福井県勝山市の活動(7) 「手作りの“ドングリ仮面”が大人気」!? [2014年12月19日(Fri)]
勝山市では、地元の3小学校の子供たちを対象に、平成24年度に“どんぐり拾い”と“どんぐりの蒔き付け”を実施。そして、今年の10月29日(水)に、自分達で育てたどんぐりの苗による“植樹祭”が行われました。(11月13日付ブログ掲載済) この“植樹祭”で、勝山市B&G海洋センターのスタッフによる手作りの“ドングリ仮面”が子供たちに大人気となりましたので、ご紹介しましょう!! この“ドングリ仮面”を作ったきっかけについて、海洋センターの 池田 芳成 所長(生涯学習・スポーツ課長)は、「2年間に自分たちの手で植えたドングリを思い出すことで、子供たちの気を引き、植樹について興味を持ってもらいたいと思ったため」と話しています。そして、“ドングリ仮面”だけでは少し寂しい気がしたので、“クマ出没注意仮面”も一緒に作ったとのことでした。 秋にかけて勝山市では、クマの目撃情報が頻繁に寄せられ、市民に注意を喚起する状況が続いていました。そういった経緯もあって、「小学生たちにクマへの警戒心をさらに強く持ってもらうとともに、ドングリの木を植樹することでドングリがクマの食糧となり、クマが人里へ降りてくるのを防ぐことができる」ということを知ってもらいたかったそうです。 植樹祭で、池田 所長と指導スタッフ2名が“ドングリ仮面”と“クマ出没注意仮面”をかぶって登場すると、子供たちに様々な反応が見られたとのことです。何よりも指導スタッフに親近感がわいたようで、ドングリやクマについてたくさんの質問を投げかけて来るなど、子供たちの活動が積極的になったそうです。 子供たちにとっても“植樹作業”で体を動かしながら、“ドングリとクマの仮面”を目に焼き付けることで記憶に残る思いで深い活動になったようです。 池田 所長さんは、最後に「子供たちが力を合わせて育てた苗木が一つ一つ丁寧に植えられていたこと、また、ほかの小学校と交流が深められ、子供たちのたくさんの笑顔も見られて本当に良かった」と感想を話してくれました。 池田 所長さんのちょっとしたアイデアで、子供たちのドングリや植樹に関する興味が高まり、和気あいあいとした楽しい活動になったようですね!! “植樹事業”を導入されている他の海洋センターの皆さんも、ぜひ参考にしたいただきたいと思います。 勝山市B&G海洋センターの 池田 芳成 所長 手作りの“ドングリ仮面”をかぶった 池田 所長 子供たちも親近感がわいて、いろいろな質問が投げかけられました 生涯学習・スポーツ課所属の “ドングリ仮面”をかぶった 笹木 里司 さん と “クマ出没注意仮面”をかぶった三觜 賢 さんも子供たちに大好評!?でした みんなで和気あいあいと楽しい活動になりました |