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虹の夢

生き難さを抱えている人たちの幸せな未来を願っている「お節介おばさん」の徒然日記です。

自閉症/発達障害のある方など生き難さを抱えスペシャル・ニーズを持つ方々の「未来を創りたい」…そんな大きな夢を叶えるために、「楽しく・嬉しく・明るい」情報発信をしていきます。

2020年度「放課後等デイサービス 評価アンケート」の結果を2021.2.19の記事に掲載しています。
併せてご覧ください。


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Facebook投稿記事とその反響 [2018年02月07日(Wed)]
久しぶりの投稿と息子ネタです。

11月からドコモ・プラスハーティーさんに就職した息子。
当初は1年ごとの契約更新と伺っていましたが、この4月から二期目の雇用に更新をしてくださるとのご連絡をいただき、2/5に手続きに大阪まで行ってきました。

その日、目の前で展開された息子の「仕事ぶり」の触発されて、ぶわ〜っと湧いてきた気持ちを自分のFacebookに投稿しました。

ここでは写真ですがネット上では動画が二つ。
ウォールには以下のように書きました。

支援学校の先生方と親御さんへ


私の息子は知的障害を合併する療育手帳A.障害者年金1級レベルの重たい障害特性があります。
そんな子が、「ご縁」をいただき11月から特例子会社に一般就労しました。
3カ月が経って、まだまだビデオのような働きぶりです。(ブログでは写真で)
1.洗面所の清掃
20180206a.jpg
2.手順書の一部
20180206b.jpg
3.手順書を観ながら清掃
20180206c.jpg
4.洗い上げたクロス干し
20180206d.jpg

もしかしたら、支援学校の作業班やB型事業所での作業に比べれば、随分ヌルいと思われる方もいらっしゃるでしょう。(ビデオではゆっくりと丁寧に作業する様子)
ここに至るまでの周囲の皆さんのご苦労はハンパないんです。
それでも最低賃金+@+障害者年金をいただいています。
毎日ハッピーと言うわけでもないけれど、それでも真面目さ、律儀さ、ルーティン作業の得意さなどを認めていただいて、得意な作業(トイレの鏡磨きとか)は同僚にも「凄いんですよ〜」と評価されて仲間との交流感も楽しみながら、精一杯の活躍をしています。
センターが昨年末に開設されたこともあって、「長くゆっくり」と、社会人になってからでも成長することに期待して丁寧に職業人として育てていただいています。

先生方はパリパリと活躍して即戦力にならないと一般就労なんてダメだと思っていらっしゃいませんか?
親御さんは、ウチの子重いから、当たり前のお金を貰って働くことなんてムリって、決めつけていませんか?
企業さんに理解していただくなんて無理!って、決めつけていませんか?
でも…
作業手順が解る工夫があって、関わる方々に「仕事」の価値観を少しだけ変えていただけたら、叶うことはありませんか?

息子に「このビデオをいろんな人が見るかもしれないけど良いですか?」と聞いたら「良いですよ」と言ってくれました。
だから公開しています。
“ウチの子の方がマシやわ”って感じられた親御さん多いですよね?
「少しの工夫」はいくつ見つけられますか?
「大変なこと」ですか?
こどもたちの可能性を信じてみませんか?

「自閉症支援をすみずみに」
そうしたら叶いそうなこと、たくさんありませんか?
地域事情、支援者事情に「諦める理由」は本当にありますか?

