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手長エビの手 [2009年07月27日(Mon)]

手長エビの手は 何故 長い

この事については 去年も 書いた
どんな本にも そんな理由は 書いてない

これは 長年 手長エビを飼っていて そう考える
と云うに過ぎない
しかし やはり 去年と同じような結論を 僕は
考え として 今年 強くした

手長エビの手は メスを 抱きしめるために
長くなった

     

         ガラス面にしがみつく 手長エビのオス
         後に書いた その小さな手が この写真だと
         分かります


抱きしめると言っても 
本当に ぎゅっと抱くのでないが・・・
長い手を 眼いっぱい 広げ 
フェンス 塀 垣根 の様に して
メスを 自分の中に 閉じ込める のだ

その間 ヒゲが メスの身体を 何気なく 触れている
メスも まんざらでもない様子 ヒゲで オスに触れる

逃げようとするメスも 居る
だが 手荒な 風ではなく オスは 追いかける

手を広げて メスを その中に入れ ヒゲを 動かす

そこは オスの 縄張りでもある
メスを ゲットする前 オスは 掃除をする
手長エビが メスを迎えるために 掃除をするのである
本当です
出来る事なら その健気な様子を 動画で出したい
でも 出来ない 
想像して下さい
水槽の中には 小石が敷いてあるから
尻尾の鰭の様な所を ヒラヒラ 強く動かし
掃除をする
その部分が すり鉢状になる
メスは その中で 大人しくしてるとは 限らないから
せっかく掃除をしても そこから外れた所で
メスを 閉じ込める
いや 抱きしめる
ホント 抱き締めているのだ

     

          メスを自分の長い手の中にゲットするオス
          ヒゲで お互い 触りあっている
          これは オスが メスを 抱いているのです


メスが 卵を 孕むと 一月くらい腹に持っている
メスの産卵も 見ものだ
その事は 又 別に 書きたい

卵を産んだメスは 脱皮する
下手をすると その時 食われてしまう

卵を抱いたメス 孕む時期のメスは 食われない
オスは そう云うメスを ヒゲで触れると 分かるらしい
決して 強くは 襲わない

脱皮をして 孕む時期は すぐ来る
メスは この時期 四六時中 卵を 孕んでいる

卵を持ったメスは 釣れても 放してくる
しかし 水槽の中で 孕むのは 止められない
全ての メスが 孕んでは生み 孕んでは生み
いったい 一匹のメスから どの位の数のエビが 孵るのだろう
もの凄い数である事は 確かだ

一匹のメスが 生むと 水槽の中は もの凄い
始めは タナゴも 食べるが
そのうちに 飽きてしまうくらいだ

釣り場で 釣っていて ボラ らしいが
群れで よく 泳いでいる
全部のボラが 水面で 口を開いて 泳いでいる事がある
群れ 全員が 口を開いて
ボラボラ ボラボラ と泳いでいるのである
ちょっと こっけいな 群れの 姿だ
あれは もしかして 水面に居る 
生まれたばかりの エビの 子を 食べているのかも
知れない

     

          卵を産む メス
          尻を上に 激しく 
          尻尾の中のえらのようなものを
          動かす
          周りの白いゴミのようなものは
          生まれた 子です


自然界で エビの子を 見るのは難しい
小さ過ぎるのだ
水槽の中だと 白い ゴミのような子が
ピン ! ピン ! と跳ねているのが 分かる
それさえも 慣れないと 説明されて見なければ
普通 何だが 分からないと思う

二十年以上 エビのふ化には 挑戦したが
一度も うまく行っていない
二 三日経つと 死んでしまう
自然界の中では どうしているのだろう
餌だと 聞いて 色々餌も 試した
水を 捕ったトコロから持ち込み 試した事も有る

ブラインシュリンプの卵が 今は 売っている
乾いた 粉のような状態で 売っている
28度C以上 の水温で 20%の塩水
その中に ブラインシュリンプの乾いた粉状の卵を
入れる 
これはエアポンプを使って エアも入れる
でないと 死んでしまう
二十四時間経つと その粉 全てが チッチッチッチッっと
動いている
ブラインシュリンプに孵るのである

それで エンゼルフィッシュを 何度も何度も
育てた事が 有る
あのエンゼルフィッシュのツガイは 
仲がよくて よく卵を生んだ
孵ったエンゼルの稚魚は 動くブラインシュリンプを
猛烈に食べる そして 大きくなる
しかし エビの子は 水の動きに任せて 浮いているのだ
偶然に 餌にありついたモノだけが 育っている
とは とても 思えない     

ブラインシュリンプも エビの一種だと 聞いた
名前からも うかがえる

     

         こんなに 長い手が 何故必要なのか
         時に 長い手を 持て余しているように見える


手長エビの オスは
狭い処を 通る時など 長い手を持て余しているようにも
見える
狭い処を 実に上手く 通るけれども
持て余しているようにも 見えるのだ

釣り上げて 口から 針を取り外す時 
長いハサミを グリンと曲げて
押さえている僕の手を 挟む
結構 強い力で 痛い
血が出るほどではないが 痛いほど 強い
オスどおしが 喧嘩する時 確かに 長いハサミを使っている

しかし 何故 あんなに長い必要が 有るのか 分からない
もっと 短い方が 使い易いのではないか

ちなみに メスのハサミは アレッと思うほど 小さい
沼エビや スジエビと 変わらない
メスは 身体も オスと比べると やけに 小さい

脱皮するのにも ハサミなんぞ 短い方が いいだろうに

脱皮の時 やられたのだろう
釣っていても 片手しかない オスが 結構 居る

もっと云うと 手長エビの 長いハサミは 手ではない
長いハサミと ハサミの間に 足とは別に
他に四本 先がハサミになった脚を 持っているが
その脚とは別に 実は 手が 二本 有る
一番 真ん中に 有る
それは 小さい 
しかも 折りたたみ式である
折りたたんである

パタパタと 折りたたんだ手を出す
先は ハサミになっている
餌を掴む時 自分の身体 口の周りを掃除する時
ほとんど その手であると思われる 小さいハサミを 使う

すぐ たたんで しまう

大切にしているのだ

     

          手長エビのメス
          オスに比べて 驚くほど 小さい
          手(ハサミ)も長くない
          このメスも 卵を 孕んでいる
 

手長エビと云えども 全く まだ 僕にも
分からないところが いっぱい有る 
見ていて 飽きない

もう一度 言っておこう
手長エビの 長い手は メスを 抱き締めるために
あんなに 長くなったのだ