1、
商店街の人間は、あんたらが思っているより頭悪いから、
そのへん考えて動けへんと、失敗すると思うわ。 商店街の人間も、経営者は経営者や。
やけど、家族以外の人間に給料払ってる経営者と、
家族の生活費分だけ稼げばいい経営者、ってのは、
同じ経営者でも全く違うわけや。
商店街は、家族経営ばっかしやで。
とくに、専売免許もってた『酒屋』や『米屋』なんて最悪や。
「大阪府の認可が必要やから」ってので、努力もせーへんとのさばってただけや。
やから今つぶれてるやん。米屋でも、努力してたところはつぶれてへんねん。
スーパーにはでけへん、米屋のよさ、ってあるやん。
「カレーでおいしい米がほしい」と消費者が思ってたら、
それ見繕って配達してあげたらええねん。
それ、「スーパーや、コンビニや、インターネットでちゃちゃっと買い物」じゃでけへんやん。
そうやって大きくなってる米屋あるねん。
そんな努力もせんと、米屋にあぐらを欠いて、結局店つぶしとる。
そんな人間ばっかりやから、そのへん考えて動けへんと失敗すると思うわ。
2、
商店街の人間は、
「なんかあったら責任取らなあかんねんから、話ちゃんと聞いて理解せな」
という考えじゃないねん。
責任取りたくないから、話聞かんとこ、やねん。 話聞かへんかったら、「こいつ話聞いてたから、全部こいつの責任や」
と自分が責任とらんで済むやろ
あいつも理事やねんで(関係者を指して)。
理事やから、何か起こったときは責任あんねんで。
なのに、話を聞けへん。
それは、話を聞いたら、なんかあったとき責任とらなあかんからや。
話聞かへんかったら、「こいつが話聞いてたから、全部こいつの責任や」
と俺に押し付けて、自分が責任とらんで済む。
商店街は、そんな人間ばっかりやねん。
3、
今後、自分らだけでやるとしたら、『テーマ』を作ってやる。
ミニさかいは、難しくてできひんわ。 『川について』というテーマで子供と話し合うとする。
そしたら子供は、「大和川見に行ってくるわ〜」
「川、おばあちゃんちにあるねん!! そこ見に行ってくるわ」とか言うかもしらん。
でも、子供の発言が「川」に絞られてるから、
すべての発言と行動は、予想の範囲内に入るねん。
いくらなんでも「俺、山行ってくるわ」と発言する子はおらん。
けど、ミニさかいは、なんでもありやん。
こどもが何するのかわからへん。何言い出すかわからへん。
「漁師さんとこ見てくる! 海行ってくる!」
「きこりさんの話聞いてくる! 山行ってくる!」もありやねん。
その自由さに全部対応して、対応できひんところはそれを子供に話して理解してもらって
運営していかなあかん。
こりゃ無理や。難しい。
北埜:大人は体力いりますわ。皆、こども会議の後とか、
2日間の本番が終わったら、へとへとに疲れてますよ。
「やっと終わった」っていいますもん。
極端ですが、こどもが「まつぼっくりになりたい」と言っても対応していくっていう感じです。
いや、松ぼっくりは植物やから、って話なんですけど、
それで終わってしまったら、大人が子供の意見を一刀両断していることになるので、
そのひとつの発言にしても、「それ仕事かな?」と聞きます。
「仕事!」といわれたら、 じゃあ「どうやって仕事しよか?」と話を膨らませていって、
たとえば、コスプレするとか、ぬいぐるみかぶって街を席巻するマスコットになるとか、
ひとつひとつ対応していきます。
現実にする過程で、「あ! これ、ぬいぐるみ買うの高いからでけへんわー」と
いうこともありえます。
「じゃあ、作ってくる!」になるかもしれないし、
「じゃああきらめる。。。」になるかもしれない。
大人の役割は、出てきた意見を否定しないで、「なるべく叶える」という前提で、
子供と一緒に実現方法を模索していくことです。
安全面・資金面・人数・場所、全部考慮して、
「実現できる・できない」をこどもと一緒に考えていきます。
選択権と意思決定権が、殆ど子どもの方にあるので、
話すすまへんし、大人はめっちゃ疲れますよ〜。
4、
ミニさかいは、『ごっこ』やと説明するのが一番理解し良い。 小学校に行って、校長先生に「ミニさかい」を説明したら、皆「???」という顔をするねん。
そんとき、「小さい頃やりはりましたやろ、『おにごっこ』とか『警察官ごっこ』とか。
あれを組織にして、でかくして、お金かけたイベントですわー」
そういう説明をすると、「あぁ、なるほど!」と言ってくれはるねん。
※10月本番に特化したチラシを作って、9月頭に小学校にばらまく予定ですが、
そのとき、本番が理解しやすい『ごっこ』という言葉を使おうと思ってます。
『●●ごっこ』。●●の部分はまだ考えてません。
という話をしてました。