どうかこどもたちの可能性を信じて下さい。

偉そうにごめんなさい。
でもね、本当に私たちのこどもの力を侮ったらもったいないです。
一緒に未来を創りたいです。
よろしくお願いいたします。

***********************************************
相当生意気に本音をお伝えしました。

すると、とんでもないことが起きたのです。
2/7日17:50時点で
「いいね」:960
「コメント」:210(約半数は私からのお返事)
「シェア」:233

それこそ「うねり」のように親御さん・学校の先生方・支援現場の方々からの反響を寄せらせました。
(動画を確認してみたい方は、私のFacebookアドレスへ飛んでみてください。2018年2月5日17:53投稿分)

以下に幾人方からのコメントをご紹介させていただきます。
これはいつもの鼻高話ではなく、寄せらせたコメントからもたくさんの気づきをいただくことができると考えたからです。
どうか感じていただけますように。
そして息子の現状は、3年半の高槻での「ぷち独り立ち」を支えてくださった中山先生、バディーさん、就労移行支援事業所さん、生活支援事業所さんのご支援があったからこそ。
そして「ご縁」で繋いでくださった企業さん、実習に行き、自分で選んだ本人の意思を「僕たちは誰でも働けると思っていますから」と引き受けてくださったドコモ・プラスハーティーさんの志と組織の人財、圧倒的な定着支援を丸2か月半続けてくださった高槻の就労移行支援事業さんのご支援、さらに朝の整容から夕食の支度や入浴のお世話をくださるヘルパーの皆さん、すべてが繋がった「今」であることに深く感謝しています。

コメントのご紹介は以下の通りです。

・伊藤さんの投稿に勇気をいただきました。

・「タイヘンな子」だから諦めるのではなく、その方の働く意欲を引き出し、安心して取り組める環境を提供し、そしてその方が働くために必要な支援を提供する。

・なにかにつけ「社会が△△だから、学校も社会に合わせて生徒を慣れさせなければ」と言いがちだけど、それって単に教員の怠慢でしかない。学校こそが彼らをつなぐべく、ノウハウを身につけ社会に伝えていかなければならないのに。“底辺レベル”の特別支援学校高等部の考え方を一度払拭し、一人一人が「どうしたらその人らしく、その人のもっている力を発揮できるか」を本気で考えなければと改めて強く思うのです。

・自閉症(自閉スペクトラム症ASD)に限らずどの障害でもそうですが、一人一人が持っている力を発揮して仕事をすることは、最高の「社会参加」で本当に素晴らしいと思います。
 私も精神科医・産業医として、当事者のご家族や職場関係者と調整を行って当事者をサポートしてくださる支援者を増やしたり、様々な支援制度・支援団体を紹介したりして発達障害者の就労支援をしてきましたが、治療と環境調整がうまくいって就労継続できるようになると、喜びはひとしおです。(ご本人はあっけらかんとされていることも多く、典型的なうつ病の方とは対照的ですが、感謝される喜びとは別の、ご本人やその家族にとって本当に良かったという喜びです)
 障害の種類や程度は様々で個別性も高いので一概には言えませんが、仕事のできる方はできる仕事を通して「社会参加」し、働くことがどうしても難しい方は引け目を感じずに安心して社会保障が受けられるような社会が望ましい気がします。
 このような素晴らしい(恵まれた)事例はまだまだ少数派ですが、私もできる範囲でそうした事例を増やし、日本の社会全体としての「生産性」も高まればと思っています。

・居場所や役割があって輝く命。
雇用する側、サポートする側の工夫で、彼らが持つ特別な才能をさらに輝かせることができる。

・シェアで見せてくれてありがとうございます!
将来心配だったけど勇気貰いました

・工夫と可能性と。とても興味深く、考えるきっかけをいただきました。
一緒に未来を創りたい。心にずん、って、響いています。
ありがとうございます。

・作業に丁寧さを感じます(*´-`)
そしてたんたんと黙々とやるって大切ですね〜
シェアありがとうございます

・ある支援学校は、TEACCH・PECSが導入されていてこどもたちは自律的・自立的・自発的に日々の活動を楽しんでいた。
ある支援学校は、二人羽織のように先生が全介助。
それを6年間。
その差はとてつもなく大きいと思う。人生を変える。その子の人生もその子を取り巻く大人の人生も。
こどもの力を侮るなかれ!!!

