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1日遅れのクリスマスプレゼント 〜子供たちの体験格差をなくすために〜 [2016年01月18日(Mon)]
1日遅れのクリスマスプレゼント
〜子供たちの体験格差をなくすために〜


事業部 海洋教育課 (四国ブロック担当) 林 未来


 先日、B&G財団にある封筒が届きました。
 
 「B&Gでやったことが忘れられません。とてもたのしかったです。おしえてくれてありがとう!」
 「命の大切さを教えてくれて、ありがとうございました。」
 「人の命を助けられる人になりたいと思いました。」
 
 開いて1枚1枚に目を通していると、私の似顔絵を書いてくれている子までいて…
 ただ「楽しかった」だけで終わらずに、私たちが伝えたかった本来のメッセージを受け取ってくれたんだ、と嬉しくなり、オフィスで周りに気づかれない様に1人で静かにウルウルしてしまいました。
 これがこの仕事の「やりがい」というものなのだ!

160118_たちばな学苑01.jpg
児童養護施設「たちばな学苑」の子供たちから届いた手紙に感涙



 2015年師走、一日遅れのクリスマスプレゼントを届けに、同じく「四国ブロック」を担当する企画課の東條とともに、徳島県に向かいました。
 今回は、阿南市にある児童養護施設「たちばな学苑」の子供たちをバスで遠足に連れ出し、海陽町海南B&G海洋センターで「水辺の安全教室&SUP体験会」を実施することが目的でした。

 「マリンスポーツがやりたくてもできない」
 「海や川に行って思いっきり遊びたい!…けどできない」

 そんな子供たちが日本にはたくさんいます。
 趣味・趣向という選択の問題ではなく、障害や家庭環境など、子供たちにとっては一種の“不可抗力”である様々な外的要因から生まれる「体験格差」。
 「普段の生活では体験機会の少ない子供たちにも、他の子と同じように“水遊び”の楽しさを知り、安全に水辺に親しむ術を学び取ってもらいたい」という思いのもと、水辺の体験活動機会を提供する本事業も第3弾となりました。


万全の態勢で

 地元である阿南市からは、海洋センター担当で、若さ溢れるB&Gアドバンスト・インストラクターの下村さんと中西さんに引率と現場指導のご協力を頂くことになり、所長の金久さんも監視・記録のために来てくださいました。
 前日には、日頃子供たちと生活を共にする先生との打合せを通じて、普段の子供たちの様子や行動傾向、施設の運営方針や指導する際の注意点などを確認しました。
 そして夕陽も沈むころ、実施地となる海陽町海南B&G海洋センターへ移動。所長の鶴和さんと、百戦錬磨のベテラン指導員 東さんが万全の態勢で待ち構えている中、現場確認と事前準備を開始しました。

 海陽町海南海洋センターは、オートキャンプ場「まぜのおか」に併設されている1999年開設の屋内温水プール。
 スタッフの皆さんの熱心で、きめ細やかな整備により、オープンから15年以上経つ施設とは思えないほど素晴らしく綺麗に保たれています。

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朝になると光が射し込みとても明るく快適なプール


160118_たちばな学苑03.jpg
準備万端で子供たちの到着を待ち構えます



楽しい教室のはじまり

 翌朝、阿南市から1時間ほどかけて到着した子供たちをプールに迎え入れると、着替えを済ませて早速教室の開始。
 小学校1年生から中学校3年生までの児童・生徒11人が参加した本事業は3部構成で実施しました。
 まずは「水辺の安全教室」でしっかり学習から!
 海や川、プールでの悲しい水の事故を未然に防ぐため、背浮きやペットボトル浮遊体験を通して「自分の命は自分で守る」ための知識と技能を身につけます。同時に、ランドセル、クーラーボックスなど身近なものを使った浮遊体験、スローバッグを使った救助体験などを通して、困っている人(=水辺における溺者)に正しく手を差し伸べるための“知恵”を学んでもらいます。ここでたくさんの“気づき”が生まれます。
 次に、「SUP体験会」で“水遊び”の楽しさを体感してもらい、最後には、「ふりかえり(座学)」で要点を復習して終了です。

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子供たちの心をいかに掴むか…が重要。「劇団B&G」が登場!


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子供たちの心を解きほぐし楽しみながら学んでもらえるよう、寸劇も取り入れます
「大きな小学生」の活躍に笑いがこぼれます


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小学校1年生でも慌てずにペットボトルを使えば浮けるんだ!


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初めは緊張が見えた子供たちにも笑顔が溢れます


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みんなでいれば心強いね!


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お待ちかねのSUP体験!普段できない水遊びに声を上げて喜ぶ子供たち


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お弁当を食べたあとは、みんなでふりかえり!
クイズに正解した子から順番に、ささやかながらクリスマスプレゼントを贈呈しました!


 さて、これで無事全プログラムが終了。

 すると…
 「最後に子供たちから、お世話になった皆さんへの感謝の気持ちを込めて、ダンスで御礼をさせてください!!」

160118_たちばな学苑12.jpg


 女の子たちが、先生のスマートフォンから流れる音楽に乗せて、ちょっと恥ずかしそうに、そして、とっても楽しそうに踊り始めました。
 驚きとともに、嬉しさがこみ上げる。
 嬉しい不意打ちに、動画を撮るふりをして秘かに感涙する私。笑
 子供たちもスタッフも笑顔に溢れる和やかなムードの中、本事業が終了し、帰途についたのでした。


水遊びのチカラ

 「児童養護施設」と聞いた時、「少なからず心に傷を抱えた子供たちなのだろう」と当初は少し構えてしまっていた私ですが、終わってみれば、素直で人懐っこい子供たちのキラキラした笑顔に私の方が元気をもらいました。
 以前溺れた経験があり、水泳が苦手だという子もいたのですが、必死に全プログラムに取り組む姿勢を見せてくれ、帰り際に満面の笑みで「全部楽しかった!」と言ってくれたのが印象的です。
これも、“水遊び”の力なのかな、と思っています。
 普段なかなかできないことを体験するのは、どんな子供にとっても、とても貴重で価値ある時間。特に、様々な事情により体験が制限されてしまう環境にある彼ら、彼女たちにとって、今回の体験会が「楽しい思い出」そして「命を守るための役に立つ学び」のひとつとなり、少しでも海などの水辺に愛着を感じてくれたなら幸いです。

 これからも真摯に子供たちと向き合い、地道ながらも堅実に、子供たちの体験格差をなくすための取組みに全力で努めていきたい。
そう強く思った2015年、年の瀬の出張でした。



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