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2015年12月13日

雨の日には、はたけには入らない。

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鎌倉の、江ノ電沿線の「稲村ガ崎」というところで「はたけ」サークルをやっています。その名も、「稲村はたけ部」

自然とつながり、ひととつながり、自分のからだとつながる。
現代版の結(ゆい)をつくろう。

そんなコンセプトのもと、有志の呼びかけではじまったこのプロジェクト。
食や農のほか、エネルギーや、住まいのことについても考えようと
「エネルギー・カフェ」、「たてもの塾」といった活動にもとりくむ人たちも。

あたたかさ、手触り感のある活動に惹かれ
都内から通って参加するかたもいらっしゃいます。

講師は、園芸療法など、植物のことにとっても詳しい
高木素子先生。

お料理は、玄米と野菜が自慢の無添加ランチを移動販売しているベジコさん。

さて。12月の、あいにくの雨のこの日は、
大根やキャベツ、ほうれん草やブロッコリーの
収穫の日でした。

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すっかり大きくなってしまったブロッコリーをちょきんときり、
小ぶりでかわいい大根をはたけから掘り出して、、、
えんどう豆が育つように、笹の葉をつかって、手入れをして。

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この日のテーマは
「雨の日には、はたけには、はいらない」。

収穫の必要があったから、入ってしまったけれど
本当は雨の日には、はたけには入らない方がよい。

それは、なぜか。

そのヒントとなる情報が記されているのが、この本。

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みみずは、豊かなつちをつくる。
そのすごさを、29年もの歳月をかけた実験で証明したというダーウィン。

みみずが、たべて、消化したものは、ちいさな団粒になる。
そのころころは、新鮮な水や空気を出入りさせるにもちょうどいい。
微生物が豊かになる。

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そんなことを、ふむふむ、とかみしめながら
いただく、採れたての野菜をつかったランチの味は
また、格別なものがありました。

とあるお店が、ある食品流通の会社から
「在来種の種をつかった野菜をとりあつかいたい!」
と問い合わせをうけたものの
在来種というのは、その土地に適応した
育つ力をみにつけたものだから
栽培される土地、栽培方法がかわると、
育ち方もまちまちになる...
.....ということが判明すると
「品質が保証されないものはうちでは扱えない」
と断られてしまった、というような話。

「石油を食べているようなもの」といわれるほどに
燃料を必要とする生産方法でつくられる冬のトマト。

不必要なまでにキッチリバッチリついてくる
食料品のパッケージ、そして
野菜もお肉も、
昔のように量り売りで買えたらいいのにね、という話。

私たちのこころ、身体、スピリットの求める
あたらしい暮らし方に思いを馳せつつ

雨音の響く手作りの小屋で
みんなで、おしゃべりしながら、美味しくお料理をいただく
ひとときは、とてもあたたかでした。

次回は1月10日。新たな年の始まりが
いまからとても楽しみです。

2013年01月13日

ご挨拶

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こんにちは。せいぶつ多様性ねっとの今井です。おそくなってしまいましたけれど、今年もどうぞよろしくお願いします。

今日のブログには鎌倉からみた新年最初の太陽の写真を選びました。主宰メンバー、坂田昌子さんは高尾山、私は鎌倉で。お互い慌ただしくなかなか顔を合わせる間もないのですが、ときおり言葉を交わすと「そうだよね」と共感するところが大きいです。

新年あけて、久しぶりの会話からのキーワードは「具体的に・着実に」それから「等身大で」といったところでしょうか・・・。昨年12月は衆議院選挙もあって「ぐるぐるめぐるカフェ」はおやすみしてしまいましたが(そして、いまは少し自分たちの活動を整えるために時間をかけるので次のカフェまでもう少しお時間をいただくことになりそうですが)、これからのことを考えると、お互い元気がでてきます。

