石川県穴水町で「海を守る植樹教育事業 植樹祭」開催! [2013年10月30日(Wed)]
2013/08/25 石川県穴水町
穴水町のふるさとの木から自然を知り、森の大切さを学ぶ 海を守る植樹教育事業 植樹祭 開催 (日本財団助成事業) 平成25年8月25日(日)、穴水町役場、及びたんぽぽファームにおいて、穴水町B&G海洋センター主催、(公財)B&G財団共催のもと、平成25年度「海を守る植樹教育事業 植樹祭」(日本財団助成事業)が開催されました。 この事業は、横浜国立大学名誉教授で(公財)地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長の宮脇 昭先生が考案した、宮脇方式と呼ばれる植樹法をもとに、子どもたちへの自然環境教育、自然を守り、共に生きていく心を育むことを目的として行われました。 当日は、宮脇先生、林先生の直接指導のもと、穴水町のスポーツ少年団や金沢星稜大学など約130人と、穴水町 石川宣雄町長、布施東雄教育長が植樹祭に参加。穴水町役場大ホールにて開会式を行った後、同町内「たんぽぽファーム」に移動し、敷地内200uに、穴水町周辺に潜在的に植生している「タブノキ」や「スダジイ」などの8種類600本の「ふるさとの木」を植樹しました。 開会式の様子 穴水町 石川宣雄 町長<上段>より開会挨拶があり、(公財)B&G財団 古山透 常務理事<中段>、日本財団 公益・ボランティア支援グループ 公益チーム 枡方瑞恵様<下段右>より来賓挨拶を頂戴しました。(公財) 地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長・横浜国立大学名誉教授 宮脇昭様<下段左>、(公財) 地球環境戦略研究機関 国際生態学センター研究員 林寿則様<下段右から2番目>から植樹指導をして頂きました。 開会式後、宮脇先生より植樹についての講演があり、参加者の皆さんは全員で今回植樹する苗種を覚え、作業手順を学びました。 宮脇先生による講演<上段>、穴水町 布施教育長(左)と参加者の皆さん「スダジイ、タブノキ、ウラジロガシ・・・全部覚えたかな」<下段> 植樹の様子 森・川・海に囲まれた自然豊かな穴水町にとって、将来、常緑樹を育てることが、やがて海をきれいにすることに繋がり、歴史ある農林漁業の産業を活性化することにも繋がります。また、たんぽぽファーム(http://bunanomori.com/kikou/kyujin4.html)に植樹することで、ドングリの実が家畜の餌になり、地元企業の活性化、環境や自然を守る取り組みとなりました。 参加者の声 ・基盤づくりから手伝い、苗木を植え、完成したときはやり終えた充実感で胸がいっぱいになりました。 ・森に木を植える大切さや、植える苗木の種類も大事なことなんだと学びました。 ・2〜3年間は草むしりに来ます。数年後、大きく育った時に、是非、訪れたいと思います。 特派員より 関係者、参加者の皆さん、お疲れ様でした。植樹リーダー研修を受けていない自分が全体的な主幹で、土地を提供して頂き、研修を受けられた、たんぽぽファーム代表の道坂一美氏と連携を取りながらの事業でしたので、正直、大変でした。B&G財団の皆様方には、準備などを含め、大変お世話になり、又いろいろとご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。) とりあえず植樹事業を終えてホッとしていますが、育苗事業もありますので、今後もしっかりやっていきたいと思います。参加者の方々には、自分自身が植えた苗木の成長を見に、時折、たんぽぽファームに足を運んでもらい、のと猪部里児豚の肉や、山羊のチーズなどを食して堪能してもらいたいですね。 取材:北陸ブロック特派員 穴水町B&G海洋センター 和田出勝則 |