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オンライン骨髄ドナー登録[2013年08月31日(Sat)]

皆さん、こんにちは。

今日は、先週の骨髄ドナー登録会の記事に、
途中から「米国市民権保持者」限定として
情報を赤字で追加させていただきましたことについて、
さらに、補足の情報をアップさせてください。

まずは、通常は、
アメリカ合衆国とその領土で行われる骨髄ドナー登録は
米国市民権をお持ちの方だけでなく、
お住まいの方で年齢や健康条件を満たす方は
誰でも登録が可能です。


骨髄ドナー登録会は
Bone Marrow Driveと呼ばれ、

グアムの場合、
先日お話した混血人種のHLA適合の難しさもあって、
特に難病に侵された特定の患者さんの
緊急のニーズを満たすことを主目的に開催されることが
多いようです。

念のため、本部へ問い合わせたところ、

通常は、ドナープログラムにとっては、
同時により多くのドナー登録を獲得することが
登録会のもう一つの大切な目的ですので、
人種や滞在ステイタスで登録希望者を排除することは
しないはずであり、

登録会では、スタッフの方たちが、
登録可能な方たちへの制限規定について
「米国市民でなければ登録できない」と
間違った情報を説明した可能性があるとのことで、
後日、丁重にお詫びをいただきました。

でも、今回、
先日のグアムでのドライブでは、運営にかかわる皆さんが
急を要する患者さんのためにHLA適合効率を考慮して
「グアメニアン・オンリー」≒「米国市民オンリー」
と限定した事情なのであれば、
私はそれも大事なことだなと思い、

安易に人種にかかわらず今機の登録を勧める記事を
アップしてしまったことを少し反省しています。

そこで、代わりに、

「いろんな滞在ステイタスを持ち、
人種が違う私たちも、ここで暮らす一住民として、
米国やその領土の人たちを助けることができる簡単な方法」
を以下に取り上げてみました。

Be The Match.org というウェブサイトを利用すると、
遠隔で骨髄ドナー登録をすることができます。

be the match.jpg

<オンラインでの登録方法>
1. 申し込みと健康に関する履歴を入力します。
2. 18歳から44歳までの方は無料です。
  45歳から60歳の方は100ドルの支払いをします。
3. 郵送で細胞組織を収集するためのキットが届きます。
4. 綿棒で口腔内の組織を収集、返送します。
5. 登録が完了するまでに8週から12週かかります。
6. 登録完了後2〜3ヶ月でドナー登録者カードを郵送で受け取ります。

18歳から44歳までの方は
島内で定期的に開催される登録イベントだけでなく
このサイトでもオンライン登録が可能です。

45歳から60歳までの方は
(100ドルの登録料がかかりますが)
オンラインでの登録のみが可能です。

なぜこのような区別をするのかというと、

若い骨髄ほど良い細胞を製造できるので、
ほとんどの骨髄移植のケースでは
医師は18歳から44歳までのドナーを選出する状況にあり、
45歳以降の方からは、骨髄そのものよりも
NPOへの金銭的なサポートをいただくことを
主眼に置いているということのようです。

尚、
登録された方が61歳を迎えると、
自動的にドナー候補から除外される仕組みになっています。

※登録サイトはこちらから↓
www.BeTheMatch.org

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Posted by Grass-Roots at 12:50 | 地域活動 Commu-Suppo | この記事のURL | コメント(0)

グアムで探す骨髄ドナー[2013年08月23日(Fri)]

皆さん、こんにちは。
今日はグアムへ移住し米国市民権を取得されている皆様へ。

8月24日(土)、25日(日)
GPOへ行って骨髄ドナー登録をしませんか。
18歳から44歳の健康な方は登録いただけます。
所要時間は20分ほど、口中の頬の裏側の組織を採取します。

新聞や、交差点でバナーを広げて活動するご家族を見て
もう、ご存じの方が多いと思いますが、

グアムの16歳アリッサ・パウリノさんの難病
(MDS骨髄異形成症候群)を克服するため、
適合する第三者の骨髄が必要です。

時間は朝10時から夕方4時まで。
お買い物のついでに、気軽な気持ちで。


さて、
骨髄のお話ですが、
骨髄の移植のために適合が必要なのはHLA型です。

実は異人種間では適合率が低いそうで、
異人種の混血ですとHLA型がより複雑になり、
HLA適合者を探すのは難しい傾向
にあるそうです。

グアムの人々の歴史をたどれば、
東南アジア系であると考えられているチャモロ先住民と、
3世紀に渡って宗主国だったスペインやその植民下にあった
フィリピンや中南米から連れてこられた人々との
混血がルーツにありますし、