・大人が子どもの限界を決めたらいかんのよね。
職が自分の力を活かせる場になるように考えていきたいです

・はじめまして。
息子さん、きちんと掃除の手順書を確認しながら洗面所の掃除をされていますね。素晴らしいです。
シェアさせて頂きます。
・シェアさせてください。
特例子会社で清掃をしています。ウチにも職業重度判定の女の子がいます。すごく良く働いてくれます。ホントですよね、彼等、彼女らは、ゆっくりきちんと教えたら、しっかり働いてくれるんです。そんなことをもっと多くの人にも知ってもらいたいと思います。これからも頑張って下さい。

・素晴らしいです
楽しいばかりではないけど
それが働くってことやもんなぁ
ファイト
僕は身体だけどね
働くことは好きだよ
まわりにスッゴい助けて頂いてのことですが
作業所から一般就労ができて
障害のあるないは関係無いって
最近になってやっと少しわかった
健常者と言われる人だって悩みが沢山あるんだと
この歳になるまで気が付かなかった
居場所
があるってだけでも幸せ
やと思う

・B型就労継続支援で支援員をさせていただいております。

・本当に頑張って見えますね〜
知的の方のすごく良い所は とにかく 真面目。覚えた事は しっかりその通り作業しようとされます。
もちろん 個々で差はありますが。

・企業からすると その真面目さ 純粋さは
何より尊く 喜ばれます。
ただ それ故に ご本人がオーバーワークされてしまい 心身共に過労気味になったり 何より 余暇の過ごし方が自発的に計画出来ないので
休日の過ごし方凄く大切だと思います。
ご家族や周囲の人が
息子さんの息抜きを
促し 元気に楽しく
お仕事される事を
応援しております。

・思い込みは、その子の活動を狭めてしまいます。息子は、まだ学生ですが、小学校、中学校とも「この子は、何もできません」といわれる先生が多かったですが、家庭では、洗濯全般をこなしてくれますし、数学は、私より計算が速く確実です。その子の強みを使って、学習スタイルを引き出せば、低機能とか高機能とか関係ないです。

・この投稿は、全ての発達障害当事者と家族、関わる者への希望です。
シェアさせてください!

・思い込みってあります。
重度、軽度に囚われて個人を活かす、発揮する事を見失っていると感じます。
シェアさせて下さい。

・はじめまして。
突然、失礼いたします。
シェア動画からこちらの投稿を知りました。
私も支援者の一人でありますが、息子もしょうがい者であり、軽度です。
常日頃から判定による偏見が引っ掛かっていたので、動画を知り、いわゆる支援者も口にする『ありのまま』について、これを機会に改めて個を見つめる。
一人ひとりを感じる事の大切さを学ばせて頂きました。
迷いや奮闘、悩み、模索。
そこから?
そこが見えて?
向き合っているのか?私?と…。
感謝申し上げます️
素敵な投稿をありがとうございます

・何よりの希望と思います。様々な苦労な不安そして前向きの挑戦の賜物と思います。
シェアお願いします!

・私はいつも当事者である同僚から勇気をいただいています。そして伊藤さんのような親御さん達からも。大人たちの勝手な思い込みが一番ご本人の可能性を奪っていることに気がつきました。
シェアさせていただきます。

・限界は自分や周りが決めているだけ。大切なことは、空に手を伸ばし続けられるかどうか、なぜなら空には「限界」など無いから。
障がいは違いますが、同じ社会で生きる者として、幸せで豊かな気持ちになりました。

・この記事だけではなく、普段の様子が書かれている記事を読ませて頂く度に我が子も明るい未来が待っててくれるのかなと、希望が持てるようになりました️
社会に出て働き、休日はお出かけし、美味しいものを食べて…満面の笑みの幸太朗さんを見ると私に幸せをお裾分けして頂いている気分です♡
ありがとうございます(*´꒳`*)

息子の明るい未来の為に今できること、コツコツ頑張りたいとおもいます

・シェアさせてください。私の息子は、30さいです。同じく自閉症で知的障害重度で障害者年金1級の子です。支援学校を卒業後、11年と9ヶ月自動車部品会社で働いています。私も息子の様子をアップしたいと思いました。ステキなスタッフさんに恵まれて、幸せな様子の息子さんのお仕事ぶりに、感動しました。

・諦めちゃいけませんよね!
子供たちの可能性を信じて!
シェアします!

