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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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「知恵」の結集 [2012年05月31日(Thu)]
札幌市の「発達しょう害支援情報」http://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/hattatu/hattatu.html#guidebook
からまた素敵なお知らせ。
50120531.jpg

「虎の巻シリーズ」と同様に、市内の支援機関の皆さんの知恵が集まっているのでしょうね。

「虎の巻…」の時は、ずっとお世話になって来ている「おがる」の加藤所長さんや仲間の皆さんが複数回の会議を重ねて形にしてくださったと聞いています。
一団体では出来難いことを、関係機関が連携して仕組み創りを叶えてくださるシステムが素敵です。

活用させていただきます。
Posted by 伊藤 あづさ at 06:27 | 今日の学び合い | この記事のURL | コメント(0)
もう10日・まだ10日 [2012年05月30日(Wed)]
Schaleの利用者さんが、企業さんからお誘いをいただいて施設外就労実習に出始めてから10日になります。
「会社」の雰囲気で、周りはビジネススタイルの方々ばかり。
ところが職務内容は「パッケージ」作業。
黙々と励む毎日です。
もちろん周囲の社員の方々も、社内に構築されたラインで黙々と…
大量に受注した復興支援関連の商品を、納期にきちんと納めることが求められます。
ですから管理職の方も必死です。
その先には、継続的な障害のある方の「仕事の創生」が見えているからです。

一方私たちは「就労移行支援事業所」。2年と言う有期限の訓練期間を通して、一般就労を目指します。
今回の施設外就労実習は最大で1か月続くかもしれません。
さて、1/24の使い方として、こうした作業的な経験を1か月も続けて良いのだろか…と、スタッフが考え始めています。
気付き・考える…素敵なことです。
若く、経験の少ないスタッフが、Schaleの外に出て気付くこともたくさんあります。
トレーニング型のプログラムを組んでいるSchaleを基準にしていると、「作業」の単純性・ルーチンワークは利用者さんもスタッフも、そろそろシンドクなってくる時期かもしれません。
そういう時期だからこそ、スタッフは、視点を広げて、
・いただいた作業的な仕事の中で得られることは?
・Schaleに戻った時に活きることは?
・ジョブコーチとして何を優先的に支援を組立る?
・利用者さんのやりがいは?
・この経験を本番の就労に繋げるためには?

たくさんたくさん考えて欲しいのです。

大町の事業所はとても静かに時間が過ぎています。
毎日一人〜二人残っているスタッフも、たとえ自分の職務でなかったとしても、外に出ているスタッフの分も励みます。
利用者さんが戻ってきた時のために、ノンビリしている暇はありません。
私たちらしい企業連携の方法・スタッフのスキルアップの方法を模索しながら、外での支援力も付けていけたら幸せです。


Posted by 伊藤 あづさ at 21:52 | 今日のSchale | この記事のURL | コメント(1)
「本当にありそう」なお話 [2012年05月29日(Tue)]
PECSでお世話になっている今本繁先生が、こんな「本当にありそうでなさそうで、もしかしたらあるかもしれない」お話を書き込んでくださいました。

どっちが強い?

ケンちゃんとシゲル君は仲の良い近所同士の幼稚園児だ。園バスを降りての帰り道でいろんなもの同士でどっちが強いかについて議論している。
「ライオンとトラはどっちが強い?」「サメとシャチは?」など動物番組で観たことを元に想像力を膨らませる。そのうち話題は、日常の道具に移った。

「包丁とノコギリはどっちが強いかの?」

ケンちゃん:「包丁じゃろ。肉でも野菜でもなんでも切れるじゃけ。」

シゲル君はちょっと考えた。母ちゃんは台所で包丁を使い野菜や魚を切っている。父ちゃんは時々大工道具を出してノコギリで木を切っている。

シゲル君:「そりゃあ、ノコギリじゃろ。包丁じゃ、木は切れんもん。」

「いや、包丁じゃ」、「いや、ノコギリじゃ」次第に議論は白熱して来る。そしてとうとう・・・「じゃあ、どっちが強いか、やってみようや!決闘じゃ!」

急いで家に戻り幼稚園カバンをフックにかけると、玄関の棚に上り大工道具の入っている扉を開け、木箱からノコギリを取り出そうとしていた。ちょうどその時母親が玄関に顔を出した。

「あんたなんしょん!?」

さらに「ピンポーン」という玄関の呼び鈴が鳴るとガラガラという音を立てて玄関の扉が開くと包丁を持ったケンちゃんが神妙な面持ちで1つ下のトオルくんと一緒に現われた。』

私がシゲル君のお母さんだったら…

皆さんなら?