さらに近年の移民による多人種化も相まって、
グアムの人々は複雑なHLA型をもっていると言えそうです。

それを見つけ出すことは、
移民の国であるアメリカ全土の多くの登録者をもってしても
難しいことなのかもしれません。

だからこそ、少しでもルーツを同じにする人々、
狭くともこのグアムで適合ドナーを探し出すことが
重要
になるようです。

となると、
当然ながら、アリッサさんと
日本人の私たちのHLA型との適合率も、
恐らく低いことになりますね。

それでも、
私たちの登録が全く意味がないわけではありません。
全く別の人種からも適合する骨髄が見つかることも稀にあるそうですし、
あるいは、いつかあなたの登録が、
他の人の命を救うこともあるかもしれません。

ドナー情報はアメリカの骨髄バンクNMDPに登録されます。
本土やハワイのアジア系移民の命を救えるかもしれないし、
日本の骨髄バンクとも提携関係にあるので、
故郷の日本で骨髄を待っている人々も含めて
命を救える可能性も皆無ではないのです。

(尚、アメリカでの骨髄移植は、日本と違って、
ドナーの腕から採血した血液を機械に通して抽出する
「PBSC抹消血幹細胞移植」というものが主流だそうです。
適合した場合には、患者さんが移植手術をする
本土またはハワイなどに出向くことになります。
もちろんドナーは適合者となった後でも
骨髄提供を断ることもできます。)

我が家にも同じ年頃の子供がいます。
お蔭様でとても健康に育ちましたが、
「もしも、このことが私たち家族に起きていたら。。。」
どうすることもできず、途方に暮れていたでしょう。

実際に、日本に住む私自身の甥も、
同じ年頃で死の病に罹り、骨髄移植を行いました。

その時、日本骨髄バンクでは適合ドナーの登録は見つかりませんでした。
ただ、不幸中の幸いだったのは、
甥にはHLA型の適合した妹がいたことです。

でも、アリッサさんの場合は、
弟さんも自身と同じ病気で亡くしています。
一縷の望みは、
できるだけ多くのドナー登録の皆さんの中から、
マッチする人を探し出すことだけです。

2012年のGPOでのBone Marrow Driveの様子はこちらをどうぞ。


<お詫び>
※この登録会では米国市民権をお持ちの方のみ可能だそうです。
記載の情報が不十分でありましたことをお詫びいたします。。。


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Posted by Grass-Roots at 11:39 | ニュース News | この記事のURL | コメント(0)

応援しよう!「レッドママ」[2013年08月18日(Sun)]
皆さん、こんにちは。
今日は日本にお住まいの皆様へのニュースです。

ぴかぴか(新しい)「レッドママ」ぴかぴか(新しい)という名前の
グアム産の赤唐辛子調味ペーストが、
日本全国で発売されることになったそうです!

詳細はこちらをどうぞ http://www.redmama.jp/
redmama.jpg
(そのままオンラインで購入することもできます!)

さて、
観光業以外の産業が乏しい小さなグアム島にとって、
地元の作物や文化がこんな風に生かされて海を渡るのは
とてもエキサイティングなことです。

独占輸入販売元の計画では、
初年度は10,000個の販売目標、
3年後までにはさらなる商品展開、レストラン事業展開、
リテール事業にて年間1億円の売り上げ計画だそうです!
(SankeiBiz http://www.sankeibiz.jp/business/news/130809/prl1308091038012-n1.htmより)

グアム発のものが日本で有名になっていくとしたら、
想像しただけでもすごい! 
グアムの人々にとっても、将来が楽しみですね。


赤唐辛子ペーストは、
グアムの先住チャモロの人たちの食生活の必需品。

ドニ・ディナンチと呼ばれ、
スタンダードはお塩とガーリックで調味されますが、

中には玉ねぎの摩り下ろしや醤油を加えたものもあり、
昔はどのお家でも作っていて、
それぞれの家庭の味がありました。

酸っぱさが先に立ち料理そのものを別の味に変えてしまう
タバスコとは全然違って、

これは赤唐辛子という植物そのものの風味や香りも豊かで、
調味料単体でも美味しく、
また主役の料理の味を引立てるのが上手です。

我が家にも、地元の方からいただいた手作りのものが
やっぱりいくつか保存してあります。

この製品は、永住されている日本人の方
(タモンのカフェ キャット クレア、ご存じですか?)
が開発し、すでにお土産としても人気だったもので、
皆さんの日頃のメニューにもきっとマッチするお味です。