「あたたかくなったら、是非また高尾山でぐるぐるめぐるカフェをやってください」という嬉しいメッセージも何名かの方からいただきました。「家族みんなで、子どもたちを連れて参加したい」というお言葉も。そういうところで、生物多様性のことをやさしい言葉で語らいあう。そういう積み重ねから「私たちが大切にまもりたいものってなんだろう」っていう気持ちが芽生え、育まれていくのだろうと思います(そしてそれこそが政治の根本にあるべきものだと私は考えます)。

せいぶつ多様性ねっとのロゴは蓮の花をイメージしています。今年のお正月、長谷観音をお参りしながら、観音様の凛々しくて穏やかなお顔を拝み、その周辺に咲く蓮の花を見上げ、みんなの気持ちがやさしく・強くなるようなことを、たくさん生み出していけたらなと心静かに考えました。

今年の計画については、整い次第ご案内する予定です。

「具体的に・着実に」
「等身大で」

どんな花を咲かせてゆくか。今年一年も、どうぞよろしくお願いします。

2012年11月23日

ぐるぐるめぐるカフェ  〜 第2回 彩の多様性 〜

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ぐるぐるめぐるカフェ Vol.2
「織物いろとりどり―彩の多様性―」


紬織、裂織、絹織、綿織、麻織、毛織、からむし織…
色や柄なら、白地、無地、縞、絣、染めもよう…
日本の織物の世界は、多様性そのもの。

いろんな植物や蚕たち、動物の毛が、
何度もよってはより糸となり、織られて布となる。
着物、手ぬぐい、和装小物、いろんなものに形を変えて
わたしたちの暮らしを彩る魔法のような織物。

今回のぐるカフェは、墨田区東向島にある昔、染物問屋だった古民家長屋で美味しいお抹茶や和菓子をいただきつつ、いろんな織物を広げての織物談義を愉しみます。

12月9日は、二十四節季では大雪の初候、
七十二候では「閉寒く冬と成る(そらさむくふゆとなる)」
天地の陽気がふさがり、本格的な冬到来。


暖かい着物でもきて、ふらりと下町の素敵な古民家へ。

【日時】12月9日(日)13時〜16時
【場所】結の家 東京都墨田区東向島
東部伊勢崎線「東向島」駅下車 
向島百花園や白鬚神社の近くにあります。「中福染物」の扉が目印。
http://www.musuhi.net/yui_map.html

【内容】お茶会、からむしワークショップ、織物談義(坂田昌子&今井麻希子)

【参加費】2,000円
    (抹茶、和菓子付、からむしワークショップ込み)
小学生以下500円 3歳以下幼児無料
【参加申し込み】要予約 (12月7日締切)
以下のフォームよりお申し込みください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEJJdURlY2loY0JkUkVtZXJRUDNtRlE6MQ
【お問い合わせ】biodiversitynet2012[at]gmail.com
【facebookpage】
 https://www.facebook.com/biodiversitynet2012
タグ:生物多様性

2012年11月18日

ぐるぐるめぐるカフェVol1「水の調べ」(5)

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ツリーハウス到着後は、季節のお菓子のティータイム。そしていよいよカリンバの演奏の時間です。

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和泉さんの手作りのお菓子。米ぬかでつくった林檎のタルトとおこめのプディング。あとでレシピを教えてもらって、皆さんにもご報告したいと思います。

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カリンバ奏者Sage(セージ)さんによるミニライブ「水の調べ」。

カリンバはアフリカの楽器で、ざらざらとした音、可聴域を超えた音が出すようにつくられているそうです。ほわあんと響く、その不思議な音。楽器にあいた「サウンドホール」という穴を自分の方に向けて、親指二本で演奏するスタイルは独特。オルゴールの原型にもなった、誰にでも演奏できる楽器ですが奏でられる音色は多彩で「本当に指二本で演奏しているの?」と信じられなくなって身を乗り出すひとも多いのだとか。

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カリンバは水の少ないアフリカの楽器。水がないのに水を感じさせるカリンバからはとても日本を感じるとSageさんはいいます。それは例えば、水を使わずに水を表現した枯山水のように。人は産まれる前、お腹の中で胎児の状態で水の音を聴いて過ごします。水の向こうにぼんやりと聴こえる、おとうさんやおかあさんの話し声・・・。

