性化する。自己愛△、他者愛◎   
8 脳はウソをつけない。   

合脳性が高いほど優れた人間になる。
脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。
合脳性が高い人ほど優れた人間になる。
邪念なく単純に「はいっ!」と言いつつ行動に移すこと。
努力・研鑽を積み重ねていくこと。
佐賀のいちご!販売作戦  [2012年03月17日(Sat)]
川口市駅前スーパー「イイダ」でいちご販売があった。産直販
売であった。「自分たちで育て、自分たちで売る。」なかなか
良い発想である。私は「脳の原則8カ条」を思いながらしばら
く見ていた。
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「おいしそうですね。」「自分たちがつくったのですか。」
「そうですよ」「どちらからきましたか?」「佐賀県の○○JA
からです。」「わざわざ東京まで来たのですか?」「そうです
。」「新鮮ですよ。」「おいしいですよ。どうぞ!」と言いな
がら、箱から取り出し、パックに詰め、売り場に並べていた。
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本当に大きく・みずみずしく・おいしそうであった。しかし、
私の心は知りたいことで一杯になった。一体だれが発案したの
だろうか。誰が賛成し、だれが反対したのであろうか。東京ま
で出てくるのは大変なことであろう。家族は反対しなかったの
であろうか。聞きたいことが次々に浮かんできた。
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がんばれ!いちごウーマン、佐賀のお母さんたち!がんばれJA
佐賀!村おこし・町おこしの成功を祈る。農業復権を祈る。  
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JA佐賀の成功と「脳の原則8カ条」を重ねながらブログを発信し
ている。、
 
      脳の原則8カ条
               桑原 清四郎
1 脳はオープンマインドである。    
  *発案者から協力者・支援者・販売者までオープンマインド
   の人が多いほど事業はうまくいく。
2 脳は全体最適を求めて機能する。   
  *個人的の都合ではなく全体を優先するほどうまくいく。
3 脳は相互補完で働く。   
  *お互いに譲り合い、助け合い、弱いところを補い合うほど
   うまくいく。事業は成功する。
4 脳の目的は「幸せ」である。   
  *楽しくなければうまくいかない。いいことなければ続かな
   い。幸せになればなるほどうまくいく。
5 脳は出力に依存する。   
  *やったとおりになる。働いた通りに準備はすすみ、声をか
   けた通りにお客さんは寄ってくる。売れるようになる。
6 脳はネットワークで機能する。   
  *ネットワークが大事、ネットワークが良ければ、トラブル
   少ない。安心がある。気分良く販売できる。活気がでる。
   フットワークもよくなる。業績が上がる。
7 愛が脳を活性化する。   
  *事業は愛!愛こそ成功の秘訣。いちごに愛を!お客さんに
   愛を!一粒一粒に愛をこめてプレゼントする。愛は伝わる。   
8 脳はウソをつけない。   
  *新鮮です。おいしいです。満足します。食べてみてくださ
   い。自信があればあるほど良く売れでしょう。 

長い間の実践と研究を踏まえ、作成した「脳の原則8カ条」です。
脳が働けば働くほど物事はうまくいくはずです。
スーパー「イイダ」で販売するお母さんたちの応援の気持ちから
紹介・発信してみました。皆さん頑張ってください。

ゲーム過剰で前頭前野が破壊される。 [2012年03月10日(Sat)]
「ゲーム過剰で前頭前野が破壊される。韓国のガチョン医科大学
ジョ・ザンヒ博士の研究である。博士は世界的な脳科学者、PET
-MRIの研究を進めPETとMRIを融合させ見ることを可能にした。
数年後には14テスラまで開発、脳内の細胞レベルまで見ることが
できだろうという。