全国の辛党の皆様はもちろん、
そうでない方も、隠し味にぜひ試してみてください。


カフェ キャット クレアはこちら↓
http://www.catcrea.com/


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Posted by Grass-Roots at 11:20 | イベント Event in JAPAN | この記事のURL | コメント(2)

グアム短大のESL [2013年08月13日(Tue)]
皆さん、こんにちは。

グアム在住の方で、
英語にお困り、またはもう少し学びたいと
思う方はいらっしゃいませんか?

グアム短大(GCC: Guam Community College)の
ESL(English as Second Language)コースは、
有効なイミグラントステイタスと社会保障番号を持った
グアム在住の方は、授業料が無料で学べます。

以前、私が初めてグアムで暮らし始めた頃は、問い合わせても
ESLコースはグアム大学(UOG)にしかないと言われたのですが、
先日、グアム在住のお母さんたちから
このコースのことを教えていただきました。

もともとは、ESLは英語を母国語としない人の
進学を目的にした補講のような存在ではありますが、
ESLコース修了後に、必ずGCCの別のコースを
取らなくてはならないわけではないそうです。

こういった学びの機会が多くの外国人に提供されることは、
よりこの島の社会に馴染んで暮らしていくためにも
大切なことで、ありがたいですね。

GCCでESLを受ける人たちの顔ぶれは、
中国、韓国、日本、ベトナム、ロシア、
ミクロネシア連邦のチューク州、
などから来た人たちだそうです。
また、昼間の時間帯ですので、主婦の方たちが多いとか。

コースは春・秋の2期に分かれていて、
1週間に4時間、学ぶことができます。
1日1時間〜2時間、尚、曜日や時間は
事前のテストによるクラス分けによって違ってきます。
(ただし、十分な人数が集まらない時は中止の場合もあり)

テストはリスニングとリーディングのみで
コンピュータを利用した選択式です。

秋期コースはすでに始まっていますが、
在住の方についてはまだ受け付けている模様ですから、
ご興味のある方は、
事務局まで問い合わせてみるとよいかもしれません。

Guam Community College
Adult Education Office
Email: adulteducation@guamcc.edu
Tel: 735-6016 Fax: 734-6613


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Posted by Grass-Roots at 16:23 | 生活 Life | この記事のURL | コメント(1)

邦人泣かせのツベルクリン検査[2013年08月11日(Sun)]

皆さん、こんにちは。

グアムは新入学シーズンです。

新入学手続きに欠かせないものに、
事前の予防接種がありますね。

予防接種履歴を提出し、健康条件をクリアして
それで初めて手続きが進められる、
というのがこちらの公立学校での原則です。

グアムで就学されたことがある方はご存知だと思いますが、
その準備の中でも、ちょっと厄介なのが、
ツベルクリン検査(TB Test)です。

ツベルクリン検査とは
結核菌の培養濾液を皮膚に注射して
アレルギー反応を見ることによって
結核の診断に役立てる現在最もメジャーな手段。
日本では「ツ反」って呼びますよね。

新学期の登録の際は、
1年以内の日付の「TB Testと結核に罹患していない診断」
が必要なため、

多くの新入生がこの時期に
ツベルクリン注射を受けようと殺到するのです。

私もGCC(グアム短大)でツベルクリン検査を受けましたが、
その時の学内ヘルスセンターでの注射の待ち時間は、
受付時刻からなんと4時間以上、
私よりも長い人では、
6時間以上待っているという学生さんもいました。

学内でのツベルクリン注射は無料ですし、
サービスを提供できるナースがひとりだけだったということで、
待たされても仕方がなかったのかもしれませんが、

今期は特に、
米国での注射液の製造不足や調達の諸々の事情も絡んで、
グアム政府のパブリックヘルスでも同サービス停止、
また有料の巷のクリニックでも、在庫なし、
又は1週間待ちという状態で、
授業スタートまで間に合わせるためには
もはや選択肢はなく、皆、必死です。