カリンバにはそういう、懐かしい音色がある。そのことを証明するように、参加していた小さな男の子が、カリンバの演奏がはじまると突然「あー!あー!」と声をあげて歌い出しました。「この子は一番最近までお腹の中にいたから、思い出したのかしら」とおかあさん。「本当に不思議だね」といって、みんなでカリンバの音色(そしてそこに入り混じるさまざまな音たち)を楽しんだひとときでした。森の小さな演奏会は、森の一部になるような体験。テントの中に響く雨音も、演奏をもりたててくれるために一緒にいてくれたみたい。

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最後に、せいぶつ多様性ねっと主宰の坂田さんと今井による「水の調べ」トーク。高尾の森を歩きながら水のものがたりをたくさん話してくれた坂田さんから、水から生命を感じるということについて、静かな語りがありました。

+++
カリンバの演奏を聴いていたら、海のイメージが湧いてきてクジラを思い出しちゃった。五十嵐大介さんの海獣の子供という本に、クジラが深海で死んでゆくシーンがでてきます。クジラも、キノコがついた大木のようなイメージで・・・深海のいろいろな生きものが、死んだクジラの身体のまわりに集まってくるんです。その様子は、朽ちていく大木、苔がたくさんむしている岩と同じみたい。海の中も森なんだね。岩と同じなんだね・・・そんなことを考えました。

いのちの営みはいつも、水を介在している。水は、いのちそのもの。水のことを考えるということと、いのちのことを考えることはほとんどイコールだと思います。

ただし、その水は滞っていると腐ってしまう。昔の船乗りたちは、船底に水を積んでいたそうです。それは、揺れて動いていれば水は腐らないという智恵から。塞き止めて滞らせていると、水はいのちを失っていく。

日本にはすでに三千を超えるダムが作られています。そして、自然の海岸線は40%をきってしまいました(残りは護岸されてしまったのです)。

水辺は、いろいろないのちが死んだり生まれでたりする場所。その大切な場所が、少しずつ失われています。水を殺すとは、いのちを殺すこと。

高尾山も15-20年かけて、雨として降り注いだ水が、山の中を辿り、湧き水としてあがってくる。
人間の身体に血液が流れているように、水が満たしているように。山のなかでもずっと水が動いています。みずそのものが、いのちなのかもしれないと思うくらいに。

森には、森の時間の流れ方というのがあります。木が大きくなるのに200年、300年がかかって、死んでいくときも、おそらくキノコや微生物たちによって何十年もかけて土になっていく。
そういう、とてもゆっくりな時間の中に、人間の時間をもちこんでしまうと、森はついてこれなくなります。

高尾山のトンネルは、半分掘るのに5年半、あと半年で残り半分をというスピード工事でつくられました。このスピードは、自然の中では起こりえないこと。大噴火だとか、そういう何百年に一回、何万年に一回というようなことがないと起こりえないことを、人間はたった五、六年で行ってしまうのです。「もしどうしてもトンネルを掘りたいなら、100年かけて手彫りで掘って。そうすれば、ゆっくりゆっくり、水が馴染んでくれるのかもしれないから」。そういう風に話したけれど、それはもちろん叶わなかった。

水が湧き出なくなったら水道をつくればいい。山を切り開いたら代わりに山の絵を描いた橋をつくればいい。冗談のような話ですが、実際に政府の役人の方と話していた際に帰ってきた回答です。そういうことではなくて、もっと、大きないのちの巡りを考えて、生きていくことを考えていくことが大切なのだと思います・・・。

(このレポートは、「めぐるめぐるカフェ」終了後、坂田・今井で振り返った内容をもとに編集しました)

+++

水を通じていのちのつながり・めぐりを考えたひととき。
次回の「めぐるめぐるカフェ」は「布」をテーマに12月上・中旬の週末に都内で開催予定です。また、季節の美味しい食べ物をご用意してお待ちしますので、どうぞ、お楽しみに。