・今障がいあるなしに関係なく共に働ける場所を作る予定です。同じ思いです。障がいの方はここでしか働けないなどを取り払って社会とつなげていきたいと思います。
シェアさせてください❣

・すごいですね
偉いなぁと思います。感動しました。
我が家の下の二人の自閉症の息子達の可能性を沢山引き出してあげられるように私も頑張ります
是非、シェアさせていただきます

・すごく、すごく心に響きました。うちの子は四肢麻痺で春から高等部。中学部にいるうちから将来に向けての話をされます。
肢体不自由、四肢麻痺️生活支援、という考えがあり、就労や作業所の話は出ません。が、知的には年相応。表出は難しいですが、視線入力のパソコンでできる作業があるのではないか…と、本人は疲れるとは思いますが、自分の働きで収入を得たり、人の手伝いが出来たり、ありがとうって言われたりしたら、達成感を得られるのではないかと…。あと3年、高等部では恐らく私から訴えていかないと就労や作業所の選択肢は出してくれないでしょうけど、息子の出来ることを向上して将来に結び付けられるように…何かできたらと思います。
高校を出てからの方が人生長いんですもの。本人が生き生きと生きられる方法を模索します。
素晴らしい動画をありがとうございます!と息子さんにお伝えください。

・子どもたちの可能性を信じて
一緒に未来を創る
長くゆっくり
本当にそう思います。
シェアさせてください。

・良いですね お子さんに限らず、すべての人(私達含め)に可能性を信じて、共に歩める社会を目指す事ってこう言うことですね…
シェアさせていただきます

・初めまして。
息子さん、手順書を確認しながら洗面所の掃除を正確にされていますね。楽しく仕事されていると感じました。
シェアさせてください。

・私の3人娘は、
長女は、軽度の知的障害者で、
次女は重度の知的障害者と言語障害の重複で3女は重度の知的障害者です。
それぞれ、ゆっくり成長していますよ
私は、娘たちの個性を大事にしたいです!

・はじめまして、シェアさせてくださいね。
私の弟も重度の知的障害で作業所に通所しています。実は高等部から一般就労の話があったと、つい最近聞きました。その話を断ったのは母だったようです。今は、ケアホームに入居し母との距離も適度にあいて、程よい距離感でいますが、私が初めてそのことを聞いた時に、社会と障害者の壁を作っているものの中に、保護者も少しはあるんだと少し悲しくなりました。
伊藤さんの息子さんがのびのびとお仕事されてい姿をみて、私まで嬉しくなりました

・シェアさせてください!
息子さんの働きをみて、とても希望がもてましたし、どこを見て何を見て支援すべきかを考えさせられまさした。ありがとうございます!

・元気がでます。うちは喋れないし、おトイレも未だ。でも、なにかの可能性を信じてます。いまでも(中1)、癒し力は半端ないし(^-^) 就労を考えはじめたら、また、振り返らせていただきますね❣️
いまは、いまを精一杯楽しんで生きています。
心強い投稿、そしてシェア、ありがとうございます。

・初めましてm(_ _)m
自分は公立中学校で特別支援教育に携わる者です。
自分の受持ちにも高機能自閉症の子が二人、軽度知的障がいが1人、その他にも何らかの支援を要する生徒がいます。
先輩がこうして頑張っている姿を拝見して、また1つ希望を見出だすことができました(^^)
まだまだ寒さも厳しいですが、体調に気をつけて頑張ってください\(^-^)/

・B型就労継続支援で支援員をさせていただいております。
本当に頑張って見えますね〜
知的の方のすごく良い所は とにかく 真面目。覚えた事は しっかりその通り作業しようとされます。
もちろん 個々で差はありますが。

