平成24年10月28日(日)、東京都世田谷区にある羽根木公園で開催された「どんぐり探検会」に参加してきました
このイベントは
グリーンライン下北沢主催で、小田急線の地下化工事により、東北沢〜下北沢〜世田谷代田の路線跡地にできる公園に植える苗木を育てようと取り組んでいるものです。(協力:世田谷に植え隊)
地元のどんぐりから育てた苗木をみんなで植えることを夢見て、実現に向けて世田谷区に働きかけをしています。
(グリーンライン下北沢の関橋さん説明)
あいにくの雨模様でしたが、40名弱の参加者が集まり、落ちているどんぐりを拾ったり、公園内の樹木を観察したりしました
観察会の講師を務めてくださったのは、
(公財)地球環境戦略研究機関国際生態学センター研究員の矢ヶ崎朋樹先生です
(話上手で、参加者の質問に何でも答えてくれるすごい先生)
雨が強く降ってきたので、自然の傘を提供してくれるスダジイの木の下へ!
(スダジイのおかげで傘をささなくても大丈夫)
「スダジイのどんぐりは、生で食べてもフライパンで炒って食べてもおいしいよ」「スダジイの木はシイタケを育てる原木として使われるんだ」「樹皮はシワシワなのが特徴」「タンニンという成分を含んでいて病気にならないようにしているよ」など、木を身近に感じられるエピソードをたくさん教えてくれました。スダジイは私達の暮らしに密着しているもののようです。
(フリップボードでわかりやすく説明)
(地面に落ちているどんぐり)
(雨にも負けずに一生懸命どんぐりを拾い集める参加者)
公園内には、世田谷の木であるケヤキもありました。
ケヤキは高さが20m以上になる落葉高木です。実を枝葉ごと落下させるというおもしろい特徴があります。葉っぱのつき方によって、ヘリコプターのように回転したり、グライダーのように飛んでいったりします。遠くに種を運ぶためのケヤキの戦略なんですって!
夏は葉が生茂って日がけをつくってくれて、冬は落下して日当たりを良くしてくれるので、ケヤキは街路樹として人気があります。
(葉っぱの根元についている黒胡椒みたいなのが実です)
(団扇のように枝を広げる特徴があります)
(樹皮がウロコ状にはげていきます)
観察会の後は、いよいよ、どんぐりの蒔きつけです
(ポットに土を入れて・・・)
(拾ったどんぐりを水に入れて、沈んだものだけを蒔き付けていきます)
(自然にどんぐりが落ちているように、どんぐりは横に置きます)
(ほっこら土をかけた後、乾燥防止にワラをかけます)
(たっぷりお水をあげたら出来上がり!)
(愛情込めて蒔き付けます
)
(「おっきくおっきく、なぁれ〜」と一生懸命に祈る親子
)
(みんなで、世田谷に植える苗木を育てるぞ〜
)
少し寒かったけれど、とても楽しい時間でした。自分で拾ったどんぐりを蒔き付けて、おうちに持って帰り、それぞれで育てていきます。