結構深イイお話です。
Posted by 伊藤 あづさ at 19:32 | 今日のゆに〜くす | この記事のURL | コメント(0)
親バカ万歳!! [2012年05月28日(Mon)]
Twitterをやっていらっしゃる方もやっていらっしゃらない方も、ぜひぜひ訪問してみてください。
「発達障害児を育てる幸せ満タン親バカなツイート集」http://togetter.com/li/310890

立ち上げてくださったマサキングさんは、6歳の知的延滞を伴う自閉的傾向とADHDのような多動な広汎性発達障害のお子さんのお父さんです。
『マサキング子育て奮闘記』というブログで、発達障がいの息子を父親の目線からみた育児やシツケについて書いておられます。
(以下まさきんぐさんからのメッセージ)
親の愛情不足が原因で、発達障害になると珍説を唱えている某団体があります。
それだったら「じゃあ!うちらがどれだけ愛情注いでいるかツイートで晒そうぜ!」って事で、親バカな発達障害児・者の親たち(他も含む)が、我が子可愛い光線を発して親バカ自慢をしてます!
科学的根拠の無い愛情不足による発達障害云々・・・。
それを障害当事者を抱える親御さん達が、自分の幸せツイートによるハッピー攻撃で対抗!
100の机上の論理より1つの体験談!我が子に注いだ親バカツイート満載!
これでも親の愛情不足が原因で発達障害になると言えますか?
もう拾い上げられないほどの祭り状態!詳しくは「#親バカ」で検索できますので是非ご覧あれ!
なお、コメント欄にもドンドン幸せビームを追加して下さい(^_^)

私たちも時折「息子自慢」をさせてもらっています。
「素敵な自閉症」が世の中にあふれていることを知っていただけたら幸せです。
Posted by 伊藤 あづさ at 11:06 | Autism awareness | この記事のURL | コメント(0)
当たり前の支援 [2012年05月27日(Sun)]
今日の「しゃ〜れ」は、昨年一度行った「新聞バッグ」の製作。
昨年の目標は「手先の細かな作業をやり遂げる」ことでした。
そして1年たった今日は「手順書やジグを使って『一人で』完成する」です。

学生スタッフの皆さんも、子どもたちが来る前に、自分たちも「一人で」出来るか確認。
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スタッフのこの「ひと手間」が、担当するこどもたちのスムーズな作業へ導くキモです。
基本の手順書に、もう一工夫必要と思われることなど、こどもたちの顔を重い浮かべながらチェックしていきます。

作業を始めた手元には、一人一人指示書とジグが。
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表に出す面を始めに決めて、型紙のようなジグを使いながら指示書も確認。
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完成!
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イケテルでしょう?

手の使い方の器用さ不器用さ、ある程度の集中力を持って、難しい部分も投げ出さずにやり抜く力。
そして大事な「ヘルプ」を求める力。
プログラムの中でアセスメントできることは山のようにあります。

なぜ「しゃ〜れ」では、こうした支援を「当たり前」に考えているのでしょう。
その答えに導いてくださるやり取りが、ソーシャルネットワークの世界で、先日展開されたばかりです。
「視覚支援をしないのは虐待と同じ!」
こんな強いタイトルで、札幌の支援者でTEACCHの仲間として教えをいただいている大澤隆則さんがメッセージをされています。
(以下大澤さんから)
『 先日は、北九州市で行政、福祉、教育、親の会の関係者が集まった障害者地域生活研究会の会合があったので行って来ました。誰でも参加できる自由でオープンな会ですので、多くの方に混じって私も発言させてもらいました。行政サービスは、誰もが公平に必要最低限のサービスが受けられることが大切だと思います。でも発達障害の分野でそれができていない所があるということです。

 たとえば「視覚支援」はその1つだと思いますが、支援者・組織の意向でそれをしないのはいかがなものかと。先日の京都でのPECSのフォローアップセミナーの席で門眞一郎先生が、発言をされました。「自閉症の人に視覚支援をしないのは虐待と同じだ。だからそういう事例があったらぜひ...児童相談所に行きましょう!」

