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自然災害に備えて〜8月30日から9月5日は防災週間〜 [2015年09月04日(Fri)]
こうほう雑記帳
自然災害に備えて〜8月30日から9月5日は防災週間〜


B&G財団 広報課 山口 優(自治体派遣研修生)


9月1日が「防災の日」であることはよく知られているが、8月30日から9月5日までが「防災週間」に定められていることもご存じだろうか。この1週間は、自然災害に対して知識を深め防災意識を高めることを目的に、全国で様々な防災訓練や啓発活動が行われている。

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全国の海洋センターでも日頃から様々な防災訓練を行っている
フル活用したい昨今の知恵

我が国は自然災害大国と呼ばれることが多く、実際のところ国連大学の「World Risk Report 2011」によれば自然災害に遭いやすい国として、日本は世界第5位に位置している。また、内閣府の「平成22年度版 防災白書」によれば、全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起きており、地震大国であることがよくわかる。

キャプチャ.PNG
平成22年度版 防災白書 図1−1−1(抜粋)

人が起因する災害ならば防ぐ手段はいくらでもあるが、自然災害はそうはいかず、特に地震に関して言えば、我々は発生を正確に判断する手段を持ち合わせていない。だから、いかに被害を少なくするかという「減災」の考え方が大切だ。内閣府の「防災情報のページ」(http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/gensai/tebiki.html)には、個々にできる減災の手引きについて掲載されているので一度見ていただきたい。効果的な家具の固定方法など、「なるほど」と思う具体例が色々紹介されていて勉強になる。

その一方、先人の知恵も授かりたい。「言い伝え」や「石碑」には実際に被害を受けた昔の人たちの思いが凝縮されているからだ。岩手県宮古市の姉吉地区にも津波災害に関する先人の警告が刻まれた石碑があり、そこに記された「ここより下に家を建てるな」という言葉のとおり、実際、東日本大震災の津波がこの石碑の手前で止まり、住民の命を救っている。だから、自分の住んでいる地域について防災に関わる「言い伝え」がないか一度は調べてみたいものである。消防庁のホームページには防災に関わる「言い伝え」がまとめられている(http://www.fdma.go.jp/html/life/saigai_densyo/)が、実に様々な地域の事例が紹介されていて興味深い。

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昨年の「第11回B&G全国教育長会議」では、防災教育の大切さについて、
群馬大学広域首都圏防災研究センター長の片田 敏孝氏に基調講演を行っていただいた

いざというときに頼れる海洋センターをめざしたい

東日本大震災では、18,475人(2015年3月11日時点)もの死者、行方不明者が出たが、そのほとんどが水死によるものと聞く。もし、津波に呑まれた人々がなんらかの手段(例えばライフジャケット等)で水面に上がり呼吸を確保できたのなら、この数字はもっと少なかったのではないだろうか。

現在、B&G財団では「水辺の安全教室」を通じて、ライフジャケット浮遊体験やペットボトルを使った背浮き体験などを全国の小学校や海洋クラブなどで展開しているが、いざというときに1人でも多くの子供がこうした体験を思い出して我が身や仲間の命を守ってほしいものである。

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「水辺の安全教室」は全国各地、様々なイベントのなかで実施されている

また、B&G財団では今年度から災害の避難所に指定されている海洋センターを対象に「避難所開設訓練」を行っていくことになった。これは、避難所に指定されているものの、開設マニュアルが策定されていないケースが多い現状を踏まえた事業であり、こうした訓練を重ねていくことで、海洋センターは地域のスポーツ・健康づくり事業に加えて、いざというときに命や生活を守る施設として住民の皆さんから頼れる存在になっていく。

ちなみに、2011年からは津波の知識を深め防災意識を高めることを目的に、11月5日が「津波防災の日」として定められている。この制定日については、1854年(嘉永7年)11月5日の安政南海地震で和歌山県を津波が襲った際に、濱口梧陵という村人が稲に火を付けて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った「稲むらの火」の逸話にちなんでいるが、全国各地の海洋センターも濱口梧陵のように地域の生活や命を守る存在になっていくことができたら、うれしいかぎりだ。

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今年度から開始した海洋センターの避難所開設訓練。
体育館に間仕切り壁を設置して実際の運用について検証している

すでに、「避難所開設訓練」は各地の海洋センターで予定されており、来週には私もスタッフの1人として秋田県由利本荘市西目B&G海洋センターに出向いて実施することになっている。訓練当日には、海洋センター職員をはじめ、市の職員や地元中・高校生、地域住民の方々と一緒になって様々な救援活動のシミュレーションを行いながら、あらためて防災の大切さを考えたい。

※秋田県由利本荘市西目B&G海洋センターの避難所開設訓練の様子については、また後日レポートいたします。(山口)



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