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9月24日「バイオマスアカデミー 第3回 熱利用実践編」の報告[2019年09月28日(Sat)]
 NPO法人農都会議 バイオマスWGは、9月24日(火)午後〜夕、「バイオマスアカデミー第3回 〜バイオマス熱利用の進め方・実践編その3」を開催しました。
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 当日は定員を超える受講者と関係者を合せて30数名が会場に集まり、「第1部 講演・質疑」、「第2部 ワークショップ」が行われました。

9月24日バイオマスアカデミー



 第1部は、最初に、神鋼リサーチ株式会社元社長、技術経営士の会会員の黒坂俊雄氏より、「導入・欧州の第3世代熱利用システム技術が何故重要か?」のテーマで講演がありました。

9月24日バイオマスアカデミー

 黒坂氏は、欧州の第3世代技術とは、バイオマスボイラ熱利用のビジネスイメージ、何が熱効率に効くのか―バイオマスボイラと蓄熱タンクの事例などについて説明されました。また、従来の日本の設計方法では損をする、欧州の第3世代技術が日本においても成功のヒントになるなどのお話もされました。

 続いて、小野コンサルタンティング事務所代表の小野春明氏より、「バイオマス熱利用のシステム設計」のテーマで講演がありました。

9月24日バイオマスアカデミー

 小野氏は、熱供給システムの全体像、技術的課題、熱プラントの設計、熱需要分析、熱バランス、熱供給プラントの機器構成、熱プラント&熱導管の回路制御、需要家との熱授受の制御、需要家側の熱消費設備、木質バイオマスの燃焼とボイラー構造などについて説明されました。

 続いて、高山バイオマス研究所代表、飛騨高山グリーンヒート合同会社代表取締役社長の谷渕庸次氏より、「バイオマス熱利用のコスト管理のチェックポイント」のテーマで講演がありました。

9月24日バイオマスアカデミー

 谷渕氏は、バイオマス熱利用のコスト構造の特徴(一般管理費が意外と重要等)、イニシャルコストの構造、ランニングコストの構造、コスト管理とビジネス構築などについて、図表を用いて丁寧に説明されました。

 再び登壇された黒坂氏より、「経済性の高い熱利用を実現するための社会的な側面」のテーマで講演がありました。
 黒坂氏は、イニシャルを下げることが普及には不可欠、オーストリアの小規模地熱利用が何故進んだか、イギリスの技術基準作り、日本でビジネスが成立するための技術の標準化・社会制度などについて説明されました。また、ランニングで損しないシステム設計が非常に重要である、欧州のように技術者や森林所有者が出資して熱利用会社や燃料会社を経営するのが収益の基盤となると強調されました。

 最後に、三機工業株式会社元社長、環境エネルギーコンサルタントの宅清光氏より、「カーボンプライシング」及び「森林環境税・森林環境譲与税」のテーマで講演がありました。

9月24日バイオマスアカデミー

 宅氏は、諸外国のカーボンプライシングの動き、日本のカーボンプライシングの検討状況、地球温暖化対策税(経済産業省、環境省等)、日本の森林の現況、林業労働力の現況などについて説明されました。


 第2部ワークショップでは、徳島県神山町役場総務課の北山敬典氏より、「大埜地集合住宅プロジェクト、神山町の紹介」の事例発表がありました。

9月24日バイオマスアカデミー

 北山氏は、神山町の紹介、木材事情、とくしま林業アカデミー、大埜地集合住宅プロジェクトの背景、建築スケジュール、集合住宅の外観・内観、神山町の木質バイオマス活用の基本政策、地域熱供給、集合住宅への熱供給網、システム、導入費用、収支、採算面の工夫、地元高校生との地域の職制を活用した協働などについて丁寧に説明されました。

9月24日バイオマスアカデミー

 その後、大埜地集合住宅プロジェクトについて4グループに分かれて討議を行い、各グループから討議内容の発表していただきました。


 閉会として、お二人の専門家から、コメントと講評がありました。
 NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク副理事長、NPO法人農都会議アドバイザーの竹林征雄氏は、「木質バイオマスボイラーと熱電併給導入の勧め〜SDGsと地域循環共生圏・地域創生などを踏まえて」の資料を元にコメントされました。

9月24日バイオマスアカデミー

 株式会社WBエナジー代表取締役社長の梶山敬司氏は、日本でバイオマスの普及が進まないことについて、時術的、コスト的、制度的など多面的視点から講評されました。
 司会・進行は、山本登事務局長が務めました。

 『バイオマス熱利用の進め方・実践編』として進めてきたバイオマスアカデミーの3回目が終了し、残り1回となりました。受講者は毎回の参加の方に新規の方が加わるようになりました。さまざまな立場の受講者から、特にグループ討議で多様な視点からの活発なご意見が聞けるようになり、今後が増々期待できると思います。
 講師の皆さま並びにご出席の皆さま、誠にありがとうございました。
Posted by NPO農都会議 at 20:23 | アカデミー | この記事のURL | コメント(0)
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