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1月19日「輸入木材証明ガイドライン」勉強会の報告[2015年01月30日(Fri)]
 バイオマス発電事業化促進WGは、1月19日(月)夕、港区立エコプラザで行われた第21回WG会合に続いて、「輸入材の木材証明ガイドライン」勉強会を開催しました。

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 現在、「2016年問題」が話題となっています。バイオマス発電需要に対する国産材の供給不足が見通されているためです。まず国内材の供給確保が第一としても、不足分については輸入材で手当することとなり、その位置づけと合法的に円滑に確保していくことが重要となります。
 その辺りを考えるために今回の勉強会を企画しました。
 講師の一般財団法人日本ガス機器検査協会・JIA-QAセンター環境検証室EPAグループマネジャーの柳澤衛(やなぎさわまもる)氏より、 「FITにおける輸入木材に関する木材証明ガイドラインの運用の実情と課題 」のテーマでお話がありました。
 輸入材に関する木材証明ガイドラインの概要、運用の実情、課題などを解説していただき、併せて国内の森林・木材の各種認証制度のお話などがありました。熱心な質疑と意見交換も行われました。

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 後日、柳澤様から、PKS(パーム椰子殻)についての質疑に関して念のため林野庁に確認したと次のご連絡がありました。
・現状、PKSは農産物残渣の位置づけであり、木質バイオマスではない。当然、一般木材ではない。
・従って、林野庁の管轄ではない。
・「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」やQ&Aでも言及していない。
・PKSについては、現段階でトレーサビリティーは不要である。
・従って、PKSを取引する事業者には認定は必要ない。
・PKSで発電した電力は24円/kWhである。

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 参加は33名でした(講師・スタッフ含む)。通常の勉強会とは異なる参加費無料のミニ勉強会でしたが、満席の盛況でした。バイオマス発電の普及・推進で木質燃料の重要性が認識されていることが窺えました。今回をきっかけとして、2016年問題も念頭に、勉強を続けていきたいと思います。
 講師ならびにご参加の皆様、まことにありがとうございました。
Posted by NPO農都会議 at 17:41 | 勉強会 | この記事のURL | コメント(0)
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