企業からすると その真面目さ 純粋さは
何より尊く 喜ばれます。
ただ それ故に ご本人がオーバーワークされてしまい 心身共に過労気味になったり 何より 余暇の過ごし方が自発的に計画出来ないので
休日の過ごし方凄く大切だと思います。
ご家族や周囲の人が
息子さんの息抜きを
促し 元気に楽しく
お仕事される事を
応援しております。

***********************************************************


Posted by 伊藤 あづさ at 17:19 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
20歳になりました [2015年06月12日(Fri)]
息子、20歳になりました。

先天性の心疾患を持って生まれて来たことから、結婚して子供を産んでって、女の子なら当たり前のことが望めないと思っていた私が「お母さん」にさせて貰って20年になりました。

宇宙からの贈り物のその子は、「自閉症」というスペシャルな特性を持っていました。
「表情を読み取ったり作るのが苦手」と言われる自閉症の息子からのお母さんへの成人記念のプレゼントは、気立ての優しい、誰からも愛される人柄の滲み出た穏やかな表情と、出会った人を虜にする輝く笑顔。そして、ちょっぴり「この先」の自分に自信を持ち始めた誇らしげで堂々とした姿でした。
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一人ホテルに戻り、今日撮っていただいた写真を観ていると、やっぱり涙が止まりません。

友和さんや拓也さんみたいに、カッコよくて爽やかで、頭の良い、誰からも好かれる子のお母さんになりたかった私。
だけど、「違う文化」を持って生まれて来た我が子との乳幼児期は、理想とは違う子育てが辛くて辛くて…
「もう、いいかげんにしてよ!」
そう叫んだ私に息子が言ってくれた一言。
「お母さんと仲良しになりたい。」
この一言がなかったら、今の私の笑顔もなかったでしょう。

自閉症の息子のお陰で、私はたくさんの素敵な方々と出会い、繋がることが出来ました。
正義だけを振りかざす、嫌われ者だった私も変わることが出来ました。
今日の息子と私の笑顔は、皆さんからいただいたプレゼントだと深く深く感謝しています。

この先、息子にも、私にも、そして私たちのこどもにも、まだまだ困難なことが待っているのでしょう。
でも、これまで通り「諦めの悪い」お母さんはジタバタしていきます。
どうぞ、これからも見守っていただき応援していただけましたら幸いです。

お母さんの「還暦」誕生日よりたくさんの「いいね!」をいただいた息子に軽く嫉妬しながら、お母さんになれたことに「感謝」する夜です。

皆様
本当にたくさんの祝福を有難うございました。
私も息子も「幸せ」です
Posted by 伊藤 あづさ at 21:16 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
南の島が与えてくれるもの [2015年04月30日(Thu)]
スタッフと家族に見送られて、昨日から沖縄に来ています。
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ひょんなことからご縁をいただいた沖縄で児童デイサービスや相談支援事業を展開されている方々にアテンドをお願いすることが出来ました。
初めてウエットスーツも着てみました。
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障害のある子でも、怖さを持たずに海のアクティビティを楽しめたら素敵です。
しかもライフセイバーや水泳のインストラクー資格を持つ福祉現場の方がいらしたら、親も子も安心で楽しく「海」を受容れることが出来るでしょう。
そんなことが叶ってしまいました。

自閉症の子の特性も良く理解された上で、命を守る視点からサポートして下さる方々のおかげで、20年近い息子の人生で、初めて海に浮きました。
あっという間にバタ足も出来る様になりました。
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しっかりと複数体制でサポートして下さいます。

カヌーにも挑戦。
パドルの持ち手がどうしても逆手になってしまいますが、慣れてきたところで「1・2・1・2…」と声を出しながら、右・左と漕ぐことも出来る様になりました。
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臆病で最初の体験がうまくいかないと、二度と挑戦はしない息子です。
「明日もやります!」
の声が、楽しかったこと、少し自信を持てたことの証かもしれません。

