【B&G職員リレートーク】この1年を振り返る [2016年03月22日(Tue)]
この1年を振り返る
B&G財団 事業部 海洋教育課 桐ケ谷 尚洋 皆さんこんにちは、 海洋教育課の桐ケ谷尚洋です。 私がB&G財団に入職してから早1年が経とうとしています。 この間に、様々な経験をさせていただき、また多くの方々と接することができました。 本当に中身の濃い日々だったとしみじみ感じているところです。そこで、今回はこの1年間に私が経験したことについて簡単に振り返ってみたいと思います。 昨年4月1日、辞令交付後に同期5人で記念撮影。 この日からB&G財団の職員としての生活がスタートしました |
頼れる仲間たちとの出会い
入職後、最初の大きな出来事として思い出深いのが、6月〜7月にかけて沖縄県本部町で行われた2015年度 第17回B&G指導者養成研修です。全国各地から集まった85名の同期と共に研修生活を送るなかで、私はアドバンスト・インストラクター研修生をまとめるリーダーに任命されたので、最初はとても戸惑ってしまいました。集団を率いる経験があまりなかったため、大勢の仲間をどうやって引っ張っていけばいいのか不安だらけだったのです。 ところが、すぐにそんな心配は不要であることを知りました。講習の準備作業などで、どのような指示を出すべきか悩んでしまうようなときでも、研修生の誰もが自発的に役割分担などを話し合ってくれ、大勢の仲間から「サポートしていくから一緒に頑張ろう」といった励ましの言葉を掛けてもらったからです。 アドバンスト・インストラクラーの研修は長丁場ですから、このような皆の協力がなければリーダーの重責を担うことはできませんでした。仲間とともに厳しい研修を乗り越えながら、助け合いの気持ちを持つことの大切さを学ばせてもらいました。ここで得た経験、そして最高の仲間と出会えたことは、とても大きな財産です。 苦楽を共にした同期は一生の宝物です!! 子供たちの笑顔に感謝! 指導者養成研修を終えて東京に戻ると、「B&G東京湾海洋体験アカデミー2015」の開催が待っていました。私は子供と関わる仕事がしたくてB&G財団に入職したので、子供たちがさまざまな海の仕事の現場を訪ね歩くこの事業に関心を寄せましたが、実際には参加した子供たちの安全に気を配りながらプログラムを進めていくことの大変さを実感しました(詳細については、私が書いた前回のリレートークをご覧ください)。 また、これまで都内の小学校を対象にしていた「水辺の安全教室」が、今年度からは児童養護施設や不登校児童のグループなどにも対象の幅を広げたため、指導力がまだまだ不足している私にとっては、それぞれに境遇の異なる子供たちを指導することが苦労の連続となりました。積極的になれず何もやりたがらない子がいるかと思えば、周囲とコミュニケーションがなかなか取れない子がいたり、自由奔放に遊びまわってしまう子もいたりしたからです。 ところが、どんな子であっても声を掛け、ちょっとしたことでもいいから誉めてあげると、たとえ返事はもらえなくても私についてくるようになりました。自分にとって、このときのうれしさは例えようもありませんでしたが、なによりも身体を動かしてくれるようになった子供たちが見せてくれる、はち切れんばかりの笑顔や喜びの声が大きな励みになって自信につながっていきました。 児童養護施設の児童を対象に行った「水辺の安全教室」。 大変貴重な経験となりました 他にも、B&G財団に入職してからは植樹教育事業や全国サミット、全国指導者会総会などで、多くの方々と触れ合うことができました。これまでの人生で、1年間にこれだけ多くの方々と出会った経験はありません。B&G財団の事業が全国各地の海洋センター・海洋クラブをはじめ、数多くの方々の協力によって支えられているのだということを実感した1年でもありました。 これからもB&G財団に関わって下さる全ての方々に感謝の気持ちを抱きながら、青少年の健全育成や地域の活性化に向けて取り組んでいきたいと思います。 |