読者の皆さんへ
2月18日を最後に3月8日まで リニューアルのため発信できませんでした。今日は私の66才誕生日、さっき長野の孫から電話がありニコニコです。今日から再開できることになり有り難いです。「40年の経験+脳科学の知見」から書き続けます。願いは一つ、「子どもの幸せ」・「祖国の世界貢献」です。孫たち・子々孫々のために書きます。よろしくお願いいたします。
校長を退いてからもう7年目に入ります。しかし、教育への情熱が衰えません。「子どもの不幸を許さない・不幸の連鎖を断ち切る。」それが私の初心でした。覚悟でした。今まで変わることがありませんでした。
東宮侍従(現天皇陛下)の清水二郎先生に「公立に行って子どもの友になっていただけないだろうか」と問いかけを受けました。「ハイ!行きます。」と応答しました。以来揺らぐことなく一筋にこの道を探り求めてきました。
「校長の基本方針」は平成17年度、第一回職員会議に発表したものです。校長としての最後の所信表明でした。全職員に語りかけ1年間の出発をしました。
読者の皆さん、後輩の皆さん、一人の校長の実践です。生身の実践です。私の生涯が凝縮しています。参考にして下さい。(桑原)
平成17年4月5日
校長の基本方針
桑原 清四郎
T 基本的な姿勢
1、とことん子供を大事にする。“教育は愛” “愛こそ教育”
です。まず見本、安心安全を貫く。更なる手立てを探り続け
ます。
2、誠実・公平公正をつらぬきます。人によって対応を変えたり
、好き嫌いをいったり、差別したりしません。ヒソヒソ話や
コソコソ話はしません。
3、弱い人を大切にします。私も5 回入院し2回も大きな手術
をしていますし、38キロまで落ちたこともありますし、大
貫の事故では九死に一生の経験もしています。病気の人や弱
い人のつらさや気持ちは少しはわかります。
4、骨身惜しまず働きます。でも疲れたときは休ませて下さい。
今年も体力をつけます。
5、法と正義を基盤に考えます。曲がったこともおべんちゃらも
大嫌いです。ただし、目上の人や年長者への礼節は大切にい
たします。失礼のないように十分注意します。
6、地域を大事にします。地域に座り込み、地域と一体になって
教育の仕事を進めてまいります。どういう手立てをとったら
、親と地域に奉仕出来るか考え続けようと思います。
7、自分の失敗を隠したり責任転嫁したりしません。玉突きはし
ません。させません。校長から教頭、教頭から先生方、先生
方から子どもへといくからです。
8、誠心誠意、子どもとみなさん、そして地域に尽くします。最
後の年に相応しく働きます。
以上を、皆さんに約束いたします。これは地域の皆さんへの
約束でもあります。皆さんと一緒にこの約束を実行する覚悟で
す。ほんとにほんとによろしくお願い致します。
U 学校経営の大原則
子どもとともに 地域とともに
V キャッチフレーズ
友だち大好き
先生大好き
学校大好きな子どもたち
W ねらい・校訓
1 根じょうぶな子(健康)
2 志と気概に溢れた子(勤勉)
3 愛こそ教育(敬愛)
X 留意事項
・学校は勉強する所であり、学問の手ほどきをする所である。
従って学問の精神に貫かれていなければならない。真理追究
の精神が脈打っていなければならない。真実こそ教育のいの
ちと考えたい。事実から出発し、ウソは排斥する。
・脳科学の知見と公教育140年の経験を生かす。個々教職員
の成功経験を生かす。
・ドットを一つ一つ打っていく。1年間の歩みを記録とともに
発表する。
・「測る・数える・比べる・メモをとる」ここから始める。
・どんな意見でもいい。ただし、柔軟に自己を変えること。
(石頭はダメ・・脳科学はどんどん進んでいる。)
・子ども第一を貫く。子どもを愛しきる。教育は愛、愛こそ教
育。憎くなったら離れる。
・良いことはやる。悪いことはやめる。
・褒める:叱る=7:1、叱る時は脳幹から、説教はダメ意味
がない。上佑をうむだけ。「言い訳・言い逃れ・恨み」回路
を発達させるだけ
・できることはやる。難しい場合は工夫し協力してやる。
(個人として、学年として、ブロックとして、全体として)
・何事も実質本位、実験主義でやる。予算書より決算書、論よ
り証拠です。
・勤労と責任を尊ぶ。怠けと無責任、ウソと言い逃れは子ども
をダメにする。
・かくす・隠れる・逃げる子どもはダメ。正々堂々と歩ませた
い。
・批判・非難・批評は何の足しにもならない。気づいたら黙っ
てやる。
・補完し支え合う教育共同体・研究共同体をめざす。
(得手不得手・負担感考慮)
・説明人間より一歩踏みだし人間になる。経験の束がその人と
なる。
・批判・批評は不要、議論に持ち込まない。
・学校は親のため地域のためみんなのためのもの。地域の子ど
もを地域の後継者として、地域のみんなで育てあげるもので
ある。
・職員室のこと、仕事のことは番頭として教頭先生におまかせ
しております。何なりと相談してください。教頭先生に言わ
れたことは校長からのこととして受けとめてください。
・服務の根本基準(地方公務員法30条)自らに課し、具体的
に展開する。
・地域全体の奉仕者をめざす。サーバントリーダーシップを探
っていく。
・今年も、皆さんに新採用の先生と同様この宣誓書に宣誓いた
します。
宣 誓 書
私は、ここに日本国憲法を尊重し、かつ、擁護することを固
く誓います。私は、地方自治及び教育の本旨を体するとともに
教育公務員としての責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠
実かつ公正に職務を執行ることを固く誓います。
平成17年4月5日
桑原 清四郎 印
参考:(教育基本法は日本国憲法とセットになっている)
「本審議会としては、幅広い国民的合意を基礎に、教育基本法
の精神を我が国の教育土壌に更に深く根付かせ、21世紀に
向けてこの精神を創造的に継承・発展させ、実践的に具体化
していく必要があると考える。」
ー臨教審第四次最終答申ー(昭和62年)
*教育長岩上進先生の前で代表宣誓して以来、毎年「宣誓書」を確認してきました。校長になってからは初任教員に宣誓文を読ませ、宣誓をさせ、自らも覚悟を新たにしてきた。