加えて、
そもそも米国やグアムではBCGワクチン接種をしませんが、
日本で生まれ育った子であれば、
誰もが幼い頃に済ませていますから、
なんとかツベルクリン注射にありついても、
今度は昔のBCGワクチンによる免疫で
陽性反応を示してしまうことも少なくないと思います。

(BCGワクチン接種履歴があっても後に結核に罹患する場合もあり、
ツベルクリン検査を逃れる理由にはならないようです。
予防のためのBCG接種根拠自体が日本国内でも薄れ気味で
現在、先進国でも接種しない国のほうが多いようですね。。。)

ツベルクリン陽性、ということになると、
更に病院やクリニック等でレントゲン撮影が必要、
などという面倒くささもあって、
ツベルクリン検査はとりわけ邦人泣かせです。
(同じBCGワクチン接種国、韓国の方たちにもそうかもしれません)

そんな事情の中、

「ツベルクリン検査無しでも学生がクラスに出席できる」
ようになるための新しい法案が、
デニス・ロドリゲス議員によって提出されたことが
先日の新聞の1面で報道されました。

苦肉の策とは言え、
少しでも多くの新入生さんたちが授業に間に合うように、
この状況が解決されるといいですね。


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Posted by Grass-Roots at 09:16 | 子供 Kids | この記事のURL | コメント(0)

2つの「マリキータ」 [2013年08月04日(Sun)]

皆さん、こんにちは。

今日は「マリキータ」という名前が登場する、
グアムの物語が書かれた本を、2冊ご紹介します。

マリキータとはスペイン語で天道虫のことですね。
スペイン語圏ではこのマリキータは
マーガレットなどの名前の女性に
使われるニックネームでもあります。

グアムも3世紀にも渡るスペイン統治時代がありましたから、
その名残で近年までそのようなニックネームが聞かれました。

でも、現在は、私の知る人や親戚の中には
この可愛らしい愛称で呼ばれている子はいませんから、
今では過去の遺物になってしまったのかもしれません。

さて、一つ目の本は
mariqita.jpg
クリス・ペレス・ハワード著、伊藤成彦訳
『マリキータ―グアムのひとつの物語』 (ほるぷ現代ブックス〈7〉)


今から30年程も前に日本語に翻訳されたこの本は
日本軍による占領時代の頃、マリキータと呼ばれ愛された
実在のチャモロ女性の悲しい物語がしたためられています。

著者のハワード氏は、この女性が結婚した
アメリカ軍人との間に生まれたハーフの息子さんで、
アメリカ目線で書かれた戦争時代ということになりますが、

後に、彼自身がチャモロ人としての視点を持ち、
グアムの米国からの自由獲得を願った人であったこと、
その思想に対してさまざまな圧力がかかっていたこと、
なども、最後の解説まで読み終えるとわかり、
グアムと米国の関係も見えてくる一冊です。


次に、
mariko.jpg
池澤夏樹 著
『マリコ/マリキータ』 (角川文庫)


こちらも20年近く前に出版された短編小説集ですが、
マリコ/マリキータは、その中の代表作の題名です。

代表作は、
ミクロネシアのある島の民俗学的調査のために
グアムを中継地として訪れ滞在する研究者と、
グアムでマリキータと呼ばれて暮らす
日本人女性マリコとの出会いの物語。

現代小説でグアムが登場することは、珍しくはないのですが、
在住者にとって、グアムの描写が薄っぺらで
違和感を感じてしまうものも中にはありますよね。

この作家は、ほかにも『マシアスギリの失脚』など、
南の島の物語をたくさん書いていますが、
彼の作品に出てくるこの島嶼地域の背景・文化に対する理解は
大変深いものであることが、登場人物の行いや
何気ない描写の端々からも溢れでています。

若い頃、ミクロネシア中の島々を転々と旅してまわった
その体験が、彼のこの頃の作風に多くの影響を与えたのでしょう。

この本は、
彼の創作する作品一つ一つに宿る精霊に出会っているような、
ちょっと不思議な体験ができる、私の大好きな一冊です。


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Posted by Grass-Roots at 10:51 | 本・文献 Books | この記事のURL | コメント(0)

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