週刊 行ったり 来たり
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雪の続いた日々からようやく「今日は東海地方、北陸まで快晴」という天気予報。26日、久しぶりに琵琶湖方面へドライブした。道路は雪が解けていても、田んぼや道路わき、連なる山々は真っ白、空は冷たく青々と広がって冬真っ盛りである。何度も行っているのに「伊吹 旬菜の郷」へたどり着けず、雪をかぶった田んぼ道を湖へと向かう途中に新しくできた道の駅が現れた。そこで昼食にしょうと入ってみたら、閑散として品物もまばらに陳列されている。食堂は暖房が効いておらず、運ばれてきたとろろ汁は昨日のものとわかる冷たさ。あとから三組ほど客が入ってきたが、みんな寒々と肩を丸めて黙って食べていた。こんな道の駅もあるんだ、今日は外れだったと思うことにする。
では、琵琶湖の奥にある余呉湖(よごこ)へ行ってみよう!と、また車も人も通らない雪道を走った。余呉湖は琵琶湖よりもずっと雪が多く、ワカサギ釣りでにぎわうこじんまりとした湖である。ひっそりとたたずむ桟橋には釣り人の姿が連なって影法師のようだ。平日でもこんなに人がたくさん釣りに来ていることも最近では珍しくもない。一般にはあまり知られていない場所にも通い詰める人はいるものだ。帰りは琵琶湖に出て、ビオトープに予想通り白鳥が数十羽姿を見せているのをうれしく思った。
このあたりから眺める伊吹山は雪をかぶって堂々たるたたずまい。両隣にも雪山が連なって、時にサルが数匹木の枝にぶら下がっている姿に出くわしたり冬のドライブは快適に進んだ。 (N)
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