改めて「構造化」の意味
[2015年06月28日(Sun)]
「自閉症eサービス@せんだい」二回目の基礎講座でした。
また、先日の門先生と佐々木正美先生との講演と対談の会でも、正美先生が「構造化」を基に、私たちが日々心掛けなければならないことをまとめてくださっています。
・構造化は「意味と見通しを明確化するもの」…門先生
〃 「環境の構造を変えることによってその人が暮らしやすくすること」
行動を規制するものではない…正美先生
・「自然な良い環境」の日常
その子を取り巻いている人が「積極的に好意を持って」見守ることができるか。
・良い環境を与えられれば適応しやすくなる。
・「私たちは何をどうすれば良いですか?」と問い続けること。
・腹立たしかったり憤ったりするのは、みんなこちら側の責任。
「腹立たしい」なんて失礼なこと。
出来るだけ自然に生きる・学ぶ・働くことが出来る環境を作る。
・この子たちは正直すぎて生き難い。
自閉症の人たちが「そのままで」。
いつも努力するのはこちら。
それぞれがそれぞれにどんな生活をしたら「幸せ」になるのか考えてあげたいですね。
・私たちのこどもが不適応を起こすことは(本来)絶対にない。
簡単に軽くなるものではない。ましてや治るものではない。
「そのままで良い」環境・社会創りを。
「支援」と言う言葉を口にしなくても良い社会を!
今日のテーマがストンと腑に落ちる支援者・保護者の存在があたり前になったら、いつかきっとこういう社会が実現するのでしょう。
今日も中山先生が穏やかに向き合って下さいました。
青森、山形、岩手、福島の各県からもご参加いただき、Schaleには熱気が溢れました。
今日は「構造化」と「コミュニケーション」がテーマの講座。
かつて、「構造化は自閉症の方々へのマナーです」と学びました。
当事者でもある私には案外スンナリとその意味が解ったように感じていますが、自閉症支援歴の浅いスタッフには、今、一番苦労している視点かもしれません。
TEACCHアプローチを手掛けていない参加者の方には、なかなかピンと来ない事かも知れません。
この自閉症支援の「一丁目一番地」のように重要なテーマを、中山先生は、豊富な実践例のビデオを通して、具体的に示して下さいました。
講座後のアンケートにも
・構造化について、頭での理解において整理することが出来ました。
・構造を明瞭化させることがいかに大事なのかを学びました。
・本人が自発的に伝えられるように、行動出来るようにするには、どのようなコミュニケーション支援が必要なのか?という具体的な例を知ることが出来ました。
・言語表出ができるために、ことばだけでコミュニケーションを取ろうとしているところがあったので、再度評価が必要だと思いました。
・“自らやる”ことの意義を学びました。
などなど…
また、先日の門先生と佐々木正美先生との講演と対談の会でも、正美先生が「構造化」を基に、私たちが日々心掛けなければならないことをまとめてくださっています。
・構造化は「意味と見通しを明確化するもの」…門先生
〃 「環境の構造を変えることによってその人が暮らしやすくすること」
行動を規制するものではない…正美先生
・「自然な良い環境」の日常
その子を取り巻いている人が「積極的に好意を持って」見守ることができるか。
・良い環境を与えられれば適応しやすくなる。
・「私たちは何をどうすれば良いですか?」と問い続けること。
・腹立たしかったり憤ったりするのは、みんなこちら側の責任。
「腹立たしい」なんて失礼なこと。
出来るだけ自然に生きる・学ぶ・働くことが出来る環境を作る。
・この子たちは正直すぎて生き難い。
自閉症の人たちが「そのままで」。
いつも努力するのはこちら。
それぞれがそれぞれにどんな生活をしたら「幸せ」になるのか考えてあげたいですね。
・私たちのこどもが不適応を起こすことは(本来)絶対にない。
簡単に軽くなるものではない。ましてや治るものではない。
「そのままで良い」環境・社会創りを。
「支援」と言う言葉を口にしなくても良い社会を!
今日のテーマがストンと腑に落ちる支援者・保護者の存在があたり前になったら、いつかきっとこういう社会が実現するのでしょう。
「学ぶ」って、楽しいことです。
だからこそ今日気付いていただいたことを明日から活かしていただけたら幸せです。
皆様、有難うございました。