追伸:
「せいぶつ多様性ねっと」本棚を開設しました。
http://booklog.jp/users/biodiversitynet
少しずつラインアップ(おすすめポイント付き)を増やしていく予定です。お楽しみに。

ぐるぐるめぐるカフェVol1「水の調べ」(4)

いよいよ沢に到着しました。もってきた竹の筒を使って、水の調べを楽しみます。

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竹を水にいれると、奥深くからきこえる。鈴を転がすような。あるいは宇宙のような・・・。

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場所によって、聴こえてくる音が全然違います。お気に入りの場所をみつけては「ここがいいよー!」とみんなで教え合い、いろいろな色を楽しみました。

自然の川にはたくさんの音がある。流れが速かったり、静かだったり。いつも異なるリズムが聴こえてくる。三面護岸のコンクリートの川では、そんな多様な音は聴こえない。人の耳は、異なる音やリズムがあるほうをより快適に感じる・・・。

情報過多と言われる今、私たちが触れる情報の多くは活字やイラストなどのビジュアル情報です。自然の中にいると、カツラの木からほのかに馨る淡くて爽やかなにおい、沢の音の変化、足元の土のやわらかさや岩のごつごつしたところ・・・本当にたくさんの情報に包まれ、眠っていた感覚が目を覚まします。

そして、何もいわなくても、自然と表情が豊かになる・・・。

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川に背を向けて、耳の横に手のひらをあててたってみると・・・。びっくりする発見がありますので是非お試しください。音の聴こえ方、すごく違うんです。

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サワガニもそろそろ冬支度。サワガニは寒い季節になると、森の中に入ってきて、落ち葉の影で越冬します。いのちがけで、こうして道を渡ってくるんだね。

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シソの仲間。枯れてきたころに香りがより一層鮮やかになるのはどうしてだろう・・・。

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ぐるぐるめぐるカフェVol1「水の調べ」(3)

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コケは風が大好きです。コケがついている側は風の通り道になっているところ。最近流行っている「苔玉」が水をあげているにもかかわらず枯らしてしまうという声をよく聞くのは、今の家屋が密閉度が高いから。昔の日本家屋は、隙間があって風がよく通りました。風が大好きな苔たちには風がとっても大切なのです。

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今年の4月22日、日陰沢キャンプ場の火事で焼けてきられてしまった杉の木です。「りっぱな株だね」「樹齢何年かなあ・・・」。みんなで一生懸命数えました。

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靄(もや)は木々たちが呼吸をしている証拠。その様子は、もっと上の方にいくとはえているブナの木をみるともっと分かりやすいです。草木は雨が降ると、身体の中に吸い込みすぎた水を大気に返していきます。靄は山の呼吸。その靄がまた、雨を降らせてくれる。雨が降って森ができるのではなく、森があるから雨が降る。ぐるぐるめぐる、水の話。

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サルノコシカケがありました。この木もそろそろ寿命かな・・・。

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コゲラのあけた穴はきれいなまるがたをしています。コゲラはあまり遠くまで飛べないので、休むための木が必要です。コゲラがいるということは、バランスよく緑があるということ。緑が豊かなまちであることを示す指標になっている鳥です。

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クサギかなあ・・・?

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のびのび〜。

ぐるぐるめぐるカフェVol1「水の調べ」(2)

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シャガは浅く根をはって群生する植物です。土に緑のネットをかけた状態になるお陰で、高尾山では雨が降っても土砂が流れ込みません。「コンクリートで固めるかわりにシャガを植えればいいのに・・・」。この自然の土止めはもともとは中国の原産。高尾山の渓流沿いの斜面にたくさん生えてるのをみつけることができます。

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ホオバ(ホオノキ)は樹木の中で一番大きな葉と花を持つ植物です。殺菌作用もあるのでホオバ焼きとかホオバ味噌に使われていて、私たちの生活にもとても馴染みが深いホオバ。地面に落ちた葉っぱをみて「木はどこだ〜」と探しました。