こんな風に、専門的なスキルを持つ方々のサポートを受けながら、こどもたちは新しい体験を。
お母さんたちにはリフレッシュを。
そんな企画が出来たら素敵。
いやいや、きっと出来ると思います。
次は「しゃ〜れ」のこどもたちと一緒に来沖出来るかも…
ウキウキとしています。
Posted by 伊藤 あづさ at 16:01 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
旅立ちから一年 [2015年04月18日(Sat)]
旅立ちから一年。
中山先生、亜希子さん、星明さん、高岡さん、JJの皆さん、亮さん、大阪のお兄さんズ、田中さん、坂口さん、学生ヘルパーズ、賃住の山本さん、希望軒のおばちゃん、向かいの床屋のおじちゃん&おばちゃん、デイリーヤマザキ・フレスコ・サンドラッグのみなさん、お父さん、おばあちゃん…
たくさん、たくさん、た〜くさんの皆さんの優しさと思いやりと支えに感謝します。

息子らしく明るく能天気で素敵な自閉症の人として生き抜いて欲しい。
そんな人生を叶えてあげたい。
当たり前に宅配ピザが食べられて
当たり前にTSUTAYAで観たいDVDが借りられて
当たり前にお気に入りに囲まれて
当たり前に似合う洋服を着て
当たり前にゲームやカラオケを楽しんで
当たり前に素敵な出会いをして

この一年叶ったよね。
そして見事に親離れしてるよね。
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おかあさんは誇りに思います。

周りの皆さんに感謝して、これからも想いが叶う日々を楽しんでください。
おかあさんがしてあげられることには限りがあるけど、きっとキミらしく人に愛され、おおらかな安心した日々の営みが続くことを。
生きにくさのある人たちの尊厳の保たれた生活が世の中の「当たり前」になる日が来ることを信じ続けます。

この一年、息子を見守っていただき有難うございました。
次の一年、何が起きるのかお楽しみに〜(*^_^*)

Posted by 伊藤 あづさ at 09:17 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
「区分判定」の行方は? [2014年08月28日(Thu)]
今日は息子の福祉サービス給付量の見直しをお願いするための、高槻へ。
なかなか「必要な支援」を受けることができず、区分判定の結果を一部開示していただきながら、話し合いをしてきました。

「行動援護」の評価項目のうち、「コミニケーション」と「説明の理解」が「0」点でした。
椅子から転げ落ちそうになりました。
そこがゼロ評価なら自閉症の特性は全然無視されてるか、知らない方が判定という大事な仕事に就ているってこと?
国の評価基準がなんちゃらかんちゃら。
スケジュールや視覚的支援のツールは「福祉用具」なのか?
“総合福祉法は自閉症や発達障害のある方の味方にはならないの?”って、「?」が次々と…

夜には中山先生も入っていただき支援MTG.
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ここでもこの話題が出ましたが、近隣府県では充分に「重度訪問が取れる事例」だねと。
地域格差を感じています。
日常の情報共有。
今日のメインテーマの「(役割を果たして)貰ったお金と消費の意味付けシステム」の検討。
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支援区分の評価の確認と今後の方向性。
などなど…
とても贅沢な時間をいただきました。

この時間、息子はパソコンをして過ごしてくれました。
今日のようなイレギュラーが起きる時にも、「予告」の提示。
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ルームメイとのお兄さんが、朝のご出勤前に用意してくださっていました。


たくさんの方々の力をいただいての「今」であることを感謝しています。

Posted by 伊藤 あづさ at 23:17 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
至福の一口 [2014年07月24日(Thu)]
暑い暑い一日でした。

息子が通所している事業所さんの「保護者面談」に合わせて、高槻へ来ています。

今日は初めてお給料をもらいました。
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息子が通っているのは「自立訓練」。工賃縛りはありませんので事業所さんの持ち出しで賄ってくださっています。
作業的な活躍はまだしていないので、基本給のみ。
三ヶ月で300円(*^_^*)
おやつ一回分だね。

