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ミニさかい主催者の方と話したこと [2007年08月16日(Thu)]

昨日、ミニさかい主催者の商店街の方(75)と話してきました。
そこで、話に上ったことを記載します。
二人でとうとうと話した内容の共有です。
(商店街の方の主観です。違う商店街もあるかもしれません)


1、商店街の人間は、あんたらが思っているより頭悪いから、
 そのへん考えて動けへんと、失敗すると思うわ



2、 商店街の人間は、「責任取りたくないから、話聞かんとこ」って言う考え方やねん


3、今後、自分らだけでやるとしたら、『テーマ』を作ってやる
  ミニさかいは、難しくてできひんわ



4、ミニさかいは、『ごっこ』やと説明するのが一番理解し良い


です。
1、商店街の人間は、あんたらが思っているより頭悪いから、
 そのへん考えて動けへんと、失敗すると思うわ。



 商店街の人間も、経営者は経営者や。
 やけど、家族以外の人間に給料払ってる経営者と、
 家族の生活費分だけ稼げばいい経営者、ってのは、
 同じ経営者でも全く違うわけや。
 商店街は、家族経営ばっかしやで。
 とくに、専売免許もってた『酒屋』や『米屋』なんて最悪や。
 「大阪府の認可が必要やから」ってので、努力もせーへんとのさばってただけや。
 やから今つぶれてるやん。米屋でも、努力してたところはつぶれてへんねん。
 スーパーにはでけへん、米屋のよさ、ってあるやん。
 「カレーでおいしい米がほしい」と消費者が思ってたら、
 それ見繕って配達してあげたらええねん。
 それ、「スーパーや、コンビニや、インターネットでちゃちゃっと買い物」じゃでけへんやん。
 そうやって大きくなってる米屋あるねん。
 そんな努力もせんと、米屋にあぐらを欠いて、結局店つぶしとる。
 そんな人間ばっかりやから、そのへん考えて動けへんと失敗すると思うわ。


2、商店街の人間は、
「なんかあったら責任取らなあかんねんから、話ちゃんと聞いて理解せな」
という考えじゃないねん。
責任取りたくないから、話聞かんとこ、やねん。


 話聞かへんかったら、「こいつ話聞いてたから、全部こいつの責任や」
 と自分が責任とらんで済むやろ
 
 あいつも理事やねんで(関係者を指して)。
 理事やから、何か起こったときは責任あんねんで。
 なのに、話を聞けへん。
 それは、話を聞いたら、なんかあったとき責任とらなあかんからや。
 話聞かへんかったら、「こいつが話聞いてたから、全部こいつの責任や」
 と俺に押し付けて、自分が責任とらんで済む。
 
 商店街は、そんな人間ばっかりやねん。


3、今後、自分らだけでやるとしたら、『テーマ』を作ってやる。
  ミニさかいは、難しくてできひんわ。


 『川について』というテーマで子供と話し合うとする。
 そしたら子供は、「大和川見に行ってくるわ〜」
 「川、おばあちゃんちにあるねん!! そこ見に行ってくるわ」とか言うかもしらん。
 でも、子供の発言が「川」に絞られてるから、
 すべての発言と行動は、予想の範囲内に入るねん。
 いくらなんでも「俺、山行ってくるわ」と発言する子はおらん。

 けど、ミニさかいは、なんでもありやん。
 こどもが何するのかわからへん。何言い出すかわからへん。
 「漁師さんとこ見てくる! 海行ってくる!」
「きこりさんの話聞いてくる! 山行ってくる!」もありやねん。

その自由さに全部対応して、対応できひんところはそれを子供に話して理解してもらって
 運営していかなあかん。
 こりゃ無理や。難しい。

 北埜:大人は体力いりますわ。皆、こども会議の後とか、
 2日間の本番が終わったら、へとへとに疲れてますよ。
 「やっと終わった」っていいますもん。
 
 極端ですが、こどもが「まつぼっくりになりたい」と言っても対応していくっていう感じです。
 いや、松ぼっくりは植物やから、って話なんですけど、
 それで終わってしまったら、大人が子供の意見を一刀両断していることになるので、
 そのひとつの発言にしても、「それ仕事かな?」と聞きます。
 
 「仕事!」といわれたら、 じゃあ「どうやって仕事しよか?」と話を膨らませていって、
 たとえば、コスプレするとか、ぬいぐるみかぶって街を席巻するマスコットになるとか、
 ひとつひとつ対応していきます。
 現実にする過程で、「あ! これ、ぬいぐるみ買うの高いからでけへんわー」と
 いうこともありえます。
 「じゃあ、作ってくる!」になるかもしれないし、
 「じゃああきらめる。。。」になるかもしれない。
 
 大人の役割は、出てきた意見を否定しないで、「なるべく叶える」という前提で、
 子供と一緒に実現方法を模索していくことです。
 安全面・資金面・人数・場所、全部考慮して、
 「実現できる・できない」をこどもと一緒に考えていきます。
  
 選択権と意思決定権が、殆ど子どもの方にあるので、
 話すすまへんし、大人はめっちゃ疲れますよ〜。


4、ミニさかいは、『ごっこ』やと説明するのが一番理解し良い。

 小学校に行って、校長先生に「ミニさかい」を説明したら、皆「???」という顔をするねん。
 そんとき、「小さい頃やりはりましたやろ、『おにごっこ』とか『警察官ごっこ』とか。
 あれを組織にして、でかくして、お金かけたイベントですわー」
 そういう説明をすると、「あぁ、なるほど!」と言ってくれはるねん。

 ※10月本番に特化したチラシを作って、9月頭に小学校にばらまく予定ですが、
  そのとき、本番が理解しやすい『ごっこ』という言葉を使おうと思ってます。
  『●●ごっこ』。●●の部分はまだ考えてません。


という話をしてました。



 
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コメント
以前、大学のゼミで
天神橋筋商店街組合の土井さんと
お話しをしたときにも、
似たような話をしていた。

カタチだけの商店街が多くて
自分達で本当に努力したか
郊外大型店やスーパーに対して
差別化してたか。

商店街を縦にしたのが、百貨店で
ウィンドウショッピングを見出したのも
商店街なんですよね。。
(橋爪先生授業より
Posted by: まつーら  at 2007年08月17日(Fri) 13:23