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葉っぱで遊ぶのも楽しいね。

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サラシナショウマの花が終わり、種をつけているところです。サラシナショウマの花は、白いブラシのようでとても美しい。そんな面影、種をみただけではちょっと想像がつかなかったかも・・・。

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むかごがついていました。「これは多分ヤマイモかなあ・・・」。ジネンジョとも呼ばれていて、高尾でよくとれるそうです。「けど、イノシシが食べちゃう」と坂田さん。

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「ライオン歩き」だそうです。子どもは自由だ〜☆

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渓流の音をずっと近くに感じながら

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紫陽花。立冬をむかえた、こんな時期まで紫陽花は咲いているのです。この種は8月ごろから11月まで。。。タマアジサイかなあ。

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よーく見て!ナナフシがいる!!!

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アブラチャンの枝についた苔たちです。「岩と水があればコケがやってくる。水をたくさん含んだコケはいのちのふとんになって、いろいろなタネがやってきて芽を出す。大きな岩ひとつでもそれは森。実はそこでは生存競争が展開されている。やがて強く生き残ったものが、大きな岩を抱え込む程に成長していく。そういう植物たちが落とした葉っぱが、長い時間をかけて土になる」。

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オニグルミ。これは、アカネズミの食べたあとです。アカネズミが食べたあとは、林檎を齧ったみたいに、両側から中の実をほじくりだすようにして食べたあと。まっぷたつに割れたのは、リスの食べたあと。

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この木の根元の穴にはキノコが生えています(この穴をウロといいます)。キノコたちは今、木を土に還すためのお仕事中。いい森には必ずキノコがある。キノコは森の掃除屋さんです。「森の中では朽ちていくということがとても大事。自然の中で、腐らないものはない。人間が捨てたプラスチックのようなゴミだけ。この木はキノコたちの力で、少しずつ土に還っていく・・・きっと、何十年もかけて。朽ち果てて、遂に立っていられなくなって倒れると、そこにできたいい土の上に、太陽の光が差し込む。次の世代へといのちがつながれていく」。

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やわらかく、やさしく馨るうまれたての土。

ぐるぐるめぐるカフェVol1「水の調べ」(1)

「せいぶつ多様性ねっと」記念すべき第一回目の「ぐるぐるめぐるカフェ」を高尾山ツリーハウスにて開催しました。

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色鮮やかな高尾山の紅葉

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野に咲く花も可愛らしく

天気予報によると最高気温は14度、天気も曇りのち雨と、アウトドアのイベントなので少し心配をしていましたが、思いのほか山の空気は温かく、雨によって湿った大地や草木からの香りがより一層鮮やかとなり、呼吸が自然と深まってゆくのを感じます。

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ツリーハウスは鳥の巣みたいにちょっこり

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ツリーハウスに向かう坂道には希少植物タマノカンアオイがはえていました。ギフチョウの幼虫の餌でもあります。カンアオイがなくなると、ギフチョウもいなくなっちゃう・・・。


雨よけのためにはったテントのしたでしばし雨音を楽しんだのち、参加者全員がそろったところでいよいよ高尾山の散策へ。この日のテーマ「水の調べ」を楽しむための小道具「竹筒」を用意しました。

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竹の筒を持って、出発進行〜!

さて、ここからは高尾山ガイドでもある坂田昌子さんによる案内です。普段は2時間はかかるというルートを1時間ほどのダイジェストで探求します。

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先ず最初に「せいぶつ多様性ねっと」の目指すことについて参加者の皆さんと共有しました。ここ1〜2年、坂田、今井ともに生物多様性に関係する国際会議に参加する機会に恵まれていますが、そこでいつも感じるのは『生物多様性を暮らしの目線から伝えることの大切さ』。等身大の、あたりまえの言葉で生物多様性について考え、日常の現場からの声を会議のもとに結びつけたい。そんな気持ちから誕生したのが私たちの団体です。