こんな風に「ぷは〜」ってしておやつを一つ買えるかどうか。
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いつかは「当たり前」のお給料をもらえる人になるために。
生活支援を組み立て直していただきました。
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今お世話になっている生活支援事業所さんは、本当に丁寧に息子に寄り添って下さっていますが、これまでTEACCHアプローチの具体のご経験がありません。
四ヶ月を振り返って、スケジュールがもっと本人が解るような工夫が必要なことが解って来ました。

そこで、日中お世話になっている事業所さんも一緒に、スーパー助っ人亜希子ねぇさんの力を借りています。

こうして皆さんと一緒に自立を目指していけることは、ものすごく贅沢で幸せなことです。
感謝しかありません。

いつかは「タスクペイヤー」になってご恩返しができたら幸せです。
Posted by 伊藤 あづさ at 23:37 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
19歳になりました [2014年06月12日(Thu)]
息子、19歳の誕生日。

今夜はヘルパーでお世話になっているお兄さんやお姉さんも一緒に誕生会。
事業所の皆さんは当初「サプライズ」で今日ご担当以外の方も含めて、関わって下さっている方々全員がマンションに集結して下さる企画を考えて下さいました。
ですが、「サプライズ」は息子には不向きであることをお伝えして、昨日のウチに、お集まり下さる方々のお名前を予告しておいていただいていました。
今夜は新しい生活を支えて下さっている10人近くの方々に囲まれて、宅配ピザとチョコレートケーキでお祝い。

の、ハズが…

6:50息子からのTEL。
“随分早いな〜”
と受話器を取ると

「お母さん、今夜の誕生会にはお兄さんやお姉さんは断って欲しいんです。
お母さんとMさん(ルームメインのお兄さん)でやりたいんです。」
と…

“え〜っ⁈”

でも何の躊躇いもなく
「解ったよ」
と答えている私。
「どうして?」
には答えられません。だから聞きません。
「だってせっかくお姉さんたちも楽しみにしてくれているのに…」
も、言いませんでした。
「お母さんとMさんと三人が良いんだね?
お断りしたら、もう変えられないけど良いの?」
を再度確認して、改めて
「解ったよ。お迎えもお母さんが行くからね。」
と告げると、息子も
「解りました」
と、電話を切りました。

息子の「文化」の中には「サプライズ」も、「みんなで楽しく」も無いのかもしれないから。
本人が望まない設定を押し付けるのは「違う」と、咄嗟に判断しました。
第一、事業所の方から計画を伝えられた時に、本人がそういうことを望むか意思確認をしていなかったことを、息子からの電話で気づいた愚かさ。

事業所の皆さんには本当に申し訳ないと思う気持ちを込めて、計画変更のメールを直ぐに送りました。

周囲に流されずに自分の意志を、土壇場でも伝えられたことが、19歳までの息子との積み重ねの成果だと思います。
お母さんはまだまだ愚かです。

夜。
望み通りのピザとチョコレートケーキ。
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さぁ、来年は「成人」です。
どうなっているのでしょうね…
Posted by 伊藤 あづさ at 23:20 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
3週間 [2014年05月10日(Sat)]
息子が「高槻の人」になってから3週間。
頑張っています。

実は…
一昨日、昨日と、朝、行渋りがありました。
でも、ヘルパーさんが上手に導いてくださって両日ともちゃんと通所できました。
「切替」はとても上手です。
今日は近頃ブームのラウンドワンでのカラオケやゲーム。
週末までの励みです。

「頑張れば良いことがある」…小さい頃から大切にして来たことの一つです。
積重ねてきたことが少しずつ花開いていることに、目指してきたことが間違っていなかったことを確信する日々です。
Posted by 伊藤 あづさ at 20:57 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
一週間になりました [2014年04月26日(Sat)]
息子の「プチ独り立ち」から一週間が過ぎました。

