研修生から教官へ!:B&G職員リレートーク〜事業部指導者養成課 斎藤 大 [2015年08月04日(Tue)]
みなさん、こんにちは。 指導者養成課の斎藤です。 4月1日に指導者養成課に配属され、早3ヵ月。課の一大事業である「第17回アドバンスト/アクア・インストラクター養成研修」(以下、AD/AQ養成研修)も無事に終わり、ひと段落といきたいところですが、休む間もなく現在は大正大学との連携事業に取り掛かかりながら、タフな毎日を送っているところです。 さて、今回の養成研修では教官を務めさせていただいた私ですが、実は昨年の春に採用された新人職員です。ですから、昨年のAD養成研修では1人の“研修生”として、無我夢中の日々を過ごしていました! |
昨年度の「第16回AD養成研修」で、共に汗を流した44人の仲間たち いきなり間違えた点呼! 35日間にも及ぶAD養成研修は過酷でしたが、苦楽を共にした大勢の仲間と全国に繋がりを持てたことは、自分にとって一生の財産となりました。また、新人とはいえ財団の職員として養成研修に参加したわけですから、「来年は自分が教官を務めることになるのだから(財団職員は必ず教官業務の一部を手伝います)、他の模範とならなくてはいけない」と大いに意気込みました。 しかし、いざ研修が始まるとそんな大それたことを考えている余裕はなく、班長やリーダーを仰せつかったことで頭がいっぱいで、緊張のあまりリーダーに任命された初日の日朝点呼では、いきなり呼称を間違えて周りに迷惑を掛けてしまいました。それでも、44人の研修生仲間が最後まで私をサポートし続けてくれたので、無事に全日程を終えることができました。苦楽を共にした同期生のことは一生忘れません。 ただ、修了証を手にした際には、達成感を噛みしめながら、「来年は教官を務めなければならない」と自分に言い聞かせつつ、その重責を思うと不安が胸をよぎりました。 研修期間中は毎朝、日朝点呼を行います 夜も眠れないプレッシャーと格闘! 今年の春、私は指導者養成課への配属が決定。同課で働く以上は、養成研修の担当課員として他の部署の職員よりも長い期間、より多くの行程で教官を務めることになるので、研修が始まる前から夜も眠れないほどのプレッシャーを感じてしまいました。 坂倉専任部長の職員リレートーク(4月7日付)にも出ているので割愛させていただきますが、とにかく養成研修は事前準備が大変です。早くから現地に入って、無事、開講式を迎えると、ようやく一安心することができました。 35日間という長い研修ですから、教官は研修生との調和を図りながら1人1人の体調に気を配る必要があります。また、自然相手の活動なので、その時の状況判断に基づいて内容を少しずつ変更し、安全管理を踏まえながら時間通りに研修が進んでいるかどうかを把握しなければ、トラブルが発生した時に正しい対応を取ることができません。日々ミーティングを重ね、臨機応変に対応することが現場に立つ教官には求められました。 AQ研修で指導にあたる私。研修生以上に真剣な表情です! サプライズに感動! 教官になった以上は、態度や立ち振る舞いにも気を付けなければなりません。研修生からすれば教官は教官なので、「1年目の教官だから」という甘えは一切許されません。そのため、堂々とした立ち振る舞いを心掛けたり言葉遣いに気をつけたりしながら、“一生懸命”に研修生以上に“全力”で励むことを心掛けた結果、少しずつですが研修生から信頼を得ることができました。 そして、AQ修了式の日の朝、最後の日朝点呼の際には、研修生から教官へサプライズが用意されていました。貴重な休務日に研修生みんなで書いたという、寄せ書きTシャツをいただいたのです。さすがに、これには感動しました。 最後に待っていたサプライズ。新米教官はとても感動しました 今回、私が指導を担当した研修生は85名でした。いま、彼らは現場に出ることへの期待と不安で胸が一杯になっていると思います。私も昨年は同じ気持ちでしたが、当時の教官から熱心な指導を受けたので、現場に出てからも数々の困難を乗り切ることができました。私が昨年に教官から受けた情熱を、今度は彼らに注ぎ込んだつもりです。待ち受けているであろうさまざまな困難を、彼らが1つずつ乗り越えていってくれることを切に願っている今日この頃です。 胴上げもしてもらいました。みんな、今度は全国指導者会で会いましょう! |