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シロヨメナの花。白嫁菜と書きます。一節によると、ヨメナは春の野草としてとても美味しいため「嫁に喰わすな」といわれていたことからヨメナといわれるようになったとも言われているそうです(お嫁さんみたいという意味もあるそうです・・・)。

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タチスボスミレ。スミレは葉のまま越冬します。花が咲いていないとスミレであると気づかれないことが多いけれど、こうしてちゃんと生きているのです。スミレの種のにおいって、アリにしかわからないのだそうです。アリはスミレの種を遠くまで運んでくれるスミレにとってとても大切な存在(こちらのサイトに詳しく説明されていました)。

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アブラチャン。アブラチャンの名前は油と瀝青(れきせい)を意味します。幹を絞って油をとっていたそうです。リスもこの実を食べにきます(クルミの方がすきだけど)。春になると、淡い黄色の小さな花をたくさんつけて、それはそれは美しい・・・。3月末が見頃(見に来なきゃ!)。

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リュウノヒゲ(ジャノヒゲとも呼ばれる)。実はまだ緑色だけど、これからものすごく綺麗な蒼色に変化します。

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ミヤマフユイチゴ
鳥さんの分を残してちょこっとだけたべちゃったのは内緒。色が少なくなる時期に、この赤色はとっても綺麗に映えます。

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「踏まれて消えた花」と書かれた看板。実際には都の雇用促進課が、希少種がたくさんあることを知らずに草刈りをさせてしまったことが原因だそうです。自然保護団体が都の環境局に抗議。都は非を認めましたは自然は戻らず。今年の春はニリンソウがとても少ししかみられませんでした。都の環境局はまったくこのことを知らなかった。縦割り行政による問題です。「地元にひとこと相談してくれれば、他に、間伐だとか、いくらでも整備してもらいたいところはあったのに・・・」。

2012年11月14日

「にじゅうまるプロジェクト」に認定登録されました。

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せいぶつ多様性ねっとの「ぐるぐるめぐるカフェ」が「にじゅうまるプロジェクト」に登録されました。

生物多様性を守るための20の約束「愛知ターゲット」。

このターゲット(目標)は、2010年に名古屋で開催された生物多様性条約第十回締約国会議(CBD-COP10)で採択されました。

この目標を達成するための活動を増やしていこう!

そんな願いから運営されているのがIUCN(国際自然保護連合日本委員会)の「にじゅうまるプロジェクト」です。

20の目標(愛知ターゲット)の達成を2020年(目標達成年)までに。そしてそのとりくみに対して「◎(にじゅうまる)」を与え合おう。

「にじゅうまる」の名前は、そんな気持ちを込めてつけられたそうです。

「ぐるぐるめぐるカフェ」は、愛知目標の目標1「普及啓発(遅くとも2020年までに、生物多様性の価値と、それを保全し持続可能に利用するために可能な行動を、人々が認識する)」の達成にむけた取り組みとして認定されています。

小さな動きから大きなうねりを生み出すための「にじゅうまる」。

「ぐるぐるめぐるカフェ」は個人の想いや行動を結ぶ場として、愛知目標の達成につながるたくさんの素敵な流れを創造していけたらと思っています。

Twitterアカウント、開設しました。

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twitterアカウントを開設しました。

生物多様性の広がり・深まりを探求するための国内外の情報(オリジナル、RT)を配信していきますのでお役立てください(フォローいただけると嬉しいです!)。

https://twitter.com/seibutsutayosei

日々の更新は網羅性を目指して、週に一度ほど、ブログなどを活用して解説を加えて行こうと思っています。

オリジナルコンテンツとして:
・二十四節気七十二候を感じられる日々の更新
・イベント情報やブログ更新のご案内 など

リツイート情報として:
・生物多様性に関連する国内外の情報
 大自然と共に生きる営みを感じること
 政治・法律・技術に関連すること
 クリエイティブなアイデアなどなど

それから・・・
お気づきでしょうか?
素敵なロゴも完成しました!
こちらについては、また改めてご紹介しますね。