福井県勝山市の活動(6)植樹予定地の見学 [2014年03月31日(Mon)]
植樹予定地の見学 〜 スノーシューハイク 〜 福井県勝山市では平成24年度に植樹教育事業を導入し、地元3小学校で“どんぐり拾い”と“どんぐりの蒔きつけ”を実施。蒔きつけられたどんぐりは、小学校や児童館など4箇所に置かれ、子供たちの手で大切に育ててきました。 蒔きつけから半年後の平成25年6月に行った“どんぐりの生育調査”では、4箇所の平均の発芽率が約8割と順調に成長し、今年(平成26年度)は待ちに待った“どんぐり”の植樹の年になります。 今回の活動は、植樹を予定している場所を子供たちと一緒に見学しながら、周辺の樹木の植生調査を兼ねたものです。植樹予定地の「浄土寺川」上流は、5月頃まで雪が残っているため、スノーシューを履いて実施しました。これまでスノーシューを履いたことがない児童がほとんどで、初めての体験に笑顔を見せていました。 植樹予定地までの途中では、外部講師の福井県自然観察指導員の小林則夫氏が子供たちに周辺の植物の説明や動物の足跡やフンの説明などをしながら散策しました。また、植樹予定地では、佐藤義行B&G植樹リーダーが子供たちに紙芝居を見せながら、時々クイズなども交えて楽しく植樹の仕方を勉強しました。 @この日は天気も良く、絶好のハイキング日和となりました。林道の入り口でシノーシューを履いて出発です A植樹予定地までは徒歩で1時間ほどの道のりです。履き慣れないスノーシューの扱いに戸惑いながらも、みんなで一列になって目的地を目指します B「“翼果”というヤマノイモの実は“天狗の鼻”とも呼ばれていて、なめて鼻の頭につけるとぴったりと張り付きます」と指導員の先生が教えてくれました。みんなで実を貼り付けて変顔ポーズ! C植樹予定地前で記念写真。ほかの場所よりも日当たりがいいせいか、ところどころ雪が融けて土が見えています。秋にはこの場所でドングリの苗の植樹を行います D佐藤B&G植樹リーダーが紙芝居で植樹のやりかたを教えてくれました。植樹のクイズはなかなか難しいけど、指導員の先生はさすがの全問正解!。秋の植樹祭までには、みんなもっと植樹のことに精しくなろうね (参加者の感想) ➤雪の上を歩くのは疲れたけど、ドングリを植える場所を見られてよかった。秋に植える 時も絶対に参加したい ➤この場所に来れたことが楽しかった。スノーシューも初めてやったけどおもしろかった ➤秋にドングリを植えるときは、他のお友だちも一緒に参加したい (運営者の感想) 対象児童全員にチラシを配付して募集を行ったが、小学校が春休みということもあり、参 加者が非常に少ない結果となった。見学会自体は楽しんでもらえたので、今後、募集の時 期や方法などを検討したい。 開催3日前に外部講師と現地の下見を行い、周囲の植物や動物の痕跡などを確認し、当日 の説明に加えてもらうよう依頼した。B&G財団から配付された植樹事業のDVDから作成 した紙芝居は参加者に好評だった。 <チラシを作成し配付> |