 先生の提案は少し過激に聞こえるかもしれませんが、多くの人が声をそろえて積極的に発信していくことは大切だと思います。無知な対応で行動問題を悪化させてしまう、不登校になる、鬱になる、家庭内暴力・・・本人や家族の苦痛を思うといてもたってもいられなくなります。

 先日もある保護者の方の相談を涙ながらに受けましたが、簡単に引き下がってしまっているんです。無知なマスコミや無策な政策を変えるために声をあげて当然の権利を勝ち取っていかなければいけない。黙っていてはいけない。

 でも個人の訴えでは力にならないことがあります。また特定の個人を攻撃をするだけでは利己的な訴えで終わるでしょう。多くの人の力を借りて多くの発達障害の人の利益になるようなシステム全体を変えるアクションを起こすことを提案します。』

私たちも学びながらの毎日です。
「当たり前」の支援がどの地域でも叶う日が来ると信じて、関わってくださるすべてのスタッフが(視覚)支援のスペシャリストを目指していきます。


Posted by 伊藤 あづさ at 20:11 | 今日の「しゃ〜れ」 | この記事のURL | コメント(0)
運動会 [2012年05月26日(Sat)]
快晴の一日でした。
朝6時花火が上がりました。
近くの学校では運動会。
今日・明日市内の学校では運動会が予定されている学校が多いようです。
定型発達のお子さんには「楽しみ」であったり、親御さんにとってはわが子の逞しい姿が眩しく、また誇らしく想える日です。
「負けて悔しい」なんてことも学習する場面でしょうか。

最近引越しをした時に、息子の就学前に毎日のように撮っていたポラロイド写真や、幼稚園で撮ってくださった写真がたくさん出てきました。その中に運動会での一コマが。
“あの頃は可愛かった…”
と、今では「オッサン」のように大きくなったわが子と比べてみたりして…

そしてもう一つ
“3歳の頃にはちゃ〜んと自閉症している”姿がそこにありました。
↓玉入れが怖くて、保育士さんに抱えられ耳ふさぎしています。
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顔をそむけ、ビクビクです。

↓母子ダンスは全然動けません。
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ひたすらママにしがみついています。

↓徒競走では、保育士さん二人に両手を繋いでいただいてユーユーと走り切りました。
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↓そしてGoalで待っていた園長先生・一緒に走ってくれた保育士さんにメチャクチャ褒めてもらいました。
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診断直後だったあの頃、私には、息子の『不安/怖さ』を感じ取ってあげることは出来ていなかったと思います。
むしろ、何となく“情けない”気持ちを持っていたかもしれません。
今なら「不参加」の選択が出来たのでしょうが、張り切ってお弁当を作って、そして食べてくれない「現実」にも心がザワメイタリして。

「ヨーイドン!」のピストルの音が怖くて怖くて困っている子がいます。
校庭の万国旗に困っている子がいます。
大音量のお遊戯の音や、なぜか運動会と言うとずっと鳴っているBGMに困っている子がいます。
大勢の人の中で食べるお昼ご飯に困っている子がいます。
負けるのがどうして受容れられなくて困っている子がいます。
運動会の当たり前の風景に、たくさん困っている子がいることを知ってください。
そして、そうしたこどもたちの中に今日「頑張った」こどもがたくさんいることを知ってください。

今夜は解放されて、ゆっくり眠って欲しいなと願っています。
Posted by 伊藤 あづさ at 19:31 | 今日の感慨 | この記事のURL | コメント(0)
南雲ワールド [2012年05月25日(Fri)]
先日お知らせをした南雲明彦さんの最新ご著書「LDは僕のID」を、出版社を通して送っていただきました。
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同封のお手書きにこうありました。
「この本には、講演活動をする中で、感じたこと、考えたことをできる限り、真心込めて、綴らせていただきました。この本だけでは、社会は変えられないかもしれません。でも、色々なことを考え直して頂きたく、きっかけになれたらいいなと思っています。

小さな動きが、少しずつ社会全体に伝わり、障害のある方達の未来に笑顔をもたらすことができるよう今後も精進努力させて頂く所存でございます。
その近況ご報告として、お受け取り頂ければ幸いです。」