「案ずるより産むが易し」…そんな感じです。
大阪のお兄さん&お姉さん&通所事業所のスタッフの皆さんに温かく見守られ、穏やかな時間を過ごもちろん、そのための方略は立てたつもりですが、予期せぬことは起きてきます。
そんな繰り返しが出来る時期に決心出来て、味方になって下さる方々がいて下さることに感謝しています。


仙台にいた時には、どうしてもお世話好きなおばあちゃんの手がかかり、日常に必要なことはほとんど手掛けるチャンスがありませんでした。
それが…
ゴミ出しも
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下着たたみも
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想像を超えた「出来る男」です。

もちろん、朝と夜のヘルパーさんも帰り、ルームメイトお兄さんがいない時間にはチョイチョイ
「ねぇ、お母さん聴いてね。」
と、電話もかかってきます。
他愛もないことを一方的に喋るだけです。
それでも、少しは安心なのでしょうね。
「今」で良かったなって感じています。
最初は電話もしない方が良いかな、とか、出来るだけこちらから行くのは控えようかな…なんていろいろ考えてました。
だけど、お互いに「自然」で良いんだなって。
まずは順調なスタートが切れたことを幸せに思います。


Posted by 伊藤 あづさ at 09:16 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
今はまだ「プチ」だけど。 [2014年04月22日(Tue)]
ブログの更新が途絶えがち。
特に先週末の三日間(18〜20日)は、息子の大阪府の高槻での「独り立ち」の準備のためにお休みをいただいたので、何もお届けできませんでした。

さて、無事に支援者のお兄さんとの暮らしが始まりました。
初めて私とは離れた夜を過ごした次の朝。
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こんなに素敵な笑顔でした。
まだ台所用品等が揃っていないので、別に手配したホテルから息子の元へ。
近くのコンビニで準備したおむすび三個をペロリ。
変わった様子もなくグッスリと眠ったそうです。

「幸太朗さんが高槻で安心して暮らせるよう、私たちもお手伝いさせていただきます。」…これまで全く接点のなかった相談支援事業所の方が、こんな言葉をかけて下さいました。
高槻市は、基本的には居住地で地区割で担当相談支援事業所が決められます。
だから、今回の我が家のようなケースは地雷を踏んでしまったようなリスクを伴うかもしれません。
でも、優しいです。
19日には、「まだご本人にお会いしていないので…」と、わざわざ40分かけてお越し下さり、息子の雰囲気を感じて下さいました。
居合わせたヘルパー事業所の方や通所事業所の方ともご挨拶をされて、また直ぐに次のケースの方の所へ。
計画相談への移行期でお忙しい中、本当に有難いことです。

傍にいなくなったことで込み上げてくる感情…
やっぱり私も普通のお母さんでした。

昨日からは事業所への通所も始まりました。
同居のお兄さんは、朝早く仕事で出かけます。
その後、朝の整容や朝食のお世話にヘルパーのお兄さんが来るまでの約1時間。
そして帰宅後のヘルプが終わって、お兄さんが帰って来るまでのおよそ3時間。
息子は「独り」です。
パソコンでのネットサーフィンや、ゲームなど、「暇つぶし」になる余暇をたくさん持っていたことが幸いしました。
それでも息子の日常が安定するには半年くらいかかるでしょう。
昨日は夕方ヘルパーさんが帰ろうとしたら、すごくビックリしていたとか。
そんな様子に、柔軟に対応して時間を延長してくれた「大阪のお兄さん」二号さん。。
お陰でルームメイトの「三号」さんが帰ってきた時には落ち着いてTVを観ていたそうです。
夕方の電話の時に「お母さんは21時まで電話に出られません」と伝えていたからでしょうか、SOSの着信もありませんでした。
二時間近く「独り」だったハズです。
三号さんから送られて来た就寝前の写真は、とっても誇らしげに見えました。
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「必要な支援を受けつつ地域の中で尊厳の保たれた安心した豊かな生活を実現する」…そんな第一歩です。
Posted by 伊藤 あづさ at 20:51 | 今日の坊ちゃまくん | この記事のURL | コメント(0)
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