特性あふれて
[2012年05月14日(Mon)]
中高生プログラムの卒業生T君は、この春から就労移行の利用者として毎日山形から通ってきます。
初めて出会った3年前とは、まるで違う人のように、相対する人を大切に関わってくれています。
決してお喋りな方ではありませんが、自分の願うこと、私たちの支援がへたくそで困っていることを、決して一方的に語り続けるのではなく伝えてくれます。
ハンドワークも少し不器用さはありますが、丁寧に一つ一つ仕上げていきます。
今日お昼の「ミネストローネ」の素材を切っていた彼の手元です。
サポートに入っていた指導員のしずかさんがこの様子を観て唸りました。
“そうきたか…”って感じです。
ジャガイモをほとんど同じ大きさに切りそろえています。
目盛の付いたまな板は使っていません。
どうやって?
包丁の脇に置いてある拍子切りのジャガイモ…これをスケール代わりのモデルとして横幅を合わせているのです。
誰かが教えたわけでもなく、自分の知恵です。
「てがかり」を自分の方法で作りだし、活用しています。
こんな素敵な人を世に送り出せるよう、もっともっと力をつけなければなりませんね。
そして高等部2年生になったわが息子。
4月から始まっている中高生特化型の「放課後等デイサービス」に通い、支援学校では経験し難い軽事務作業にも取り組んでいます。
今日はテプラを使って、書類ケースのラベルを作ってくれました。
「眼の力」が強い子です。また漢字の読みには強みを持っていますが、ゆきえさんが振り仮名を振ってくれました。
指示書のモデルを観ながら入力をして、漢字変換は「マッチング」感覚で選択しています。
機械操作はほぼ2度やればマスターできています。
学校での作業の集中時間は10分程度と、1年生の面談時に先生から伝えられ愕然とした母ですが、今日は数値チェックやラベル作成などいくつかの課題を淡々とこなし、気が付けば1時間しっかりと集中して「仕事」をしていました。
カッコイイです。
スタッフもどんどん支援の組立に慣れてきています。スキルアップしています。
知的障害を合併するタイプのこどもでも、「戦力」となって会社に貢献できることを教えてくれます。
T君や息子の「未来」が創られる時、被災地の復興が叶い、新しい仕事が創生されるのでしょう
今日は午前中いっぱい、就労移行のステージでトレーニングに励む利用者さんやスタッフのサポートの様子を「BRUTUS」のライターさんとカメラマンさんが取材をしてくださいました。
被災地での「仕事」をテーマに、陸前高田・気仙沼と回って、仙台ではSchaleとプライマリーケア学会さんが取材先。
6月半ば発売号に掲載予定とのことですが、Schaleを通して「発達障害」の方々が一生懸命生きていることをお伝えできたら幸せです。
初めて出会った3年前とは、まるで違う人のように、相対する人を大切に関わってくれています。
決してお喋りな方ではありませんが、自分の願うこと、私たちの支援がへたくそで困っていることを、決して一方的に語り続けるのではなく伝えてくれます。
ハンドワークも少し不器用さはありますが、丁寧に一つ一つ仕上げていきます。
今日お昼の「ミネストローネ」の素材を切っていた彼の手元です。
サポートに入っていた指導員のしずかさんがこの様子を観て唸りました。
“そうきたか…”って感じです。
ジャガイモをほとんど同じ大きさに切りそろえています。
目盛の付いたまな板は使っていません。
どうやって?
包丁の脇に置いてある拍子切りのジャガイモ…これをスケール代わりのモデルとして横幅を合わせているのです。
誰かが教えたわけでもなく、自分の知恵です。
「てがかり」を自分の方法で作りだし、活用しています。
こんな素敵な人を世に送り出せるよう、もっともっと力をつけなければなりませんね。
そして高等部2年生になったわが息子。
4月から始まっている中高生特化型の「放課後等デイサービス」に通い、支援学校では経験し難い軽事務作業にも取り組んでいます。
今日はテプラを使って、書類ケースのラベルを作ってくれました。
「眼の力」が強い子です。また漢字の読みには強みを持っていますが、ゆきえさんが振り仮名を振ってくれました。
指示書のモデルを観ながら入力をして、漢字変換は「マッチング」感覚で選択しています。
機械操作はほぼ2度やればマスターできています。
学校での作業の集中時間は10分程度と、1年生の面談時に先生から伝えられ愕然とした母ですが、今日は数値チェックやラベル作成などいくつかの課題を淡々とこなし、気が付けば1時間しっかりと集中して「仕事」をしていました。
カッコイイです。
スタッフもどんどん支援の組立に慣れてきています。スキルアップしています。
知的障害を合併するタイプのこどもでも、「戦力」となって会社に貢献できることを教えてくれます。
T君や息子の「未来」が創られる時、被災地の復興が叶い、新しい仕事が創生されるのでしょう
今日は午前中いっぱい、就労移行のステージでトレーニングに励む利用者さんやスタッフのサポートの様子を「BRUTUS」のライターさんとカメラマンさんが取材をしてくださいました。
被災地での「仕事」をテーマに、陸前高田・気仙沼と回って、仙台ではSchaleとプライマリーケア学会さんが取材先。
6月半ば発売号に掲載予定とのことですが、Schaleを通して「発達障害」の方々が一生懸命生きていることをお伝えできたら幸せです。