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2012年04月26日

ボラみみ ピックアップ405

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         週刊 行ったり 来たり 
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 数年ぶりに長野へ行ってきた。泊まったホテルでもらった町のパンフレットを見てあまりの様変わりに“今”を感じる。生計を立てる場所、働く人の町に観光のパンフレットがあること自体に驚いた。蔵なんてほんの一箇所に少しあるだけなのに蔵の町とうたって観光客を呼んでいるし、蕎麦屋がそこここに点在するけれど「どこのそば粉を使っているのかしら?」と首をかしげる。花の名所なんかあったっけ、と思ったら山のふもとにある小さな池の周りの桜のことだった。こうやって時代は昔を切り捨てて進んでいく。ただ取り残された部分というものはどこにもあるわけで、町を離れるとき利用した客の少ない私鉄駅の改札で未だに駅員が切符を切っている姿に、昭和の名残を見て苦笑した私である。(N)
posted by ボラみみ at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日誌
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