7テラのfMRI映像が発表された。その写真である。
 右ー野生型脳、右ーゲーム依存型脳 を示している。 
 右は前頭前野がすっかり消えている。過剰なゲーム依存が脳に
もたらす影響である。前頭前野が発達しないと、
 @我慢がなくなる。A人間関係が乏しくなる。B思いめぐらし
ができなくなるなど人間らしさがなくなることがわかっている。
大変なことである。教育関係者の皆さん、お母さん・お父さん、
注意して下さい。    
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 韓国も中国も子どもの変化に困り、国家政策として取り組んで
いる。その研究成果の一端である。
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 多額の予算を投入、最新の機器を使って調査し対策を探ってい
る。記憶をつかさどる海馬が手に取るように映し出されている。
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 左部分だけ再掲する。ここまでくっきり見える映像は今まで見
たことがない。金をかけターゲットを絞るとここまで研究は進む
のだ。
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 7日は化学会館で日本化学連合シンポジューム、11日は
国立国際医療研究センター免疫部門長溝上博士の研究、12日は
学術総合センターで「ターゲットタンパク研究報告会」に参加、
各分野の最先端研究に触れてきた。ここ数年の研究は想像を絶す
る。「無知は最大の罪」である。リーダーの責任は重い。
校長の基本方針 [2012年03月09日(Fri)]

 読者の皆さんへ
 
 2月18日を最後に3月8日まで リニューアルのため発信できませんでした。今日は私の66才誕生日、さっき長野の孫から電話がありニコニコです。今日から再開できることになり有り難いです。「40年の経験+脳科学の知見」から書き続けます。願いは一つ、「子どもの幸せ」・「祖国の世界貢献」です。孫たち・子々孫々のために書きます。よろしくお願いいたします。
 
 校長を退いてからもう7年目に入ります。しかし、教育への情熱が衰えません。「子どもの不幸を許さない・不幸の連鎖を断ち切る。」それが私の初心でした。覚悟でした。今まで変わることがありませんでした。
 東宮侍従(現天皇陛下)の清水二郎先生に「公立に行って子どもの友になっていただけないだろうか」と問いかけを受けました。「ハイ!行きます。」と応答しました。以来揺らぐことなく一筋にこの道を探り求めてきました。
「校長の基本方針」は平成17年度、第一回職員会議に発表したものです。校長としての最後の所信表明でした。全職員に語りかけ1年間の出発をしました。
 読者の皆さん、後輩の皆さん、一人の校長の実践です。生身の実践です。私の生涯が凝縮しています。参考にして下さい。(桑原)

                  平成17年4月5日
      校長の基本方針                           
                 桑原 清四郎 

T 基本的な姿勢

1、とことん子供を大事にする。“教育は愛” “愛こそ教育”
  です。まず見本、安心安全を貫く。更なる手立てを探り続け
  ます。

2、誠実・公平公正をつらぬきます。人によって対応を変えたり
  、好き嫌いをいったり、差別したりしません。ヒソヒソ話や
  コソコソ話はしません。              

3、弱い人を大切にします。私も5 回入院し2回も大きな手術
  をしていますし、38キロまで落ちたこともありますし、大
  貫の事故では九死に一生の経験もしています。病気の人や弱
  い人のつらさや気持ちは少しはわかります。

4、骨身惜しまず働きます。でも疲れたときは休ませて下さい。
  今年も体力をつけます。

5、法と正義を基盤に考えます。曲がったこともおべんちゃらも
  大嫌いです。ただし、目上の人や年長者への礼節は大切にい
  たします。失礼のないように十分注意します。

6、地域を大事にします。地域に座り込み、地域と一体になって
  教育の仕事を進めてまいります。どういう手立てをとったら
  、親と地域に奉仕出来るか考え続けようと思います。 

7、自分の失敗を隠したり責任転嫁したりしません。玉突きはし
  ません。させません。校長から教頭、教頭から先生方、先生
  方から子どもへといくからです。

8、誠心誠意、子どもとみなさん、そして地域に尽くします。最
  後の年に相応しく働きます。

  以上を、皆さんに約束いたします。これは地域の皆さんへの
 約束でもあります。皆さんと一緒にこの約束を実行する覚悟で
 す。ほんとにほんとによろしくお願い致します。
                 