しっかりと受け取りましたよ。
早速Schaleライブラリーコーナーに「南雲ワールド」を設えました。
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私たちも自分たちの役割を果たせるように「丁寧に・親切に・大切に・誠実に」を心掛けていきます。


Posted by 伊藤 あづさ at 13:36 | Autism awareness | この記事のURL | コメント(0)
大人の発達障害ガイドブック [2012年05月24日(Thu)]
ぴあさぽ!JAPAN」さんが医療福祉機構の助成をいただき発刊されました「大人の発達障害ガイドブック」。http://piasapo-japan.com/report/guide_book_2012.html
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ご本人たちが組織するNPOが、当事者の視点で創ってくださったところが素敵です。

あわせて、『平成23年度独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業
「発達障害の当事者によるピアサポート事業」事業報告書』を公開してくださっています。
さすが大阪!


Posted by 伊藤 あづさ at 21:35 | 今日の知恵 | この記事のURL | コメント(0)
「2%分の1」を目標に [2012年05月23日(Wed)]
今日の各報道機関からのお知らせに「障害者雇用率15年ぶりに引き上げ」の文字が躍っていました。
NHKでもhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120523/k10015317891000.html
「良いこと」に繋がるのを願います。

国の制度が少しずつ前進している中で、当事者もその仕組みを活用できるようになっていなければ、成果は上がり難いかもしれません。

と、言う訳でもありませんが、息子は今「発達支援トレーニングジム『しゃ〜れ』」の利用者として、「働ける」ためのスキルを一つ一つ積んでいます。
母は願っていました。
“二つ折や三つ折りが出来るようになったら、職域はグ〜ンと広がるよね”と。
小さい頃折り紙や工作に付き合ってあげることが出来ませんでした。
だからという訳でもないでしょうが、息子は、二つ折りや三つ折りが出来ません。
何度か、いろいろな方法で試してみましたが、なかなか上手くいきませんでした。
それが、「しゃ〜れ」で修行を積むうちに、少しずつ特性を掴み始めたスタッフの援けもあって、「出来る」ようになっています。
「時期」も来ていたのでしょうが、そこには、息子の特性を見極めることと向き合ってくれたゆきえさんの手による「工夫」が後押しになっています。
事務作業のジグとして活躍するA4のクリアファイルが今回の素材になっています。
1.ジグの「角」を明瞭化
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2.折る紙の「角」を明瞭化
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3.1.と2.はジグと紙の「角」と「角」が合わせられるための手掛かり
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4.クリアファイルの角にしっかりと紙の角が合いました。(折る紙を「まっすぐ」配置完了)
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5、クリアファイルの切込みに合わせて紙をたたみます
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一番難しかった「角と角を合わせる」ことが簡単に
「出来ちゃった!!」

次からは角の目印を少しずつ引いてみます。
(私の中では、手順が解ったのできっと目印シールはいらないだろうと予測していますが、やってみなければ解らないのでまずは一つずつ引いてみることにしました)
二つ折りを卒業したら三つ折りへ。
「2%分の1」として、働く大人になる道を「必要な支援を受けつつ」歩み出しています。

“中高生の大切な時期に、学校ではわざわざ教えてくれることは少ないけれど、働くために大切なスキルを、その子その子に合った方略で積んであげたい”
と、スタートした中高生プログラムです。
息子だけではなく、利用してくださっているこどもたちみんなが、素敵に育っています。
「楽しみと誇り」を感じてプログラム実践が出来ることを幸せに思っています。
そして、一人でも多く2%分の1として社会に貢献する大人へと巣立って行ってくれたら幸せです。
Posted by 伊藤 あづさ at 22:29 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
LDは僕のID [2012年05月22日(Tue)]
南雲明彦さんが、新しい本を出されます。
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今月末の出版予定とのこと。
タイトルが素敵ですね。

昨年末あたりから少し体調が悪く入院をされたりしましたが、術後の経過も宜しいようです。
夏頃には仙台にお越しになれるかなと楽しみにしてます。
Schaleの成人期の皆さんの先輩として、ずっと見守って下さったら幸せです。

Posted by 伊藤 あづさ at 21:33 | 今日のゆに〜くす | この記事のURL | コメント(0)
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