週刊 行ったり 来たり
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お気に入りに入れているブログで「発展途上国を支援する企業のバッグを買う」というタイトルに出会った。荷物が多い自分にはぴったりの大きなもので、素材も縫製もしっかりしている。
24,840円という値段は安くない買い物だが。途上国を支援するだけではだめ、素材、縫製がしっかりしていることが重要で、細かい部分まで確認して買ったという。これが素晴らしい。商品として提供する場合は、最も重要なことだ。彼女はボランティアには全く関心のない30代の働く女性。一般の人が品質第一で選んで満足できるものを作ってこそ仕事として継続することができるのだ。
10年ほど前に私は、小さなクマのぬいぐるみをある団体から800円で買って、今もキッチンの壁にぶら下げている。その時「800円って高くない?」と聞いたら答えはこうだった。「ぬいぐるみだけの値段と思わないでください。これを作っている国への支援を含んだ800円です」「ああ、そうですか」。こんな時、明確にボランティア精神が身についていない私は戸惑う。飾っておくだけだから痛みもしないし、未だに色あせもほころびもなく、まあ良品ではあるのでしょう。800円に文句を言うケチな奴と思われたくないのも本心。
バッグを買った彼女。「自分が必要としている品質のしっかりしたもので、値段も妥当と判断して購入した。ビフォーケアには1,620円が必要と明示していることも安心」とは消費者としての精神もするどい。作る側の確かな技術と買う側の品質を見極める目とが、発展途上国(この言葉いやですけど)の活動を持続可能にしているというわけでしょうか?(N)
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