U 学校経営の大原則

   子どもとともに 地域とともに

V キャッチフレーズ              
   友だち大好き
       先生大好き
           学校大好きな子どもたち

W ねらい・校訓

 1 根じょうぶな子(健康)

 2 志と気概に溢れた子(勤勉)

 3 愛こそ教育(敬愛)

X 留意事項
 ・学校は勉強する所であり、学問の手ほどきをする所である。
  従って学問の精神に貫かれていなければならない。真理追究
  の精神が脈打っていなければならない。真実こそ教育のいの
  ちと考えたい。事実から出発し、ウソは排斥する。

 ・脳科学の知見と公教育140年の経験を生かす。個々教職員
  の成功経験を生かす。 

 ・ドットを一つ一つ打っていく。1年間の歩みを記録とともに
  発表する。 

 ・「測る・数える・比べる・メモをとる」ここから始める。

 ・どんな意見でもいい。ただし、柔軟に自己を変えること。
   (石頭はダメ・・脳科学はどんどん進んでいる。)

 ・子ども第一を貫く。子どもを愛しきる。教育は愛、愛こそ教
  育。憎くなったら離れる。

 ・良いことはやる。悪いことはやめる。

 ・褒める:叱る=7:1、叱る時は脳幹から、説教はダメ意味
  がない。上佑をうむだけ。「言い訳・言い逃れ・恨み」回路
  を発達させるだけ

 ・できることはやる。難しい場合は工夫し協力してやる。
  (個人として、学年として、ブロックとして、全体として)

 ・何事も実質本位、実験主義でやる。予算書より決算書、論よ
  り証拠です。

 ・勤労と責任を尊ぶ。怠けと無責任、ウソと言い逃れは子ども
  をダメにする。

 ・かくす・隠れる・逃げる子どもはダメ。正々堂々と歩ませた
  い。

 ・批判・非難・批評は何の足しにもならない。気づいたら黙っ
  てやる。

 ・補完し支え合う教育共同体・研究共同体をめざす。
  (得手不得手・負担感考慮) 

 ・説明人間より一歩踏みだし人間になる。経験の束がその人と
  なる。 

 ・批判・批評は不要、議論に持ち込まない。

 ・学校は親のため地域のためみんなのためのもの。地域の子ど
  もを地域の後継者として、地域のみんなで育てあげるもので
  ある。

 ・職員室のこと、仕事のことは番頭として教頭先生におまかせ
  しております。何なりと相談してください。教頭先生に言わ
  れたことは校長からのこととして受けとめてください。

 ・服務の根本基準(地方公務員法30条)自らに課し、具体的
  に展開する。

 ・地域全体の奉仕者をめざす。サーバントリーダーシップを探
  っていく。

 ・今年も、皆さんに新採用の先生と同様この宣誓書に宣誓いた
  します。

           宣  誓  書

  私は、ここに日本国憲法を尊重し、かつ、擁護することを固
 く誓います。私は、地方自治及び教育の本旨を体するとともに
 教育公務員としての責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠
 実かつ公正に職務を執行ることを固く誓います。
           
                 平成17年4月5日 
                 桑原 清四郎  印

 参考:(教育基本法は日本国憲法とセットになっている)
 「本審議会としては、幅広い国民的合意を基礎に、教育基本法
  の精神を我が国の教育土壌に更に深く根付かせ、21世紀に
  向けてこの精神を創造的に継承・発展させ、実践的に具体化
  していく必要があると考える。」
          ー臨教審第四次最終答申ー(昭和62年)

*教育長岩上進先生の前で代表宣誓して以来、毎年「宣誓書」を確認してきました。校長になってからは初任教員に宣誓文を読ませ、宣誓をさせ、自らも覚悟を新たにしてきた。
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